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ページ番号:0000008427更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2018年3月22日「市政車座談義」の開催結果

概要

 「自助」・「共助」による地域づくりをテーマに、地域において高齢者の介護予防や高齢者に働く場をつくる取組などを積極的に行っている方々に御参加いただき、合人社ウェンディひと・まちプラザで市政車座談義を開催しました。

 市長は、「地域で安心して生活できるようにするためには、少子高齢化やコミュニティの希薄化などの課題を乗り越えるための仕掛けを再構築することが重要です。自助、共助、公助を適切に組み合わせた支援体制を構築し、『支える側』と『支えられる側』という二分論にとどまらず、お互いに支え合うまちづくりを進めたいと考えています。」と述べるなど、参加者と積極的な意見交換を行いました。

車座談義の様子

結果

1 日時

平成30年(2018年)3月22日(木曜日)15時00分~17時00分

2 開催場所

合人社ウェンディひと・まちプラザ マルチメディアスタジオ(北棟6階)

3 参加者

5名(※敬称略)

  • 毘沙門台ふれあいセンター絆事務局長 林 裕
  • アリスの会代表 吉田 和代
  • 福田観音原福寿会会長 児玉 吾郎
  • ひねもすようこそ代表 池岡 洋子
  • 畑賀あんしんネットワーク運営委員会会長 中島 幸子

4 テーマ

「自助」・「共助」による地域づくりの推進

5 傍聴者

11名

6 会議次第

  • 市長あいさつ
  • 参加者からの取組紹介及び意見・提案
  • 意見交換

7 発言内容

司会(高齢福祉課長)

ただ今から、市政車座談義を開会いたします。

私は、本日の司会を担当する健康福祉局高齢福祉課長の末政です。どうぞよろしくお願いいたします。

今回は、「自助」・「共助」による地域づくりの推進をテーマに、地域で高齢者の介護予防の取り組みや高齢者に働く場を創出する取り組みなどを積極的に行っておられる団体の皆さんと市長とで、意見を交わしていただきます。

それでは、最初に、本日御参加の皆さんを配席順に御紹介いたします。

なお、この後、皆さんから各団体の活動状況などを順番に御発言いただきますので、この場は団体の役職とお名前のみの御紹介とさせていただきます。

まず、毘沙門台ふれあいセンター絆事務局長の林裕様です。

次に、アリスの会代表の吉田和代様です。

次に、福田観音原福寿会会長の児玉吾郎様です。

次に、ひねもすようこそ代表の池岡洋子様です。

最後に、畑賀あんしんネットワーク運営委員会会長の中島幸子様です。

それでは、開会に当たりまして、市長から御挨拶を申し上げます。

市長

今日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

皆さん方には、日頃から地域の実情に応じた特色のある活動に、それぞれ熱心に取り組んでいただいておられまして、福祉を核にした地域づくりに、格段の御協力をいただいておりますことに、まずもって感謝します。

御存じのように、少子高齢化とか一人暮らしの世帯が増え、そのコミュティが希薄化する等々、日常生活の中で不便な面が増えてきている状況を踏まえると、地域で安心して生活できるようにするためには、少子高齢化やコミュニティの希薄化などの課題を乗り越えるための仕掛けを再構築することが、これからとても重要であると思っていますし、既にこうした課題に取り組んでおられる皆さんの力を工夫しながら、問題解消に向けてどう修練させるかという問題意識でおります。

その中で、実は2年前に広島型の福祉ビジョンをつくりまして、広島固有で全国的に起こっている問題などを何とか解決したいと方向性は出していますが、その際具体的な方向は、まずもって問題意識があって、行政は「こんな問題ありますよ」と言っても、地域の方が主体的に「そうだな。こういう問題解決しようじゃないか」という取り組みがなければ叶わないという問題意識と言いますか、いろいろありました。

同時に、やろうと言ったときに各取り組み、どういうことを基本にしたらいいだろうか、やっていただいていることをもう1回客観視しまして、これを中心だなということをもう一遍炙り出すことをやった方がいいだろういうことで、まず助け合いですから、自助、共助、公助、この組み合わせがどうなっているだろうか、うまく働いてるだろうかと。いろいろな取り組みをしてあげたいけれども、最終的に物事がうまくいかないと、すぐ公助と言いますか、税金を使って国とか市が何かすればいいじゃないかと、それが一番手っ取り早いという思いになるかもしれません。でも、国全体が傷んでるときに、皆さんからいただく税金を、もう一遍戻すことだけやってしまったのでは、事態は解決していないんですね。ミクロでは解決しても全体から見たとき、かえって問題の拡散を生むということで。

そうすると、もう1つ手前のレベル、共助と言いますか、地域ごとの特色を踏まえた助け合いという発想で、もう少し物事を深められないか。当然自助もやっていただきながら、自助の前の、いつも支えられる側で考える、或いは支える側で考える。自分自身が歳の経過とともに、支える側から最終的に支えられる側になる。どこまで頑張って、立場変わるときにどうした方がいいかという二分論ではなくて、自分が両方を経過する人間としてどう考えるかという視点で取り組んでいくことが、もしできれば、本当にお互いに支え合う「まち」づくりができるんじゃないかな、そんな思いでおります。

今日のこのやり取りも、地域の実情の中で生活支援、そういった見守り、いろいろですね。元々は家庭内でやっていた仕事が、アウトソーシングという家庭外に持ち出さなきゃいけない。しかし、家庭内でやっていることを変わりなくやっていくためには、どういう取り組みがいるかということをしっかり勉強して、それを深める中でそれぞれの取り組みをさらに充実、強化することができないかなという思いで開かせていただいております。そういう意味で、この会議の中で、今までの実績と言いますか、取り組みの中で良いところ、悪いところを御紹介いただいて、より良いものにするというための議論になることを願いまして、冒頭の挨拶といたします。どうかよろしくお願いします。

司会

ありがとうございました。

それでは、本日の談義の進め方を御説明いたします。まず、御参加の皆さんから、配席順に取り組まれていることを御紹介いただき、併せて、テーマの実現に向けた御意見や御提案を賜りたいと思います。御発言は、それぞれ概ね10分程度でお願いいたします。

御発言終了後、皆さんの御発言を踏まえ、市長からコメントをさせていただきます。

その後、市長と皆さんで意見交換をしていただきたいと思います。

終了時刻は、5時を予定しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、最初に、毘沙門台ふれあいセンター絆事務局長の林様から、よろしくお願いいたします。

参加団体(者)の取組紹介及び意見・提案

毘沙門台ふれあいセンター絆事務局長

毘沙門台の林でございます。よろしくお願いします。

現在、毘沙門台では、福祉のまちづくりプランの第2次の策定作業に取り掛かっておりまして、世帯等データを10年前と比較してみますと、2,578世帯の6,800人が、10年を経過してどうなったかというと、世帯は2,772世帯と約200世帯が増加し、人口は僅かに55人の増加でございます。10年前は23.7%であった高齢化率が34%になり、高齢化が進行しているというのが実態でございます。

こうした中で、私たちは常日頃、住民同士のつながりを最優先に意識をして取り組んでおります。住民同士のつながりというだけではなく、例えば構成する団体とのつながりをどうするか、地域の資源とどう関わり合いを持つか。それから、自分たちでやれること以外にも、「災害」というキーワードで見ると、自分たちで解決できることは、当然努力して解決しないといけませんけれども、隣接する学区とどういう連携が取れるかということで、合同の自主防災会の訓練をやったりしております。

市長さんにも御無理をお願いをいたしました。毘沙門台の地域に核となる交流施設がほしいということで、新聞に施設(旧消防職員待機住宅)を解体する設計予算が市議会で通ったという記事が載りまして、何とか活用できないかという思いで、聞いていただく場を設けていただいたわけでございます。利用の延べ人数は、29年度の2月末までで9,347名の方がここで交流していただいています。月平均すると850人の皆さんが、ここに集い交流する中で、お互いが顔を知っているだけじゃなくて名前が知れる、お互いの価値観を共有する、つながりが生まれる、支え合いにつなぐというプロセスで、随分新しいつながりが誕生してまいりました。こうしたことが、地域にとっては非常に大事な視点だと思って、これは、常に追い求めていこうと考えています。

高齢化に伴って介護を必要とする人、認知症の方も増加してくる中で、29年度に市の助成措置が発表になったとき、社協として認知症管理に取り組ませてほしいという思いで、無謀にも地域の中でどなたが認知症の方かわかりませんという中で、手を挙げさせていただきました。成果を出すためにどういう取り組みをするかを考えたときに、専門的な知識を持った人が世話してくれたらいいよねということに気づきまして、「看護師経験のある方いらっしゃいませんか」と問いかけをしたところ、勇気ある方が手を挙げてくださいました。看護師の皆さんは、OBの方がネットワークを緻密に持っておられて、現在は12名がオレンジカフェの運営をされています。やはり素人が対応するのと全く違いますね。まず、顔色を見ることから始まって、気がかりなこと、何か心配事はないかというつなぎを、随分やってくださっています。看護師の皆さんですから、始まる前にはカンファレンス、終わった後は気づきのミーティングをされる。次回への申し送りもされて、非常に組織立った運営、今日もやってきましたが、非常に喜ばれるという形に育っております。

それと同時に、モーニングサービスを始めました。いろいろな交流の中でお一人暮らしの方が、「日曜日とか土曜日は、自分一人で食べるのに料理して食べるのは億劫だから、食事を抜かすのよ」というような言葉をふと漏らされました。それでは、何か我々でお手伝いできることはないかということで、それもサロンにしようと土曜カフェにつなぎました。今では外国人の御夫婦も参加されるようになり、非常にありがたいことでございます。敷地が結構あるものですから、そこで使う食材も自給自足で賄って、新鮮なものを召し上がってもらうということにつなげております。

現在、ふれあいセンターでは13のメニューが走っておりまして、これも定着してまいりました。地域には隠れた才能を持つ方がたくさんいらっしゃり、知識もある、経験もある、技術もある、見識もある方がたくさんいらっしゃるけれども、我々がそれにどう気づくかということが非常に大事で、「そば打ちの経験あるので」と聞いたら、「是非、ここでそば打ちをしませんか」とお誘いしたり、ギターなど音楽をやってるメンズサロンの仲間3人は、歌声サロンというメニューにつないで。歌声サロンは、会場に入りきらないぐらいの盛況で、月に1回だったのが2回の開催になっています。

それと同時に、お世話する方の我々がどういうスタンスで住民に接するかというときに、やはり役員がスキルアップしていかないといけないことに気がつきました。地域コミュニティ講座は、もう15年間積み上げてまいりました講座ですけれども、認知症の方にどう接するかということで、認知症カフェを始めると同時に、地域の役員の人に参加してもらい、大学の先生を呼んで4回コースでサポーターづくりに取り組みまして50人ぐらいが増えてまいりました。

こうした地道なことで、気づきが気づきに終わらないで、何とかどこにつないだら負担が軽くなるのか、どういうふうなお手伝いをすれば安心していただけるのかということにつながっていくということで、ただ単に派手な行事をすることだけが目的ではなく、常にそういう意識を持った取り組みが必要だなということを、今振り返って思っております。それが地域力、住民力につながるんだろうと考えております。基本的には、人と人とのつながりを信頼関係にどういうふうにつなぐか、絆にどういうふうにしたらつないでいけるのかということを、あらゆる機会にアプローチしております。

一番最初に私が関わったのは、敬老会のあり方の改革でございます。多くの方が参加してくれますけれども、祝辞を聞いて演技を楽しんでお弁当を楽しんで帰られるだけ。大人数200人近い人が参加するのに、常日頃接している人の隣に座ってるだけで、もったいない話だということで、賀寿ごとにメンバーを編成して、コーディネーターをつけて、自己紹介から始めようと。団地は御承知のように地縁の人はいないわけです。どこから来たっていうことから始まるんですけど。目の色が変わったのは、同郷の人がたまたまいた。急速に距離が縮まりました。それと学校ですね。出身校の話になると目が輝いて、修学旅行はどうだった、学校は何キロくらい歩いて通ったと、すごく話が弾みました。それで、お互いに助け合わないといけないよねってことにつながってきて、そういうことがベースになって非常に活性化してきたことを応用して、必ずそこに集ったら茶話会をして、お互いが話し合って信頼関係で結び付けようと取り組んでまいりました。

それと、広島市のいきいき活動ポイントがスタートいたしました。これで新たに3つの効果というのを我々感じております。元々、毘沙門台は健康意識の高まりもあって、いきいき百歳体操は会場に入りきらないぐらいの大盛況でございます。それと、2点目は清掃ですね。街角の清掃に参加することで、町もきれいになって男性も出てくるという効果が生まれます。世話する方は大変だという御言葉をよく聞きますけれども、印鑑を押すときが非常にチャンスだと私は捉えてまして、自分のところと異なった判こが押してあると、「これどこに参加してるの、どういう行事だったの」というふうなことを聞きます。そうすると、我々がやってないことを次に企画して、メニューに加えようかというヒントが必ず生まれます。人と人とが顔を合わせて話をすることからつながりが生まれると思っていますので、そこら辺りのことを端的に掘り起こしていきたいと注力しております。

それから、介護が必要ない、或いは治療が必要ない元気な高齢者をどうつくるかということが基本です。したがって、健康づくりをどういうふうに実現するか。街区公園には子供の遊具しかございませんでしたので、高齢者の遊具を設置しませんかと、区役所に提案させていただきました。前年度4カ所の整備をさせていただいて、非常に喜ばれて、さらに9カ所ございますものですから、今年度の事業で是非9カ所を設置していただきたい。9カ所巡り歩くと、短い距離のように思いますけれども、1.8キロぐらい歩いて移動するわけですね。会話しながら移動しながら異なった健康遊具を活用することで、非常に元気になる高齢者の方が増えていったというのが実態でございます。

そういったことで、地域デビューをさせることと、認知症の治療をできるわけじゃない、介護に必要な治療をできるわけじゃないので、我々はそれを必要としないまちを実現するんだということに重きを置いて、まちづくりに取り組んでるのが現状でございます。

以上です。

司会

ありがとうございました。

それでは、市長からコメントをお願いします。

市長

今のお話しをお聞きしまして、高齢者の方が増えて、世帯は増えているけども人口増がそれほどでもないというのは、一人世帯の増加が著しいということ。そういうベースの分析がありましてね。そして、言われたとおり問題意識に沿って、共助の精神での取り組みが進んでいると受け止めました。

その中で、消防職員の待機住宅をうまく活かしていただいているということで、素晴らしいなという思いで聞いておりましたし、それをきっかけにいろいろな取り組みのチャンス、機会を設けることを工夫しておられると感じました。こうした状況が5年10年ずっと続くんですね。だから、そのチャンスを活かした取り組みが始まった。これをどう継続するかという、次のステージに問題が移りつつあるのではないかなという思いはいたします。

その際に、継続する仕掛けについても、共助の精神を活かしたシステムを地域ごとで発展できないかなと思ってましてね。例えば、いろいろな形で高齢者の方が介護にならずに予防することに参加する。一個人の生活で皆と付き合って、あそこに行って楽しくやるのに出ていかないといけないとか、1週間毎日出るようにしたら、家の掃除とか家事など、両方やれと言われても大変じゃないですか。ちょっとした家の修繕とか何かあっても、どっちに行こうかと。こっちやってたら皆のところに行けないしというときに、今言った皆が出て活動するという事業と同時に、一部個々人の家庭生活の不便さを救うための活動というのを少しずつ成長させてもらえないかと思うんですね。そして、その個々の家事、家庭内の不便さを自分自身で大変だから、そこで助けてもらう。助けてもらうときに、健康づくりとか皆と一緒になることを積極的にやってる人には、周りの人が積極的にその人をよく来たと助けてあげる。家の手間かける時間がないだろうから、私たちも一緒にと。

例えば、そういうふうに皆が考えるような風土をつくること、もし可能ならそれを、私はポイント事業のような仕掛けでやってもらえないかと思うんですね。今のポイント事業は、行政との関係で頑張ったら御褒美があるということで一応仕掛けましたけど、このポイントの仕掛けを使いながら、同じポイントでも自分らが加算していって、地域のために頑張ることをうんとやってる人は、その人個人を助ける事業もやったり、こっちでたくさん取ってる人から、それなら、グループになって、そこの庭掃除に行ってあげようとか、ちょっと修繕を助けてあげようとかいうことをやるぐらい、地域ごとで全体のための予防事業と個々の人のお困り救済事業というのを両方つくってもらえないかと。

そして、そこで評価してあげて。これは何になるかというと地域通貨になるんですよ。お金を介在しなくても自分はこっちで普通だったらお金払って、シルバーに来てやってもらわないといけないようなことをグループの中でやってもらう、ありがたかったと。今度は私が代わってあの人のところに行ってあげようとかいうふうにやればですよ、現金化することなくポイントということで、それぞれのサービスの対価をお互いに見ながらやると。その中で得意な人がいてね、自分はこういうふうにやると褒められたから、これであちこち行って頑張ろうと。それ自身また参加になるから増やしてあげようとかいうことになればと。それで、そのきっかけとして今健康づくりでいくらかやるといくらか足してるということでしょ。だから、それも当然補助機関として続けるようにしたいと思いますしね。

そんな中で、どうしても現金化しないといけない場合は、皆さんにもらうフルに集めて1万円のうち、1,000円でも500円でも、皆で使う共同事業に出そうじゃないかと我が地域の中でやって、これを外との世界で現金化するとかいうふうにして。それがどうしても足りなければ、いよいよ最後に、今1万円だけどいろいろな事業も出るから、行政に対して1万1,000円とか2,000円に増やしてくれないかということもあっていいと思うんですよ。

そして、その地域内でのポイント事業をどんどんやりながら、その補強をすると。そうしたら、この地域内での町内会の活動としての部分は外との業者と何かやらないといかんからだめやと、これはポイントが効かんから現金でやる。中でやるときにポイントで、そのサービスの対価やと。外とやるときにはやると。そして個人のポケットマネーもあるし、皆のためにもなるというようなことをもし目指せば、今言われてるようなことは相当何て言いますか、何となく絵図面ができるんじゃないかと。

そして、もう1つは体育用具とか公園の施設なども、今までは公園は皆のために使わないといけないから、変な物置いたらいかんとかややこしく言ってるけども、地域でルール化して、こういうふうに使うから、最低限ここの施設は自分達がちゃんと維持管理するから、行政で出してくれないかと。維持管理は、例えば自分達が使うときに1回100円でも200円でも出して、自分達が管理して、その中で維持費を出しますとか。外との関係がないときは、そのポイントで出してそれを現金化でもいいですよというふうにして、単なる無償で物事をやるということだと長続きしないから。貨幣経済とまでいかないけども、地域通貨のような貯めて交換ができるルールを作ってやっていくとどうでしょう。人が変わってもいけるんじゃないかなというような思いがありましてね。そういうところに、一歩でも足をかけてやっていただくと、もう少し展開が違うかなと。

そういうことを、我が方の組織に各区で地域支え課をつくったりして、まず東区から全区に広げて、1つ相談受けたらいろいろな支援がいるかどうか相談できるような体制に少しずつ持っていこうと思うんですよ。今はどちらかというと縦割りですからね。皆さんも、これはどこの所管課だからどこに行かないといけないってややこしいでしょ。それをやるだけで時間がかかって、アイデアがまとまるまでに時間の浪費になりますから。そういうことも、少し改善するような取り組みをしていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。

司会

ありがとうございました。

続きまして、アリスの会代表の吉田様、よろしくお願いいたします。

アリスの会代表

佐伯区の屋代1丁目緑ヶ丘町内会で、いきいき百歳体操のアリスという体操のグループをやっております、吉田です。

屋代1丁目緑ヶ丘町内会の特徴というのは、この広島市でほぼ最初にできた団地ですので、三菱を母体にしてるんですけど、高齢化がひどいということですね。当初、三菱の町内会のために会館を建てたんですけれど、それが老朽化のままで大変なことになってるという現状があります。それで、何かしようとアリスを立ち上げましたが、立ち上げる前に私が考えたことは、モチベーションをどこに置いてもらうかということなんですね。健康というと自分のため、若しくは、私がスタートしましたので、私のために会に来るという、最初そういう方の発言もありました。ですから、来れないときには私にものすごく「ごめんなさい」って言われるんですが、それではモチベーションとして低いと思っております。そして、もちろん自分のためですけれども、自分が倒れた後、子供と孫の世代の生活を壊してしまうということに着目していただいて。自分のためだけですと高齢の方は、「もうここまで生きたからいつ死んでもいい」というような発言をするんですが、人間そんなにすぐは死ねませんから。結局下の世代の生活を壊すということを、いろいろな機会に提示して自覚していただいております。ですから、お休みするときには私に謝る必要はありません、自分のためなんですから自分の予定を優先していただいて、自分のためにまた来てねと言っています。そして、そのモチベーションなんですけれども、やはり医療費削減になりますから、高齢者が元気でいるということは、国家的な経済、医療費を削減できるということを常に皆さんの注目を浴びるように、時々言っております。

そして、会の運営なんですけれども、アリスという名前は不思議の国のアリスから取っております。その中に、赤の女王様という凄く自己中な女王様がいるんですけれども、当初4カ月、私は赤の女王になって、すべて私の一存で決めておりました。去年の1月からは自主的に運営するということで、トランプのハート、ダイヤ、クローバー、スペード、各4つのグループに分かれて、各女王様を決めていただきました。そして、一か月に1つのグループの女王様の下で運営するという、基本私がいなくても会が進んでいけるようにということを目指しています。何かをするときに、しようと思う方がするのは大変ですけどできます。でも人間は歳とともに活動できなくなりますから、組織の形として誰か個人に頼るのではなくて、いつも誰もいなくても動いてるという形がいいのではないかと思っております。今は私がいなくてもきちんと動いています。

そして、1カ月に100円だけいただいてるんですけれども、そのお金で去年の実績ではお茶会を一度、それから食事会を2回しております。本当に予算がないので、きちきちでやってるんですけれども、参加の94歳ぐらいの男性の方が、「アリスの雰囲気がいいので、このまま食事会をしたいね」という発言もありましたし、各女王様のアイデアをなるべく取り入れるようにしております。それ以外にやっていることは、私が「こいこいカープ応援団」というのをやってるんですけれども、そういうのへの参加を促すとか、それから、緑会という老人会があるんですが、アリスの仲間と一緒にいろいろな活動をして、老人会への参加を促す。そういうこともしております。

あと、このアリスの成果と言っては何ですけれども、今まで知らなかった人との新しい人間関係ができて、20年来のお友達じゃないかというぐらい親しくなる関係が本当にできております。近くに工大がありますが、一緒に連れ立って工大のプールに行くグループ。それから、70代後半の女性で、それまでは家に閉じこもっているばかりだったんですけれども、アリスに来るようになってから、長年自分がなさってた短歌をやりたいということで、「菜の花」という短歌の会ができて、月1回活動しております。私も会員ですけれども、宿題もありまして、締め切りに迫られて、ただ詠うだけではなくて本当に勉強なので結構大変ですが、皆楽しんでやっております。

あと一番大事なのは、私、民生委員をやってるんですけれども、民生委員の仕事に見守りというのがあります。一人でやる見守りは限度があります。それで、アリスの各女王様に、そのグループの人たちが1回休んで言うのではなくて、2,3回続けて休んだら「どうしたの」って声をかけるようにしています。余りしつこく言うと嫌ですから。だけど、誰かがその人を気遣ってくれているという、そういう思いというのはとても大事ではないかと思っております。去年は前半6人の御主人様が、昨日まで元気だった方が亡くなったんです。凄くショックで、本当に大変な思いをしている方がいました。やはり、そういう場合ですと、家の中に閉じこもってしまうので、そういう方のところに行ってお話しする、それからお誘いする。こいこいカープなどは夜なんですけど、大人の集まりなのでお酒も飲みながらカープ観戦するんですが、そういうのに呼び出して支え合う。その御主人とか配偶者を亡くされた方を支え合うときに、3年は支えるということを言ってるんですよ。そして、3年経ったら、「あなたも他の人を支えてくださいね」と言って、3年3年という形でお互いを支え合うということをお願いしております。

それから、食事会ですと動ける方が食事を作るので、90代とか80代後半の方は「いつも悪いね」と言って凄く申し訳なさそうにしております。ですけれども、いつも「和顔施(わがんせ)」と言って、高齢の方が元気に笑顔で来てくださることが、自分たちもあの歳まで元気にいたいねというモチベーションアップになって、それをそういう高齢の方に直接言葉ではっきりと、「皆さん来てくださって喜んでますよ」ということをお伝えして、自分もちゃんと役に立ってるんだということを気づいていただくようにはしております。

本当に小さなことなんですけれども、時々私がアリスの袋に飴を入れて、来てくださった方に大体握手するんですけれども、1つずつ差し上げたり、バレンタインデーには小さなチョコレートを1つずつ配ったりするんですね。そうすると、飴1つでもチョコレート1つでも皆さんとっても喜んでくれます。そういう形、実は他の地域でもアリスみたいなところをつくりたくてつくれないという、私たちのところに来てる方がいます。そういう方は、地域の方と馴染みがないので、一緒に体操をやるんですけれども、そのまま帰られたらなかなか場に馴染めないじゃないですか。ですから、そういう方にはちょっと体操の仕方を教えたり、2,3回目来たらちょっと肩に触れながら話すとか、意識的にそういうことをしています。お年寄りには握手もしますし、凄くハグをすると喜ぶおばあちゃんもいるので、そういう方にはなるべくそのようなことをしております。本当に小さいことしかできないんですけれども、少しずつ住民同士のつながりができて、和やかになって、「これはこうしたいね、ああしたいね」という意見が各女王様から出るようになっておりますので、なるべくそれを実現するように努めています。

それから、佐伯区の健康長寿課から「坂道ウォーキング」の提案がありましたので、すぐに手を挙げさせていただきました。6月に3週間その講座をしてくださいます。もちろん、アリスのメンバーとか他のメンバーにもお伝えしてあります。そのときに、行政の方が先生を最初やってくださるんですけど、それだけでは定着しないので、定着するためにやはり小さい区域なので「お百度参り」というのをつくろうかなと思っております。

いろいろなこと、ちょっと小さいことはやってるんですけれども、一番の問題は男性の参加者が女性に比べて少ないことです。奥様が先に来られて、半年後ぐらいに見えた方が2組あったんですけれども。今毎回33名くらいの参加者で、男性は6名ぐらいなんです。ですから、男性を会に入れるためにはどうしたらいいのか御知恵拝借したいと思いますし、会館で百歳体操を皆手がぶつかるぐらいな感じでやってまして、段差もあって、それがために来れない方もいますので、何とかならないかと思っております。いいアイデアがあれば、皆さんの御意見、活動を聞いて、参考にさせていただきたいと思います。

司会

ありがとうございました。

それでは、市長からコメントをお願いします。

市長

ありがとうございました。

今のアリスの取り組み、多岐にわたるというお話をお聞かせいただきまして、結構うまく会を運営されているなと受け止めました。参加者の方に最低限の出損を求められながら、それをうまく活用して食事提供とかいった点にも配慮しながら。また、健康づくりのために坂道ウォーキングをお百度参りという昔ながらの習慣と被らせながら運動したらどうかということで、全く違和感のない取り組みとして工夫されていると思いますし、それから、仲良くするためのタッチングと言いますか、ノウハウなども、初めての方にそこはかとなく伝授してるってお聞きしましたので、そうしたソフト面での運用もうまくいってるなという思いもいたしました。

あと、最後の問題が気になったのと、先程のポイント事業をうまくかませるということなど、私なりの感想ですけれども、まずポイント事業の方が簡単でありまして、100円を今もう既に取っておられるのであればそれをベースにしながら、現金で更にというのが大変であれば「ポイント事業などでもらった中でいくらか、もう少し出しませんか」とソフトタッチで言っていただくとかね。それから、自分たちの中で対価を得ずにサービス提供できるものをもう少しエリア分けしたら、今使ってるポイントを使って「あなた、いくら貯まったんだからグループで支援しますよ」という支援グループとかも立ち上げてですね、お世話するとかいうこともそんなに道は遠くないような気がいたしましてですね。だから、新しい展開をしていただいていれば、あと行政なりに追っかけて支援を厚くすることができるんじゃないかなと受け止めました。

それから、男性参加の方は、私もよくわかりませんけれども、多分高齢者の方であれば昔男性一律のイメージが、企業戦士と言いますか、社会に出て同輩同僚と仲良くしてるような風情はするけど、競いながらどちらが優秀かみたいなことをやってきてる方々が多いから、本当に企業に出る以前学生とか何かで腹を打ち割って、友達はいるけど、そうでない方とはまあまあうまくやってるけども、そういうところから目的なり一定のミッションというか命令が解除されたらバラバラで、本当に気の合う奴だけならいいけど、そうでない奴のところまで行って気遣いたくないと考える人が多いのではないかという気がしますので、そこのところの問題は、かといって長期に亘って家に一人とかはね、個別にやってるというのも相当の趣味人であって、自分の計画立てて何かこれをやるとかということまでやる人は別として、そうでない方大半です。時間を持て余してると思うんです。だから、そうした方々が男性の場合けんかしない程度で、ちょっと競うようなゲーム感覚的なものを出して、遊び心で来てみませんかと提案してみたり、男性をいかに取り込むかという巧妙な仕掛けを、もう少しグループで考えていただくといいような気もします。

そういうことをやるための場所とか、最終的に施設とかツールとか、こんなものがあったらいいなということについては、すぐに立ち上がり時期、自分たちで用意できなければ行政に相談して、こういうことをもしうまくやれば我が地域だけじゃなくて、市内全域での男性の参加率も増える仕掛けになるかもしれないので、先導的にやりたいから補助なりしてみてくれないかということで、宣伝するツールになるから、或いは宣伝する絶好の機会になるからとうまく言って行政からちょこっと支援を取り出すとかね、そんな展開を考えていただくというのはどうかなというふうに思いました。

いずれにしても、4名の女王様がうまくけんかしないように運営していただくということができれば、相当いい活動ができるのではないかなと受け止めました。

以上です。

司会

ありがとうございました。

続きまして、福田観音原福寿会会長の児玉様、よろしくお願いいたします。

福田観音原福寿会会長

私共老人クラブ活動を中心にやっておりますけれども、その内容と、特に今年度は市の方で、いきいきポイントとか住民主体の生活支援とかサロンなどいろいろな事業をやっていただいていますので、その取り組みについて具体的にお話をと思っております。

私のところの老人クラブは来月の4月1日で、20周年を迎えます。最初44人ぐらいだったのが、今144人になっています。男性が5割はちょっといませんが、結構区の方からサロン辺りにいろいろと来ていただいて、部長さん達が話をされるのに、よそに比べて男性が多いなと。先程、吉田さんから男性が少ないというお話がありましたが、活動の内容によってやはり違いますよね。私のところは、スポーツ、それから、転倒予防の講話とか介護予防の話など、サロンを朝10時から、ずっとおられる方だったら2時3時ぐらいまでやってます。実際、当初は「デイサービスに似てるね」と言われました。昼食も出します。初めは、女性が台所で食事を作っておられたんですけど、大変だということで今は弁当にしてるんですけど、弁当と手作りの吸い物を出して、皆さんと食事をしながらいろいろな話をします。一番の交流の場は食事前後ですね。午前中は、大体出前講座。区役所や包括支援センターに来てもらって、介護予防、健康寿命を延ばす話、よそでいろいろな活動をしてる話をしてもらいます。それがずっと続くと退屈なので、月によって落語とか音楽を午前中やって、食事して、それから、カラオケか雑談というのがサロンのスタイルです。

もう1つのサロンは、10時から11時までお茶飲み会、その前後でスポーツをやります。今一番盛んなのは、グラウンドゴルフです。市内を朝8時9時ぐらいに、皆さんも歩いておられるとわかると思いますが、非常にグラウンドゴルフが盛んです。これには1つの大きな目標がありまして、ねんりんピックに選手を選抜していただけるんです。それを皆さん狙ってやっておられて、私の老人クラブからも大会に出られた方がおられます。そういう目標がありますと張り切って、しかも男性がというような感じですよね。

更にいいのが、そこへ行けばポイントで判こを押してもらえます。もう既に、私のところのポイントの手帳は、これがいっぱいになった人もいます。それで「どうしましょうか」という話が出まして、それはもう、健康づくりの証しだからずっと9月、8月ぐらいまでやりなさいというようなことで続けてますけどね。結構このポイント制度、皆さんに関心を持っていただいて、老人クラブの会員でない人もおいでになるんです。その人に入会を勧めるのに、先程ちょっと話が出ましたけども、9月に奨励金が出たときに会費をいただこうという話まで出てきました。非常にきっかけとしていいんですよね。そのときに会員が更に増えるということにもつながっています。

私のところは公園の清掃を市から受託していて、もう6年ぐらいになりますが、これが結構活動資金になっています。毎月全員参加の公園清掃、それから、毎日の清掃がありますが、トイレの清掃は週3回やることになってます。それをこなすと、年間17万円ばかりです。これが老人クラブの活動資金になっておりまして、サロンやグラウンドゴルフをやったり、商品を出したり、弁当へのプラスアルファに非常にいいんです。そういう市の制度をうまく活用させてもらうのが一番だと考えて、いろいろやっています。公園のそばにある花壇作りも、市から苗とか肥料をいただいて、毎月手入れをやっております。

今老人クラブは健康づくり、介護予防、健康寿命を延ばすこと、こういうことに取り組んで、元気でお互いが楽しい老後を送ろうということで、住民主体型の生活支援事業を去年はモデルで、今年度は実施でやらせていただいています。ちょっとしたごみの持ち出しなんかのときに、坂が多いところなので、下から上に持って運ぶときには、その手伝いをしたり、サロンに参加していただくのも、坂なものですから、だんだん高齢になると下から上に上がるのが大変なので、その無料送迎をやっています。この取り組みは、中国新聞にも取り上げられたり、市の広報紙にもどうですかというお話もいただいて、写真も載ると思います。結構そういうことで、この住民主体型の支援も、平素老人クラブが友愛活動として、助け合いとしてやっている中の1つの事業とうまく重なっています。これ非常に良かったと思って、それをきっかけに支援事業に参加させていただいてるんですけどね。ただ、これはまた後ほど課題とかいろいろなところでお話しすればいいと思いますけど、若干事務的に手間がかかるので、そこらを少し考えていただければと思います。

また、健康づくりでウォーキングの話が出ていますけど、広島市で作られた「歩こうや広島」のパンフレットを持ってきました。平成15年の11月からと書いてありますね。この85歳の方の例で言うと、15年からこれだけもう、一人でですよ、東京に行った距離、北海道に行った距離になっています。「市長さんから東京に行ったという認定証を出してもらうんだ」と、この人は喜んで結構認定証を集めておられます。

私のところは老人クラブの活動の中で、先程言いましたいきいきポイントの話とか、住民主体支援事業、いきいき散歩、公園の清掃受託など市の制度に沿っていろいろとやると、割と無理なくできるんですよ。自分で考えなくていいから。それで、いつもこういう、これ手引書ですね。こういうもので皆で役員が寄って講習をしようと。主体支援事業のサービスの例示が書いてあって、草むしり、庭木の剪定、犬の散歩などがありますけど、やはり一番ニーズがあるのは、ちょっとした庭の手入れや重たい家具を動かすことです。電球を電気屋さんに頼むほどではないんだけど変えたいとかいうのは、手が届けばできるんで。郵便、新聞が溜まっていれば声をかけるというようなこともやってもらって。社協に知らせるシステムですけど、そんなこともやらしていただいております。

時間もいいようですから、以上でお終いといたします。

司会

ありがとうございました。

それでは、市長からコメントをお願いします。

市長

児玉さんのところは老人クラブということで、最後のお話しが印象的で、市のいろいろな制度をうまく活用するのもいいだろう、こういう視点も皆さん持っていただければと。市の制度は、網羅的にすべての仕掛けをフル稼働するようになっているとは、実は思っていません。行政というのは余程の大掛かりな特定目的のための制度は仕組みますけど、全般的にお世話するようなものを細かくつくるという仕掛けにはなっていないんですね。

あえて言えば、福祉に関していろいろな制度がありますけども、医療保険とか介護保険などきっちりしたのは別としまして、その間のいろいろな支援事業は懸賞金制度みたいなものですね。どこかの会社が出して応募してくれたら何人かに一人いいものが当たりますよと。それをこまめに集めてる人はいくらでも貯まるけど、あんなものはどうせ当たらないんだからやらないと。物は買うけど懸賞制度まで応募しないという感じに似てるかもしれません。懸賞制度を利用して頑張る方と全然利用せず制度があるかどうかも知らないという、この極端を無くしたいというのが福祉の精神なんですよね。だから、その間をやるとすると、行政の懸賞制度も知ってるけど自分たちとして、個人としてじゃなくて自分たちが属してる地域とかグループでいろいろな支援をしているところに自分も参加してるというぐらいの状況にしないと、孤独死とか独居老人とかいうことになると。そこを一歩こちらに踏み込んでいただくという土俵をどうつくるかということなんですね。

一番個々人にそういう動機付けをするときに重要なのは、あなた自分のためにはやはり生き続けなきゃいけないと思ってるでしょ。生きているということは自分のために何かしなきゃいけないと思ってる。だけど、自分のために何かしなきゃいけないと思ったときには、ここからもう一歩なんですよね。自分を少なくとも心配してくれてる人が世の中にいるんだと。その心配してくれてる人のためにも動かなきゃいけないというところまで考えてくださいというのは、個々人或いは共同体の中の使命だと思うんですね。それさえやってもらえれば、その人が属してる社会保険制度とかいろいろな公的な支援システムが、その人がうまく動いてくることで、実は自然と健全化するんですね。集団には公的には属しているんだけど意識しない、全然自分は恩恵感じていないと思うけど、結果自分は病気するとか死んだりすると、全体のシステムに悪影響をいっぱい及ぼしてるわけですよね。だけど、それを自覚しないということですから。そこまでやるともう説教っぽいから、御近所であなたのことを何となくいいなと思って見てくれる人がおって、いろいろな集会にも歩いて行けないというときに車で行くというようなことありましょうけども、小学校、幼稚園みたいにグループにして、「ここに来るときに、あなた悪いけど、家のそばだからあの人のところにちょっと寄ってから、声掛けして来てくれませんか」とかいうことを、そのグループ内でやって。それでやってくれる人に、ご苦労さんっていうか自分らの中でポイント制度として、あなたはお世話かけとるから1ポイントというような扱いをして、年間そうやって活動した最後の締めのところで、その人によくやっていただきましたということを皆にわかるように何か御褒美を出してあげるとかというような、そういう細かな認知すると言いますかね、その方の活躍を自分らで評価して自分らでやろうじゃないかという仕掛けまでやっていただくと、今言った取り組みがもうちょっと輝くんじゃないかなと思うんですよね。せっかく行政の仕掛けをうまく使ってやろうというとこで、そこまで知恵があるわけですから、あとは間を縫う自分たちの仕掛けももうちょっと埋め合わせてうまくやっていただくと効果がもっと高まるんじゃないかなというふうな思いしました、

特に、公園の清掃の話は、今エリアマネジメントをやっていただきたいということで。清掃委託していますが、自分たちが清掃できると思っている人たちは非常に少ないはずですよ。ちゃんとやってくれたら、清掃代は微々たるものと言いながらいくらか出しますからね。そうすると、自分たちの活動費にも少し充てられますでしょ。エリアマネジメントを考えてますが、それ以上に、清掃をやっていただく以外に例えば、公園で受け持ってるところの一角を使って、自分たちが何かきちんとしたルールに基づく営業収益が出るようなことをやるというふうなことも認めてあげるのはどうだろうと思うんですね。そのかわり、個人の利益じゃなくてグループが自分たちの活動に充てると。そして、出た費用なども使ってその公園をちょっと修繕するとか公的なこともやるし、自分たちのグループとしての活動費に使うんだから、是非その公園の一角を自分たちに利用させてくれというようなことを、全市的に見直してやるとどうでしょう。そうすると、集まりやすい公園を設定してね、さっき言った声掛け運動で皆出てきましょうということで、天気のいい日には出てくるとかですね。町内のお祭りなんかのときに、どこかへ行くのにそこで準備して、或いは地産地消じゃないけども、庭でなってる果実などでもバザーみたいな形でね、蚤の市じゃないけど、売って自分たちの活動費に充てるいうこともあっていいとかですね。さまざまな工夫ができると思うんです。だから、そういうのをもう少し拠点を広げてもらう。それと、そういう施設をもう少し随所に広げられるようなことを皆さんの方で言ってもらって全市的に調整して、じゃあというふうにやれたらなというような思いも持ってます。

以上です。ありがとうございました。

司会

ありがとうございました。

続きまして、ひねもすようこそ代表の池岡様、よろしくお願いいたします。

ひねもすようこそ代表

よろしくお願いします。私は、安佐北区白木町井原を拠点に活動しているひねもすようこその代表を務めています。

私たちは、10年前に障害を持つ子とその親と協力者とで、一緒にNPO法人夢の広場ようこそを立ち上げました。その活動は、子供たちのために親亡き後も安心して暮らせる場であるとか、終の棲家をつくりたいという想いから、「白木町に障害者施設やグループホームを」という趣旨を持ち、活動を続けてきました。まずは、地域の方々に障害持つ子たちのことを知っていただくこと、それが一番大事だろうなと思って。そして、親の思いを伝えていくこと、これも狙いとして、朝市や食堂やいろいろなイベントなどを開催して、地域の方に集っていただく場や交流の場を創出してきました。普段は誰も通っていないような井原市の駅前ですけれども、何かあるときにはたくさんの人が集まってくださっています。また、「ようこそ通信」は、10年間毎月発行してきました。広報活動も続けて、私たちの思いを伝えてきました。これを自助と言うならば、10年間結構頑張ってきたかなと思っております。

その活動を続ける中で、地域にはいろいろな悩みや課題があることがわかってきました。障害者だけということではなく、高齢者も病気の人たちも地域の誰もが思いは同じです。「現在も、そして将来も地域で安心して暮らしたい」、これは皆さん共通の思いです。

数年前から、もう一歩踏み出した活動、一人一人に直接的な支援ができないものだろうかと考えるようになりました。そこで出会ったのが、協同労働です。3年前に広島市で初めてプロジェクトが開始されたので、任意団体を立ち上げ参加しました。それが、ひねもすようこそです。協同労働というのは、働きやすいシステムだと思います。ひねもすようこそのスタッフは障害を持つ子がいたり、親の介護や孫のお守りをしていたり、自分自身が病気であったりと、1日フルに8時間働くことはできない者ばかりです。協同労働ひねもすでは、働ける日に、働ける時間だけできることをするという形で仕事をしています。平日だけ参加の者もいますし、土日だけの者もいます。週に1,2回の者もいます。今はずっと出てくることができない者もいます。そういう者の集まりでやっています。そして、協同労働は雇用関係ではなく、誰もが出資者であり、経営者であり、そして労働者です。それぞれが意見を出し合い、できることを責任を持ってやっています。そんなに簡単なことではありませんけれども、3年で少しずつ慣れてきました。

ひねもすようこその事業を紹介したいと思います。大きく分けて3つあります。1つは、障害児や障害者の支援をしております。白木町には、デイサービスとか老デイというものがありません。そして、土日や祝日の行き場も全くありません。ひねもすに集まって、軽い作業をしたり、食事を作ったり、余暇活動につながるような活動をしたりしています。障害を持つ人たちの自立の手伝いをしていけたらいいなと思っております。2つ目は、地域サロンです。ヨガ教室やいきいき百歳体操、足湯や足つぼなどの健康教室、料理教室、絵画教室、アルバムカフェなどそれぞれ月を決めて定期的に行っています。また、週に2回はカフェを開き、コーヒーを飲みながら集っていただいています。利用される方は50代から上は94歳の方まで年齢の幅は大変広いです。いろいろな方に参加していただいています。いきいき活動ポイントは、もう既に判がいっぱいになった方もおられます。「歩いて来ることができるところに、こういう集まる場があるのは本当にありがたいよ」と言って喜んでくださっています。3つ目は、地域の困りごとの支援です。庭の草取り、草刈り、ごみの処理、家の掃除、買い物代行、遺品の整理や処分などを行ってきました。困りごとの支援は少しずつ増えています。地域包括センターの方からも問い合わせが増えてきました。少子高齢化で過疎の地域では、最も必要とされている支援なのかもしれません。これらの事業は、制度を使わず制度ではできない隙間のお手伝いをしています。隙間産業と私たちは呼んでいます。これが、もし共助と言うならばちょっとだけ私たち、それは頑張っているかなと思います。

この事業の課題や問題点は、まず資金不足と人手不足です。利用してくださる方に、利用料をいただいています。それを運営費としていますが、できるだけ負担のない金額設定にしています。私たちは大儲けをしようと思っているわけではないので、そこは皆さんに喜んでいただけたらいいねという気持ちで立ち上げからやってきています。でも、働くからには給料も少しは保障されなければなりません。赤字にならない程度の資金も必要です。時給を上げるためには、収入を増やす。収入を増やすためには仕事を増やさなくてはならない。仕事を増やすためには人手がいります。現在、ひねもすは8名の出資者で成り立っています。でも実際に活動できているのは6名です。この6名ができる範囲で、いっぱいいっぱいで働いています。出資者を増やしたいのですが、過疎で高齢化の地域ではとても無理です。そして、元気で動ける方は既に3つも4つも掛け持ちで役を持ち、一所懸命地域の活動をしておられます。資金を増やしたり、人手を増やしたりするには何か対策がないのか。これが私たちの1つの課題です。

サロンや食堂、イベントなどに参加したいけれども、交通手段がなく自力では来ることができない方が増えています。また、通院や買い物に行きたいが、自分一人で行くことができないという方も増えています。井原にはコンビニが1件あるだけです。もうお店は全部なくなってしまいました。公共交通機関は、JR芸備線が1時間に1本程度です。バスは朝夕何本かだけです。タクシーはありません。介護タクシーは1社だけありますが、予約で一杯です。買い物難民と言われますが、まさにそのような状況です。最近は散髪難民という言葉も出てきました。理容院も美容院もなくなり、困っておられる方が多いです。近いうちには通院難民という現実も出てくると思っています。最近、「移動サービスができないのか」という問い合わせが増えてきました。視覚障害の方のガイドヘルパーも行っていますが、交通手段に一番困っています。団体では移動サービスで料金をいただくことができないことになっています。でも、ニーズはどんどん増えているので、気楽に移動サービスができる方法はないものか。これを2つ目の課題として挙げたいと思います。

最後にもう1点ですが、私たちの活動の最終目標は白木町に障害者の施設をということです。この夢はずっと10年間変わらず持ち続けています。でも、一個人や小さな団体ではとても実現できないことがわかりました。ここで、やはり公助である行政の支援や後押しが必要になってくるのではないかと思っています。私は、これからは企業の力を借りる時代ではないかと思っていました。幸いにも企業の後ろ盾の話が出ています。広島にある会社で、障害者の就労のA型事業も行っておられます。私たちの活動に賛同いただき、いろいろ協力をしていただいています。新しい農福連携支援のプロジェクトに手を挙げられて、その候補地として私たちの安佐北区白木町井原、そして私たちの活動と結びつけようとしてくださっています。もし、井原市駅のすぐそばに、夢の広場にグループホームが建つ、井原の空いている農地を使って農業をするという、私たちにとって本当にありがたい構図が成功するならば、本当に嬉しいことだと思います。もし、実現すれば生まれ育った自分たちの土地に住まいと働く場所ができ、地域の中で暮らしていくことができます。そして、今現在ひねもすようこそで行っている事業も、障害者の就労の輪の1つになっていけたらなと思っています。そして、働く人は地域の方々がいろいろな形で、仕事に参加してくださっているようになればいいなと思っています。白木町の仲間たち皆が安心して暮らせる場ができるように、私たちが動けるうちに何とか夢を実現させたいと思っています。お力添えをいただけたらと思います。

以上です。

司会

ありがとうございました。

それでは、市長からコメントをお願いします。

市長

池岡さんのところ切実な問題と言うか悩みを抱えられていること、よくわかりました。その中で、いくらか部分部分で問題解決の芽があるかなと。

移動サービスに関しましては、よく調べないといけませんが、行政当局、地方運輸支局に登録をするという手続きをしたら、会員に対して輸送ができるという制度があります。ただし、全然要件がないわけではないので、それを満たせるかどうかですけど、市の担当の方に相談してみてください。一般的に何でもというわけではなくて、特定のお困りの方についての支援は、事業者の方にこうこうこうだからやらしてくださいと言えば、やれなくもないという余地もありますので、お聞きいただければと思います。

それ以上にいろいろお伺いして、協同労働の関係は、我が市で協同労働を是非進めてもらいたいということで始まっていますけども、私のライフワークで、役人時代から何とか世の中に広めたいと思ってやってきましたので。市長になって漸く市で支援してもらえるようになったんですよね。考え方は、会社に入ってひたすら働く人と会社役員で命令する労働だけじゃなく、一緒になって自分たちのこととして仕事をする働き方もあっていいじゃないか、儲けばかりを追及するのではなく、自分たちが満足のいく目標設定をして、こういう仕事をみんなでやりましょうと。それで、個別に役割分担して、あなたはこういうことやってと。そのときに、自分たちもいくらかお金を出して、皆で協同してやっていこうと。決して、企業と競うわけじゃなくて、もっと緩いと言うか、共同体としての働く場をつくることを協同労働でというようなことを言ってましたのでね。それができたらなというふうに思って、今いろいろ実験してもらっています。もちろん奉仕の精神でやりますけど、利用する側、サービスを受ける側は、決して民間ほど競うわけではないので、多くのお金を出せないことはわかるんですけど、だからといって、この事業が継続できるかできないかぐらいのぎりぎりの低料金だと、もう少し料金設定を認めてもらうようにする努力もしながらというのがあるんですね。そして、それはすぐできないだろうから立ち上げを行政がいろいろ支援してあげると。慣れて一定のサービスができるようになるまでは行政が関与して。そのやり方をみんなで工夫してもらいたいということなんですね。

そんな中で、一部、地域サロンの方はポイント事業を使ってるというようなことを言われたので、多分それは地域サロンをやってるから、そこに来る方々に判こを押すということでポイント事業をやってるんでしょうね。

運営する側の方はポイントの対象にしてますか。

ひねもすようこそ代表

まだ、もらえる年齢になっていないので。

市長

だから、そういうことであれば、今の一定年齢以上のポイント事業というのは、実は仕掛けがありましてね。介護保険制度ありますでしょう。その中で介護保険の制度はやはり保険料をもらって事業を営んでるんですけども、これからは介護に簡単にならないようにするためのいろいろな仕掛けを頑張ったときには、介護保険のお金からいくらか使っていいよと国がルール設定してくれたものですから、特定の年齢以上の方で介護状態にならないような取り組みをしている方について、そのお金を使わせてくださいと国の方に言ってまして。その財源を使っていいのは、工夫してやってるんです。だから、一定の制約があるというのは、そういう仕掛けの根拠があるんですかね。そうすると、それ以外の方について、もしこういうやり方がよくていろいろな効能があるということで、例えば、やることが地域のまちづくり、地域を明るくするとか、みんなが仲良くできるということになれば、国の財源に頼らずに我が市の皆さんからいただいている税金の中から助けてあげることもやっていいですねという議論ができれば、こちらの方は要件をもう少し緩めて、事業ももう少し広げて出してもいいんじゃないかという気もしています。

結局、市の財政がタイトな中でいろいろなことをやって、他の予算をちょっと縮めてこちらを優先するということをやらないといけませんからね。効果があって、皆が納得いくものだということを、ポイント事業でしっかり見せて、それから、制度改正とかやろうかなと思ってるんですね。そういうことができるようになるまで、協同労働を頑張っていってほしいんですよ。絶対に悪い仕掛けではないんですよね。ポイントは少ない参加者だと自分自身で出す原資も限られてますから、もう少しこの協同労働していただく方を、何とか増やす努力をしないと難しいところなんですね。若い方なんかは、来ていろいろ指導はしてくれるけど、指導していなくなると、自分たちのグループになると、何となく言われた範囲で停滞するところがありますから。そこの工夫をすることでなんですね。協同事業を始めたときに、もうどこかで指導とか援助を受けましたか。立ち上げるときに。

ひねもすようこそ代表

はい。市の。

市長

でしょう。今農協とか生協でも支援してくれていますから、もう1回、ちょっとそちらへ相談してみてもらえませんか。いい答え出るかどうか、今わかりませんけどね。

ひねもすようこそ代表

補助金とか助成金を受けるということでしょうか。

市長

そこまで直ちに行くかどうかわかりませんが、間接的にそちらの方でやってもらう、それをこちらで支援していく。そういう枠組みの中で余地はないかなと思ってます。詳しくは、ごめんなさい、今わからないのでね。でも、努力するその姿を協同労働を支援しているグループに伝えてみてください。それでもう1回支援があるかどうかということを検討してみたらという感じがしました。

それと、民間企業の方は、言われたとおりやりたいから意欲を示しているところもあるようですから。企業との情報共有と言いますか、そちらの情報を集めて、いわば継続的な運営ができるように、できる限りの支援はいたしますので。それは当面で一番早い処理方法かわかりませんけども、いろいろな形でアプローチしてみてもらえますか。大変だと思いますが、ここまでやってこられて、10年もやってるんだから。そう簡単には根絶やしにならないということです。

司会

ありがとうございました。

それでは最後に、畑賀あんしんネットワーク運営委員会会長の中島様、よろしくお願いいたします。

畑賀あんしんネットワーク運営委員会会長

失礼します。畑賀地区社会福祉協議会の会長をしております中島と言います。

畑賀あんしんネットワークの取り組みについてということで、この見守りについては、社協と民児協、そして老連の友愛訪問を一体化して見守りをしていこうというのが、協議の中に出ておりました。

まず、あんしんネットワークの取り組みについて、その活動を紹介させていただきます。あんしんネットワークを立ち上げる前、約12年ぐらい前ですけれど、災害時要援護者支援活動というのをやっております。この背景は、今から92年前の対象15年に畑賀村大災害により死者30名を含む死傷者70名という大惨事がありました。そして、平成16年の新潟中越地震、平成17年には福岡県西方沖地震、平成18年には九州・東北地方の大水害が発生。いずれも高齢者の死亡率が高く、その支援が全国的に課題になっておりました。平成18年畑賀地区福祉のまちづくり第1次5カ年計画の策定で、事前調査をした住民アンケートにおいて、災害時における要援護者支援が課題として明らかになりました。丁度平成18年は、全国民生委員児童委員制度90周年事業で、「民生委員・児童委員発災害時一人も見逃さない運動」が全国一斉に展開されました。このような背景の下、同じ18年に要援護者支援体制を確立し、要援護者が地域で安心して暮らせる防災環境を整備するため、災害時要援護者支援活動委員会を設置し、事業に着手いたしました。畑賀地区社協、民児協、自主防災会連合会が共催し、その他各種団体に加え、けが人、在宅呼吸器の必要な方、透析患者など対応困難な方は安芸市民病院。通院治療中の方、訪問治療中の方などは訪問看護ステーション。生活避難場所での対応困難な寝たきりなど介護の必要な高齢者などは地域包括支援センター、瀬野川ホーム。行政からは防災担当、厚生部から4,5名、消防署1名が参加し、住民、医療、保健、福祉、行政が地域で支え合う体制づくりに向けての心強い第一歩となりました。地域だけでは対応困難な専門的な知識や支援を要することが可能になりました。地域を網羅してのこの事業は、時間と多くの人々の協力をいただきました。防災のみならず、福祉への意識の高まりや人と人とのつながりが必要であること、この事業を通じて誰もが感じたことでした。

平成27年2月14日、平成18年から活動を続けていました災害時要援護者支援活動事業と高齢者地域支え合い事業を一体化し、畑賀あんしんネットワーク事業を立ち上げました。この事業は、その枠組みにとらわれず、日常生活においても災害時においても高齢者だけにとどまらず、地域住民が日頃から見守りを行うことで、災害時も対応できるシステムづくりを目指しております。畑賀地区社協、瀬野川・船越地域包括支援センターが事務局となり、地域団体、医療機関などさまざまな組織の連携の下で地域の見守り、つながりの再構築活動に取り組み、高齢者、障害者で災害発生時に避難等の支援が必要な人や、日頃の見守りが必要な人に登録してもらっております。登録者に対しては、協力員等による月1回以上の見守りに加え、年1回瀬野川・船越地域包括支援センターと安芸区障害者相談支援事業所の職員さんらが訪問し、日常生活の状況確認などを行うことで、地域住民だけでは対応できない専門的な知識や支援を要することが可能となり、地域住民の安心につながっております。こうして瀬野川包括さんとか障害者相談支援事業所の職員さんが地域を歩くことにより、いろいろな相談が出てきたようでございます。3月いっぱいにこの訪問調査が終わると聞いております。

このような状況の中、平成28年度、今日的な課題に対応した福祉のまちづくりを進めるため、福祉のまちづくり第3次5カ年計画を策定しました。安芸区地域福祉計画と共同で策定したこの計画は、平成28年度3つの検討委員会を設置して協議を重ね、29年度に次の3事業を実施することができました。その1つが、地域高齢者交流サロン、地域介護予防拠点として、「わいわい畑賀」を開催し、参加者には負担金100円をいただきまして、これは行事保険、飲み放題のコーヒー代、図書代に使っておりますけれども、その他に百歳体操、参加者同士の交流、医療、保健、福祉などの勉強会をしております。この中で、始めて約半年たちましたけれども、相談が4件、5件と増えてきております。2つ目に、元気に歳を重ねていくためには、心身の健康はもちろんですが、趣味や人との交流など生きがいを持つことも大切であることから、「畑賀健康塾」を開催し、「健康寿命を延ばそう」を目標に生涯学習的な授業を実施しております。これにつきましては、ウォーキングが中心になろうかと思いますが、糖尿が結構おられますので塩分の取り方とかそういった学習的なものもはじめております。3つ目には、住民主体型生活支援訪問サービス「生活支援畑賀ちゃん」を立ち上げ、家の清掃、草むしり、ごみ出しなどの生活支援事業をスタートしました。この生活支援で、例えば田んぼや畦道の草刈りなど対応困難なものはお断りするのではなく、同じ地域にある「協同労働里山ワッショイ」との連携の下支え合い活動の充実を図っています。これは、いずれも市からの助成をいただいております。

次に、課題とそれに対する意見、提案についてなんですけれども、行政に登録している要援護者のうち、十数人があんしんネットワークへ未登録となっていますので、未登録者に対しては訪問説明により登録への理解を得ていきたいと思います。個人のプライバシー保護の観点から、どこまで見守りが必要なのかとよく質問が来ます。見守りについては、訪問見守りだけでなく、地域サロンなどの利用により、顔見知りになって声掛けができるとよいと考えます。見守りが見張りにならないためにも、何か良い方法はないでしょうか。

次に、障害児者への支援についてですが、地域の中では障害者の見守りや声掛けなど日常会う機会も少なく、あんしんネットワークへの登録も障害によっては難しいのが現状です。当事者団体障害者相談支援事業所や包括支援センター、地域などとの話し合いで支援の方法は検討していくことにしております。

その他、安芸市民病院が建て替わるという中国新聞の記事を見て、ちょうど1年前の3月22日に、松井市長さん宛てと安芸市民病院の院長先生宛てに要望させていただいております。畑賀地区福祉のまちづくり計画の策定時には、毎回住民アンケートを実施していますが、その中から抽出された課題、また、2025年問題に備えるため地域の保健、医療、介護、福祉の資源が整備される、いわゆる地域包括ケアシステムの拠点としての3つの要望をさせていただきました。まず、1つが安芸市民病院には診療科目が余りないんです。その中で、整形外科、脳神経内科などの診療科目の増設。2つ目に、介護保険制度の改正は、在宅を軸とした政策に改正されております。病院や福祉施設を頼ることが難しくなってきています。自宅での療養が重要になってきております。畑賀地区には訪問診療を行う医療機関がないため、安芸市民病院において、訪問診療を実施していただきたい。3つ目は、病院から自宅までの間の中間施設として、在宅復帰を目指す役割を担う施設の併設をお願いしたいということで、3つほど要望させていただきました。

以上でございます。

司会

ありがとうございました。

それでは、市長からコメントをお願いします。

市長

過去の歴史を踏まえて、92年前にしっかりした災害対策をとることからはじまった災害時要援護者支援活動も、それをコアにしながら民生委員・児童委員の方々が今行われている高齢者の方々への支援とか、チームワークを組んで5カ年計画を立てながらやっておられること、すごくありがたいなと感心しております。また、今言われた取り組みをしようとする中で問題もあるということで、しっかりその問題点も検証されてるということを伺いまして、これにしっかり応えなきゃいかんなという思いで聞かせていただきました。

要援護者などしっかりと予めカバーするためにということで、既に動かれておりながら、その動機付けが十分でないという方々をほったらかすわけにはいかんと。それでも、監視する形じゃなくて見守っていくのにどうしたらいいだろうということが一つありましたのでね。それに関しては、地域に関係する多くの方が、実はあなたのこと心配してるんですよということを感じていただくために、郵便局が郵便物があれば届けますでしょ。新聞を配るお店とか、乳酸飲料とかいろいろなものを配達する折があるじゃないですか。地域の中でそういう業者の方に、プライバシーがあるからうまく言わないといけませんけど、何か届け物があったときに様子が変だったりしたら、すぐ知らせてもらうようにということで、予めネットワークを張っておくということをやりつつ、行ったときに声掛けをして確認をしてもらうとかいう工夫はあるんじゃないかなと思います。

今日たまたま宅急便業者の方と包括協定いたしまして、見守りとかいろいろなことで市の応援をすると言っていただきましたので、そういうところとこれを契機にやっていただくというのも1つの手かなというような思いはいたしました。

それからもう1つは、地域包括ケアシステム構築という流れの中で、それぞれ取り組んでおられる事業をしっかりされていることをお伺いしながら、在宅での診療にシフトしていくと。その際の体制が今の地域を見たときに心配だということで、家に行けったって、かかりつけ医が行くような病院がいるわけでもないし。言うだけで制度は変われども実際面倒見る方がいなくなるんで。そんなこと言うんだったら、安芸市民病院に診てもらう方が手っ取り早いんじゃないかという思いをぶつけておられるという気がいたしました。

ここは、実は現場のそういった問題意識と、今、政府全体でやろうとしてるところの理解の齟齬があったりするのが問題だということなんですね。中島さんご自身は多分わかって言っておられるんじゃないかなという気がするんですけどもね。私自身この問題の解決策は、下のレベルで、小手先でやるのではなくて、大きな仕組みを変えることからやらないと、根本的に解決できないんじゃないかなという思いも持っておりましてね。

実は、市内でやるときに、安佐市民病院の建て替え問題ありましたでしょう。あのときに1つの答えのモデルを出して、今着実に進めています。というのは、大きな病院群はそれなりに大手術とかやるような組織にして、そこで先生方も来て手術をするということで医療技術を高めて、広い地域の中で比較的高度の医療行為ができるような組織にしていきましょうと。そして、ちょっとした風邪とか日頃かかりやすい病気とかは、お医者さんになって、かかりつけ医とか、民間で医療をやられている方々もたくさんいるわけだから、そうした方々がかかりつけ医のようになって、地域の中で自分のかかりつけのお医者さんは、どこどこの病院というぐらいの状況にしなかったら、本当に困ったときにそのお医者さんの紹介で治療に行くというふうにしてもらうと、多分医療システムが相当今より理想的になるという思いで改革を進めようとしてるんですね。

実は、流れはそうなっていなくて、医療保険制度の中でこの治療代など払わないといけないんですけど、どなたもが地元にあるかかりつけ医は、「あれは当てにならん。何かあったらすぐ大病院に行って、先生に診てもらった方がいい」というような形で大きな病院にどんどん行くと。そうすると、基本的には治療とか手術をしないといけないんだけども、かかりつけ医を経ずに来る方々の治療もしなきゃいかんいうことで、先生方がどっちつかずになるし、病院としても大変だから、病院に行くときに先生の紹介書を必ず持って来いとか、来るときに初診料高めに取りますよということでやろうとしてるけど、なかなかうまくいかなくて。かかりつけ医の方々は患者がいないということで困る。そんな中で、医療保険制度は病院で治療すればポイントが高くて治療代もらえるけど、出かけて行くと時間の割に行為が診るだけで処置費がないから、医療保険として見たときに自分の儲けがないから先生方が嫌がるんですね。そういう仕掛けになってしまったんです。それを直そうということを今一所懸命やりはじめてる。

ですから、安佐市民病院でやったことは、本当に専門的な医療行為をやるだけの病院としてぼんと建て直しましょうと。そして地域と協力する、前あった敷地のところで一角残りますのでね。そこで、急性の手術をして家に帰るまでの慣らしのベッドやりましょうとか、何かあったときには地域のかかりつけ医と一緒になって、地域包括ケアセンターをつくって見てあげるという機能分化をすることを今やろうと新しい病院づくりをやっています。それと同じようなことを、市内でもっといろいろやっていかないといけませんね。

そんな中で、安芸市民病院は建て直しの年限がきてますので、その際にやはり二次医療のしっかりした拠点病院にするという方針は守りながら、医師会に委託していますから医師会にお願いして、その地域にいるかかりつけ医の先生方に、もう少し保険診療制度もちょっと調整しないといけないんですが、地域包括ケアシステムがどんどん浸透していく中で、あなた方のところに行く点数もよくなるんだから、もっと手を挙げてくださいというような調整とかを同時並行でやって、今言った状態は少なくとも改善しなきゃいかんという問題意識は持って取り組みます。もちろん時間はかかります。だけど、安芸市民病院で訪問介護をやるというまでは、今の構想ではいかないんです。だから、そこが援助してそういうふうにやる医療機関をもう少し増やしていくやり方になろうかと思いますけどね。

問題意識は共通ですけど、処理方法はちょっと違うので、要望に100%答えられるかわかりませんけども、問題解決に向けてやろうという気持ち思っておりますので御理解いただきたい。今やっていただいてる取り組みそのものはしっかり動いてると思いますので、区役所中心にしっかりご援助したいと思います。よろしくお願いします。

以上です。

司会

どうもありがとうございました。

それでは、時間ももう少しあるようでございます。市長からのコメント、それから、それぞれの参加された皆さんからいただきました御意見や提案などについて、何か御意見がございましたら、少しの時間ではありますけれども、よろしければ御発言いただければと思いますが、いかがでしょうか。

福田観音原福寿会会長

老人クラブとしてですね、できるだけ地域に組織をつくって、そこで自助・共助、健康づくりや介護予防なりいろいろやってますけれども、老人クラブの補助金説明会が各区で3月に開催されまして、各単位の会長さん、役員さんが出席されて、申請書を提出すれば補助金が出るようになっていますが、その場で区の老人クラブ連合会に入ってもらうというふうなことも…。連携を取りながら活動できるんです。特にサロンのポイント制度など最初、判この押し方が若干ばらついてたのを老人クラブとして整理しました。市の担当の方とも相談して、きっちりした形でいい加減なことのないようにと。連合会に入っていただくと、一緒に皆が同じようなレベルでいろいろな施策を利用できますし。先日は、住民主体型の支援事業を少し拡大していただきたいと、市役所から来ていただいて、皆さんに説明してもらいました。そういう機会をつくるにしても、連合会に入っていただくと非常にいいわけなんですね。せっかく各単位の老人クラブに補助金を出していただいてるんですから、できましたら何かいい方法をですね。

市長

連合会の原資確保という観点もあるわけですよね。入ってもらったら、メンバーとして一定の会費を納めるから、連合会の財政も少しは楽になるということね。

福田観音原福寿会会長

それはもう当然ですね。

市長

あと事業内容調整できるとかっていうことで。

福田観音原福寿会会長

友愛活動の補助金も2,800円が5,000円になって。いくらかそれも友愛活動する経費と上納金、会費にも役に立つと。せっかく補助金を出していただけるんだから、我々も当然努力してますが、連合会に入っていただくと、特にサロンの説明会など非常にスムーズにいきます。これが結構凄い団体数なんですよ。こんなにも広がるとは思いませんでしたが。結構いろいろなところでやっておられる。できましたら、よろしくお願いします。

市長

老人会の組織そのものもなり手がなかなかないと言われているので、ひょっとすれば老人会という肩書きが、もう老人と言われる時代じゃないということがあるから、むしろ自分たちの活動を徴表するような新しい通称をつくってもらって、それを基にこの老人会でやってる事業を中心に、我々のグループに入りませんかという言い方ができたら、また、その連合組織が違ってくるでしょ。

自分が役人をしていて経験したのは「ハローワーク」、これも仕掛けたんですよね。公共職業安定所というのは法律名称なんです。職安と言ってたんですよ。だけど、これでは何ともパッとしないというので、通称どうしましょうかと公募したんです。そうしたら、造語でワーク、働く。ハローでやって来る。それで、ハローワークを通称として全部置き換えて。あれは全然法律名でも何でもないんです。既得権化させて、地方の看板を変えていったら職安からハローワークに変わりました。

だから、老人クラブという法律名称があっても、自分たちのクラブは何とかクラブなんです、こういうクラブを自分たちは連合体としてやってるんだから、これと同じようなことやってるところは、どんどん入ってもらっていいですよということもやり、かつクラブ単位で老人だから入るというんじゃなくて、こういう活動に賛成する人は一定年齢来たらどんどん入っていいですよと。それをたまたま法律で、昔は老人クラブと言ってたんですというふうなちょっとした工夫をするということで、随分組織のイメージが変わることを経験しまして、そういうのもあるかなと。それと、今言われたように、いろいろな機会を捉えて、「いいことやってたから、あなたのところも入ったらお得よ」とか、「皆が来ますよ」と周知活動をすればいいなという気持ちしますけども。

福田観音原福寿会会長

結構、単位の会では変えてます。私のところは福寿会という名前。他もひまわり会とかそういう名前でいろいろ。

市長

それを総称する何とか会とかね。老人会、老人クラブ、何とか会、この下に皆集まってやりましょうと。名前は違えども目的を一緒にして、一定年齢以上の人たちがやってる、元気何とか会とかいうようなことでやるのも手かなと。どうでしょうか。補助金の説明会などでの周知、加入促進をお手伝いするのも同時にもちろんやらせていただきますがね。

司会

どうもありがとうございました。

そろそろ時間が近づいてまいりましたので、最後に市長から全体を通してのコメントをお願いしたいと思います。

市長

個別の話はそれぞれ感想を言わせていただきましたので、総括ということでお話ししますと、本当に積極的な取り組みをされている御様子をそれぞれの発表から聞かせていただきました。とても貴重な意見でしたし、参考になることばかりだったなということで、まずもってお礼申し上げます。ありがとうございます。

改めて思いますには、地域でさまざまな実情があるというのも、根源的には共通の問題が横たわってまして。その問題にどれだけ地域特性を踏まえながら、どういう取り組みをするかということは、とても重要でありまして。何も問題なくすっとうまくいってる取り組みなんていうのは、多分取り組みというのに値しなくて、取り組みをするということは、それだけの重要課題に対して、うまく機能している部分と不完全な部分を常に抱えながら、汗をかきながら苦労しながらやっているのが、現場の実情だというふうに思います。

そして、行政とすれば、うまくいっているところは、それを伸ばすような支援は何があるかとか、うまくいかないところについては、どういう工夫を一緒にさせていただくとより良い方向にいくかという発想で、皆さん方と引き続きお付き合いしながら連携方策を考えるのが、基本的なまちづくりの仕掛けだと思います。市役所の1万5,000人を抱える職員の中で皆さんとお付き合いしたりするのは、区役所の厚生部がまず第一義的になると思いますので、その組織を再編して支援できる体制をつくりあげていこうと今思っています。

これをやるためにはそこに充てる職員の確保も要りますし、どういうことやるかと言うとちょっと遠回しなんですけども、今役所の職員がいろいろやってる仕事の中で反復継続的な作業とか、一定程度のルールができる仕事があるだろうと。そういう仕事は、いろいろ現状見て、申請が来たらそれをチェックして案内して、最後これに〇をするか×をするか補助金を出すか、判断業務と事前のさばきの業務があるんですけどね。このさばきの業務のところで大量に一定どっとくるとかいうのをうまくすれば、専門の民間のようなところにお願いして処理をしてもらう。そして、手際よく判断業務を職員がやる体制にすれば、事務作業をしていた職員が出ますでしょ。そういったのを、うまく使いながら皆さんとのお付き合いを増やすという仕掛けができないかと。

そして、その支え合いの窓口課をつくって、別の業務のところに行くんじゃなくて、1回そこで受け付けてつないであげる。そして、別の問題も関係のところをつなぐ組織をこういうところにつくるというのはどうかなというようなことを今やろうとしてます。いきなり全部は変えられないので、この4月から準備段階に入りまして、東区からはじめて、できたら全区に行くのは32年ぐらいかな。30,31にかけてと、そんなことをやってます。

協同労働については、自分自身市長をやってる限り、ライフワークですからね。うまくボランティアといわゆる賃金労働の間の働き方で、共助の精神というのも働き方ができるようにしたいということで。これも、同時並行でやっていきたいという思いでいますので、今申し上げたようなどちらかというと少し先の大きな目標めがけて今いろいろなことを少しずつ組み替えておりますので、そうした動きもあるということを睨みながら、今皆さんが取り組んでおられる取り組みと言いますか、それとどういうふうにすると有利に動くか、将来上手くいくかという目線で、ちょっと検討していただけないでしょうか。

現状は何も変わっていない中で、困っているから何とかしてくれというのではなくて、今こっちも動いてるんだと、動きを少し理解していただいた上で、どう協力というか支援を引き出すかという発想で見てもらうと、大分事態は違うのではないかと思いました。いずれにしても、まとめて言うと「地域共生社会」を広島の地域でできるなという思いをしていただける取組をしていこうと思っていますし、それを実現するため、皆さん方にはいわゆる基礎部分をやっていただいていますので、大事にしながら穏やかに組み替えていくということをやろうと思っていますので、引き続き御理解、御支援お願いいたします。

以上、まとめの御挨拶といたします。ありがとうございました。

司会

皆さんにはいろいろな特色のある取り組みを御発表いただいてありがとうございます。

この車座談義を機会に、本市と御出席いただきました皆さんとの相互の連携が一層図れて、今回のテーマの実現に向けて、また今後一緒に取り組みを再認識していけたらと思います。

それでは、これを持ちまして、「市政車座談義」を終了させていただきます。

本日はどうもありがとうございました。

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