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寄生虫(アニサキス)

ページ番号:0000008156 更新日:2023年6月2日更新 印刷ページ表示

1 アニサキス症とは

アニサキスの特徴

アニサキスの写真 アニサキスは、主に海産の魚介類に寄生する寄生虫(線虫類)です。

 体長2~3cm位、半透明白色で、サバ、サンマ、サケ、アジ、イワシ、イカなどに寄生しています。

アニサキス症

 アニサキスが寄生した魚介類を生食することにより、アニサキスがヒトの胃や腸壁に侵入することで、腹痛などを発症します。通常幼虫1匹でも発症し、感染から約3週間で自然に消化管内から消失します。

胃アニサキス症 数時間後から十数時間後に、激しい腹痛、吐き気、嘔吐を呈する
腸アニサキス症 十数時間後以降に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状などを発症する
腸管外アニサキス症 まれに腸間膜や腹壁皮下などに移行し、肉芽腫を形成する。虫体寄生部位に応じた症状が現れる

 また、アニサキスを原因とする食物アレルギー事例も報告されています。

2 アニサキス食中毒

全国の食中毒発生状況

年別・月別の発生状況

年別の発生状況

 平成30年~令和4年は、原因物質が判明した食中毒の中で、アニサキスによる食中毒の事件数が最多でした。

 令和4年月別の発生状況(事件数) 

 アニサキスによる食中毒は、季節に関係なく、1年中発生しています

予防方法

  • アニサキスは加熱により死滅するため、中心部まで十分に加熱しましょう。(60℃で1分、70℃以上)
  • アニサキスは冷凍により死滅するので、-20℃で24時間以上冷凍しましょう。
  • 内臓に寄生しているアニサキスが、身の部分へ移動するのを防ぐために、早期に内臓を除去し、低温保存しましょう。
  • 魚介類の身や内臓に写真のような寄生虫が付いていた場合、アニサキスの可能性があります。目でよく見て確認・除去しましょう。
    ※内臓にアニサキスが多数いるときは、身の部分にも移動している可能性が高いため、刺身などには使用しないようにしましょう。内臓は生で食べないでください。

寄生虫

3 リンク

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このページに関するお問い合わせ先

健康福祉局 保健部 食品保健課
電話:082-241-7434、082-241-7437/Fax:082-241-2567

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