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西区にゆかりのあるスポーツチーム、及びその地元の皆様と西区長が区政車座談義を行いました。
区民の皆さんの「想い」や「願い」を区政の推進に生かすことを目的に区政車座談義を開催しています。
今回は、西区にゆかりの深い「アンジュヴィオレ広島(女子サッカー)」、「広島ドラゴンフライズ(男子バスケットボール)」、「広島メイプルレッズ(女子ハンドボール)」の三つのスポーツチームの方々、そしてその地元の社会福祉協議会等の方々と区長が話し合いました。
1 日時
平成29年3月14日(火曜日)10時~11時30分
2 場所
西区役所 2階区長応接室
3 テーマ
- プロスポーツによるまちのにぎわいづくり
- 子どもたちへのアプローチ
4 参加者
アンジュヴィオレ広島
広島ドラゴンフライズ
広島メイプルレッズ 各チーム2名
三篠地区、己斐学区、井口明神学区社会福祉協議会 各代表者または推薦のあった者5名
西区役所 西区長ほか3名
5 懇談内容
アンジュヴィオレ広島
- ユニタールの人材育成に協力してアフガニスタンの女子サッカーを招へいした。今回は、アフガニスタンの高校生世代を招へいすることにしている。
- 試合の前に小学生低学年に試合をしてもらっている。そうすれば親も来てもらえる。
- スポーツとカルチャーでまち起こしをしている。
- キッズアップをやっている。幼稚園や保育所を回って運動神経を鍛える取組を行っている。また、北別府元カープ選手と農園を展開している。子どもたちのスポーツ合宿で農業も体験する。中山間地域と都市部を連携して活性化すればと思い活動している。
三篠地区
地域を活性化させなければいけないという思いで女子サッカーチームを作った。街づくりの一環でできたチームである。横川をもっと活力のあるまちにしたい。
広島ドラゴンフライズ
- 「広島に、バスケでつながる風景を。」をスローガンにたて、地域密着・活性化を目指している。
- また、地域の活性化を図るためどのようなことをすれば良いかいろいろな角度から考えながら活動している。
- アルパーク、サンプラザへのペデストリアンデッキに西区役所で作成してもらった花とバスケットボールがコラボするパネルを掲示してもらい知名度があがってきたと思う。
- 西区民まつりにこの三つのスポーツチームが参加しイベントを行った。来年度以降も参加させてもらい、区民まつりの目玉になるようなイベントになればいいと思っている。
- 西区をホームタウンとしており、本年度は選手による一日西区長もやらせてもらった。西区民に一人一度でも関わってもらえるのが目標。
- 「バスケでつながる風景プロジェクト」の実現に向け、地域密着として学校訪問によるバスケクリニック、地域活性として子ども健全育成につながるプロジェクトなどを強化し、地域に溶け込んだクラブ運営にしたい。
- 西区内の小中学校で配る青少年健全育成のための新聞を発行する予定である。その中で地域で活躍している子どものスポーツチームなどを紹介して西区を盛り上げて行けたらと思う。
- 練習会場がないので工夫しながらやっている。夜間、中学校・高校の体育館を解放していただけないか。営利団体なのでハードルが高いと思うが、利用させてもらえれば選手と生徒のコミュニケーションが図られるし地域に密着できる。
- 選手の環境改善をするためには興業として成功していく必要がある。旧体制では興業というより競技会をやっていた。現在はバスケット以外のエンターテイメントを追及しながらやっており、子どもから年配の方まで見に来ていただけることを目指したい。
- まず、自分たちで地域に出ていきたい。西区はバスケットボールが盛んな地区であり、土壌があるので地域と連携して認知度を高めていきたい。そのためには何をすれば良いのか考えている。
- ゼロ回から1回、すなわち全く試合を見ていない人に試合を見にきてもらうことは非常にハードルが高い。1回から2回は我々が頑張っていくしかない。行政にはゼロ回の人に試合を見に来てもらえるようにお手伝いをお願いしたい。
井口明神地区
- 昨年、今年と前座試合の募集があり参加させてもらった。子どもたちは、選手とふれあえるし、選手と手をつないで入場もできるので喜ぶし、選手へのあこがれもある。試合後もサインしてもらったり写真を撮ってもらったりしてチームを身近に感じられると思う。
- 学校に選手の方が来てもらえれば子どもたちの励みの一つになる。
- 体育の授業に選手の方が来てもらうことも良いが、授業の5、6時間目を使ってPTCという親が参加する行事がある。体育の授業では子ども達だけが楽しむが、親も参加したいと思っている。親だけを対象とした行事には参加しにくいが、子どもを対象とした行事には親も子どもについていくので参加者が多くなり良いのではないか。
- 地域や学校の行事でスポーツチームに来てもらいたいと思っても敷居が高く、また連絡先も分からないので連絡できない。
広島メイプルレッズ
- 地域密着型のクラブでやっていかなければいけないと思ってはいるが、現状ではそこまでなっていない。
- 毎年、湧永製薬ハンドボール部と一緒にファン感謝デーを行っている。また、広島スーパージュニア選手育成プログラム、スポレク、広島平和国際マラソンなどにも参加している。
- 己斐学区の町民運動会、町民駅伝大会に参加しており、今後も地域密着型のクラブとしていろんなことに挑戦していきたい。
- メイプルレッズ主催で会社対抗というのをやっており、子ども以上に大人が喜んでやっている。今年はメイプルカップという中学生の大会をやろうと思っている。
- メイプルジュニアというハンドボール教室を週に2~3回やっている。また、市内の小学校を対象に年に5~6回、授業を行っている。
- 日本リーグは男子、女子とも9チームであるが、それぞれジュニアチームを持てと言われている。試合前に練習試合をやったり、エスコートキッズなどにより子どもたちへのアピールを行っている。
- 西区にはドッジボールが強い学校がある。ハンドボールはドッジボールと共通点があるのでリーグ開催の時に来てもらい、試合前に予選を行い、ハーフタイムで決勝を行っている。ドッジボールをやる子にハンドボールを体験してもらい中学生以降の受け皿として紹介している。
- 選手は全員、己斐地区に住んでおり西区に愛着があるので近くに試合や練習ができる施設があれば良いと思う。
- 地域や学校の方と本日参加している三つのスポーツチームをつなぐ共通の窓口を区役所に設けたらどうか。そうすれば授業や地域行事に参加しやすくなると思う。
己斐地区
- 己斐地区に寮があり、社会福祉協議会の行事にも参加してもらっている。せっかく己斐地区にクラブチームがあるのに小・中学校にハンドボールクラブが少ない。ハンドボールをもっと底辺に広げてほしい。
- 試合の無い日の放課後、選手に小学校や中学校に来てコーチしてもらえればハンドボールの素晴らしが分かり、ハンドボールのクラブができるのではないかと思う。
- 地元では、メイプルレッズに優勝してもらい、己斐の町をパレードしてもらいたいと思っている。地域起こしになるし、注目してもらえると思う。
- ハンドボールでは40メートル×20メートルの広さが必要であるが、西区スポーツセンターはそういう規格でつくられていない。そういう施設をずっと置いておくのではなく新たな施設を作る努力をしていただきたい。せっかく西区にホームタウンがあっても試合は中区や東区まで見にいく必要がある。
区役所
- 西区民まつりで西区にゆかりのある三つのスポーツチームの選手の方々に来ていただき、スポーツ体験を行った。また、新年度には、スタンプラリーを計画している。
- 区役所1階のロビーで選手のユニホームの展示、モニターでの放映を行った。
- 先ほど広島ドラゴンフライズさんから紹介のあったペデストリアンデッキでのパネル展示や一日西区長などの取組を行った。
- 新年度から、それぞれのチームのシーズン入りに合わせ、市民と市政の西区版に特集記事を掲載することにしている。
- バスケットボールやハンドボールはサッカーほどの認知度はないと思うが、実際に観戦すると迫力がすごい。区としては、素晴らしさを体験していただくために区民にお知らせをするという取組を一生懸命やりたい。
- 具体的には、市の持つ広報媒体を活用して、学校訪問のお知らせや各競技の素晴らしさを体感していただくようPRしていきたい。
- 新たな施設の要望があったが時間がかかると思う。当面は、既存の施設が活用できるよう知恵を出していきたい。
- ご提案のあった、地域や学校とスポーツチームをつなぐ共通の窓口を区が担いたい。
- 本日は、スポーツチームと連携して地域を活性化しようということであるが、キーワードは各競技の良さをもっと区民に知ってもらうということだと思う。そのためには子どもたちとの関わりをもっと深めることが大切である。そのためのいろいろな知恵、御意見を本日いただいた。本日、いただいた御意見等を西区のまちづくりに生かしていきたい。
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西区役所 市民部 区政調整課
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