広島湾七大海の幸について
1 概要
全国有数のカキの養殖場として有名な広島湾は、カキ筏の周辺に魚の餌となるエビやゴカイなどが多く存在することから、魚にとって恵まれた環境であると言われています。
また、太田川から流入する栄養により、植物プランクトンが多く存在することから、二枚貝にとっても恵まれた環境であるとも言えます。
この広島湾で獲れる代表的な魚介類7種(メバル、コイワシ、オニオコゼ、アサリ、クロダイ、カキ、アナゴ)をまとめて「広島湾七大海の幸」と称し、広島湾周辺市町(広島市、呉市、江田島市、廿日市市、大竹市、坂町)、市場関係者、漁協が協働し、豊かな里海で育った魅力ある食材として多くの人々にPRすることで、その消費拡大を目指しています。
2 広島湾七大海の幸に含まれる魚介類の特徴
メバル
特徴
広島を代表する小魚で、味が良く、煮付けにされることが多い。
大きく張り出した目がチャームポイントで、春が旬のため「春告げ魚」とも呼ばれています。
美味しい時期は、3月~6月
コイワシ
特徴
正式名称カタクチイワシ、広島ではコイワシと親しまれています。
コイワシは痛みやすく、煮干等に加工されますが、夏の広島では、朝獲れたコイワシが即流通するため、刺身で食べることができます。鮮度抜群!コイワシの刺身は、絶品です。
美味しい時期は、6月~8月
オニオコゼ
特徴
コワモテフェイスで背ビレ等に毒針をもつオニオコゼ。顔に似合わず、上品な白身の高級魚です。薄づくりは、フグにも劣らない食感と美味しさ。なんと肝まで食べられます。
近年、広島湾では、オニオコゼの漁獲量が増加しており、店頭で見かけるようになってきました。
美味しい時期は、10月~5月
アサリ
特徴
潮干狩りで定番のアサリは、近年、全国的に漁獲量が減少。
しかし、広島湾では、干潟を耕し、エイ等に食べられないように網を張るなど、漁業者の活動により漁獲量が回復傾向にあります。
みそ汁、酒蒸し、バター焼きなど調理のレパートリーは広く、多くの方に愛されています。
美味しい時期は、3月~5月、9月~11月
クロダイ
特徴
クロダイは、広島の漁獲量が全国3位。
旬である冬には「寒チヌ」と呼ばれ、身がプリプリになり、大変おいしくなります。特にカキ筏の下で獲れた物は絶品です。
低脂肪、高タンパク質で歯ごたえのある身は、和風にも洋風にも楽しめます。
美味しい時期は、10~3月
カキ
特徴
全国生産量の約6割が広島県産という、広島の冬の味覚の代名詞。
ビタミン群や鉄などのミネラルが豊富な上、プリっとした身で濃厚な味わいは、多くの観光客を魅了します。
美味しい時期は、12月~3月
アナゴ
特徴
広島湾のアナゴは、身が柔らかく、ふっくらとしているのが特徴。
豊富な餌を食べているものは、脂がのっており、お腹の色が黄色がかっています。アナゴだしで炊いたご飯に蒲焼を載せたアナゴ飯は絶大な人気です。
美味しい時期は、6、7月、10~2月
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