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不正大麻・けしの発見・除去にご協力ください
大麻草や違法なけしは、大麻やあへんの原料となることから、これらの所持・栽培などは法により厳しく規制されています。
(目次)
1 大麻の見分け方・見つけた場合
2 違法なけしの見分け方・見つけた場合
1 大麻の見分け方・見つけた場合
大麻は、春から夏にかけて育成し、成長が早く、大きいものは草丈が3mにもなります。
よく成長した茎は太くまっすぐに立ち、浅い縦すじが通っています。
葉は、細長い柄の先に、3~9枚(通常は奇数)の小葉が集まって、手のひらのような形になっています。
葉全体の大きさは10~20cmです。
花は夏に咲き、雄花と雌花が別々の株につきます。
大麻を見つけた場合
→下記お問合せ先(環境衛生課医務・薬務担当)に連絡してください。
2 違法なけしの見分け方・見つけた場合
けしは4月から6月ごろに開花します。
けしの中には麻薬成分を含むため、栽培が禁止されている種類があります。
1.ケシ(ソムニフェルム種)
一重咲きの花は、花びら4枚で、色は赤、桃、紫、白などがあります。
また、多数の花びらがついた八重咲きの花もあります。
開花期の草丈は、100~160cmです。
葉、茎、つぼみなどの外観は、キャベツの葉のような白味を帯びた緑色をしています。
葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。
葉の長さは10~50cm、幅は5~20cmです。
2.アツミゲシ(セティゲルム種)
花は、花びら4枚で、色は薄紫や赤があります。
開花期の草丈は50~100cmです。
葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。
花、葉、果実はソムニフェルム種よりも小形です。
3.ハカマオニゲシ
初夏に、径9~12cmの鮮やかな深紅の大きな花を咲かせます。
花びらは4~6枚で、基部に黒紫の鮮明な斑点があります。
花びらのすぐ真下に4~6枚のハカマ(苞葉)があります。
草丈は60~100cmで、葉や茎全体が白く硬い毛で覆われています。
葉は濃緑色で、鳥の羽のような形に深く切れ込んでいます。
- 自宅の庭や畑などで違法なけしを見つけた場合
→けしを抜き取り、種が落ちないよう袋などに入れて可燃ごみとして処分してください。 - 自分の土地以外で違法なけしを見つけた場合
→その土地の管理者か下記お問合せ先(環境衛生課医務・薬務担当)に連絡してください。
参考資料
- 大麻・けしの見分け方(令和3年度版)<外部リンク>