ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政 > 市の概要 > 市長の部屋 > ようこそ市長室へ > 市長記者会見 > 令和4年度 > 2023年3月20日記者会見「令和5年4月1日付け広島市人事異動について」

本文

ページ番号:0000325593更新日:2023年3月31日更新印刷ページ表示

2023年3月20日記者会見「令和5年4月1日付け広島市人事異動について」

動画は下記からご覧ください。

(「広島市公式チャンネル(YouTube)(市長記者会見)」のページへジャンプします<外部リンク>

日時 令和5年(2023年)3月20日(月)午後1時30分~午後2時

場所 市役所本庁舎11階第1会議室

 

 

市からの発表案件■

【令和5年4月1日付け人事異動について】

市長

 令和5年4月1日付けの人事異動についての説明をいたします。

 この度の人事異動に当たりましては、組織全体の業務の状況を勘案し、組織全体が十分に機能するよう、また、職員の職務遂行能力が十分に発揮されるよう、引き続き、適材適所の人員配置を行ったところであります。その結果、局長級で13人、管理職で266人、全体では、3,083人の異動規模となりました。

 次に、異動の主な内容について申し上げます。

 最初に、管理職の配置による執行体制の充実・強化であります。

 比治山公園「平和の丘」基本計画に基づきまして、公益財団法人放射線影響研究所の移転後の敷地を活用した整備の検討などを進めるために、政策企画課に平和の丘担当課長を配置いたします。

 次に、児童虐待の相談・通告の増加に伴い、子どもの安全確認や一時保護などの初期対応をより迅速かつ適切に行うために、児童相談所に初期対応担当課長を配置いたします。

 次に、有害鳥獣による農作物等への被害対策として、防除、駆除及び環境整備による有害鳥獣業務を一体的かつ強力に推進するために、農政課に鳥獣対策担当課長を配置いたします。

 次に、商工センター地区まちづくりビジョンを公民連携で策定し、同地区の活性化に向けた取組を進めるために、都市機能調整部に商工センター地区活性化担当部長及び商工センター地区活性化担当課長を配置いたします。

 次に、女性職員の登用についてであります。

 女性職員についても適材適所の配置を行った結果、局長級職員は3人、部長級職員は18人、課長級職員は86人で、管理職の合計は107人となり、管理職に占める女性職員の割合は、令和4年度と比べまして、0.8ポイント増の16.7%となり、過去最高となりました。

 また、将来の管理職候補となる課長補佐・係長級職員は39人増加し、管理職を含めた役付職員の合計は1,092人で、役付職員に占める女性職員の割合は31.6%となり、これも過去最高となりました。

 次に、職員の長期派遣などについてであります。

まず、広島県との人事交流については、平和推進、都市政策などの分野で、引き続き、3人の人事交流を行います。

 また、広島広域都市圏内の各市町との相互理解の促進、より一層の連携強化を図るために、呉市を始めとする6市6町と、計14人の人事交流を行います。

 以上が、令和5年4月1日付けの広島市人事異動の概要であります。

 

記者

 先ほど、令和5年4月1日付けの人事異動の説明をいただいたんですが、全体を通じて適材適所で配置したというふうな言葉もあったかと思うんですが、来年度の人事異動等の特色といいますか、どういったことを意識して、今回こういった人事異動になったのかというところをもう一度少し詳しく市長なりの考えがありましたら教えていただきたいのが、まず1点と、あと全体の総数で、昨年度と比べて80人ぐらい少なくなっているんですが、これがその80人ぐらい少なくなった経緯というか、なぜこうなったのかというところがもしありましたら、教えていただけたらなと思います。

 

市長

 人事異動というのは、人事そのものの基本的な性格・機能、そういったところに帰着するんですけれども、私自身はつかさつかさ(各省庁・役所)といいますか、この役所組織の中にあって、市全体が行う業務を組織で役割分担し、その分担した業務を的確に推進あるいは遂行していただけるように、まさに適材適所と、こういう言葉を用いております。それと、この人の配置っていうのは、もちろん客観的な位置づけは重要なんですけれども、コンビネーションといいますか、一つの課なり、あるいは一つの班なり、一人で単独で仕事をするってことはありませんのでね、チームワークといいますか、そういったものを組んで仕事をやるときに、上下の関係、あるいは組織の横の関係、そういったことについても担当部署からそれぞれ人事ヒアリングをして、組み合わせの問題、あるいはそこにおける経過年数、そしてその人の処遇ということも加味して、どれぐらいの期間この仕事に従事し、そしてキャリアアップを図るために次にこういった仕事と。そういった個々の人事経歴も踏まえながら、全体調整するということを基本としています。そういう意味で、適材適所と使っておりまして、私自身、直接全部見ているわけではありませんけれども、そういった人事方針を踏まえて、しっかり人事担当部局でやってもらいたいというようなことを言っていると。そんな中で、今回辺りは、いわゆるこれからしっかり仕事をしなきゃいかんというところを、担当部長・課長を設けて市の大きな政策方向に沿った必要な組織を作る。そこでしっかり仕事をしていただくという気持ちを込めて、あとはメッセージを込めて先ほど発表したような部門の人事を申し上げました。

 基調とすれば、その前に申し上げたようなことをやりながら、今後むしろ、特に現場といいますか、区役所辺りでは例えば3年ルーチンで人を動かすことを基本としているといったような点については、今後はむしろ地元、地域コミュニティー活性化というようなことを今後やっていきたいと思っていますので、そういったところで地元の方からも信頼され、もう少し自らの使命を果たすためには長く皆さんとやった方が、組織全体にも役立つといったような局面があるようであれば、そういった方についての人事は少し長めにすると。そういったことも視野に置いて今後人事をしようという決断のもと、そういう意志のもとに今回の異動をしたというのが特徴かなというふうに思っています。

 あと人数の話については、ちょっと詳細を知らないので局長の方から。

 

企画総務局長

 異動率につきましては、昨年度が9,063人に対して3,161(人)で、異動率が34.9(%)。今年度、令和5年度が9,101(人)について3,083(人)で、異動率33.9(%)ということで。対象人数が約9,000人いますから、十数人程度の誤差はございます、それは。異動率でいいますと、ほとんど34~35%というところを近年はずっと推移しておりますので、あまり今年度、令和5年度が特色があるといったようなことではございません。よろしいでしょうか。

 

記者

 平和の丘担当課長についてお伺いしたいんですが、新年度、放影研(放射線影響研究所)の移転が本格的に動きだす中で、この担当課長を置かれたねらいと、あと期待される役割について、改めてお伺いできますでしょうか。

 

市長

 この平和の丘担当課長というのは、ご存じのように比治山を平和の丘構想ということでこれからどういったつくりにしていくかということを決め、実は今、第Ⅱ期を越えて第Ⅲ期。もともとⅢ期計画の中で、第Ⅱ期が大体出来上がっています。その象徴として現代美術館のリニューアルができました。そして第Ⅲ期に向けて、これはご存じのように放影研の敷地となっている部分の活用をいかにするかという大きな課題が最後残っておりますので、まずは(令和)5年度には園内のバリアフリー化とか、桜の樹勢回復というのをやりながら、本格的にこの敷地を多目的エリアとして活用することってどうかという方向性を出しておりましたので、その検証作業、そして具体的な内容を詰めていくという大きな仕事があります。とりわけ、この中身については市の公園なんですけれども、実は国有地ということもありますので、国との協議がいるということ。それからもう一つは、敷地の整備内容につきましては、やはり比治山というものについていろいろな思いを持っておられる民間の方もおられましょうし、その整備をやっていく上で民間業者などをどう取り込むかといったような、例えばPFI(公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法)等、そういったこともありますので、多様な方々の意見を聴取しながら今言った作業をしっかりするという必要がありますので担当課長というものを設けるようにしたということであります。

 

記者

 もう一点だけ。同じく新設なんですが、商工センター地区活性化の担当部長及び担当課長、こちらも新年度このタイミングで設けられたねらいについて伺えますでしょうか。

 

市長

 こちらも今とやや類似しているというか、基本的なところは一緒なんですけれども、商工センターという広い領域において、具体的に地域の方々から、例えばMICE関連施設を整備してもらえないかと、あるいはさらに商工センター地区に広がっている土地の高度利用に関してそれを可能にするための規制緩和があっていいんじゃないかとか、あるいは井口地域からこの地域につながるペデストリアンデッキ、これが今ありますけれども、その拡充・延長、さらにはその先の草津港の漁港を観光港として使えるような対策・措置をと。こういった種々様々な課題というか提案が入っておりますので、これらを技術面、あるいは経済面から検証して必要な措置を講じていくということが必要になりますので、この組織を都市機能調整部にまず設けた上でいろいろな専門的な検討が行えるラインを設置するということにし、そのために担当部長と担当課長を配置するといったものであります。

 

記者

 局長級の人事でちょっと確認したいんですが、このたび局長級は退職者の方の補充の他は多くは据え置きという形になっているかなと。継続性を重視されたのかなとも受け止められるんですけれども、その局長級人事のねらいを改めてお聞かせ願えますか。

 

市長

 局長級人事は、当然局長が役所組織の中の最高位のポストでありますから、定年でそこを抜けられる方についての補充をするということを第一義でやっております。ただ、残っていますのは次の選挙ということが私ありますので、市長さんが変わったあとでどうするか、あるいはそれなりの構成をはっきりさせる人事配置っていうようなことも考えなきゃいかんという要素もありますけれども、それについては、今回はそういう意味で次の市長に託せるようにということに特に留意して、今言われたように退職者を補充するという人事に徹しておるということであります。

 

記者

 改選期でもあるので、骨格のような人事にしているという理解でよろしいですか。

 

市長

 はい、そういうふうに捉えていただいてよいと思います。

 

記者

 女性職員の登用のことなんですけれども、女性活躍・子育て支援推進プランの中に広島市の方が管理職職員に占める女性職員の割合を令和8年4月1日目標で21パーセント以上とされているんですが、令和5年度当初の場合16.7パーセントになるんだろうと思うんですが、ここ数年ずっと過去最高の割合で推移はしていると思うんですけれども、この目標達成に向けて市長はどのように見ておられますか。

 

市長

 今言われた数字のとおりでありまして、管理職に占めております女性職員の割合、5年前の平成30年度から比べますと4.9ポイント増加という数字で、ちょうど16.7とこういうふうになっております。この5年間着実に増加してきております。その増加させるというこの基本的な考え方、実は令和3年3月に男女共同参画基本計画というものを策定して、その中で今後の方向性も明示しておりまして、そこで令和8年4月に21パーセント以上にするという目標設定を立てている、こういう位置づけでありまして、これは今までの女性管理職の増加傾向、そして、これについては人口構成と同じようにある程度、予見可能性が立つんですね。というのは、その候補者である、例えば係長とか課長補佐の方々で、すでにどれぐらい女性がおられるかと、そしてそういった中からどんどん管理職に上がっていく割合、これをほぼ男女同じような割合で伸びるとすれば、どれぐらいがさらに上にいっているかということをある程度加味しながら、実現可能な目標設定ということでやってきておりますので、これまでの数値は多分、令和8年に向けて毎度、女性の管理職割合過去最高ですということが言えながら、目標達成に向けていけるんじゃないかなというふうに思っています。

 

その他の質問■

【平和教育プログラム教材改訂について】

記者

 市教委(広島市教育委員会)の「はだしのゲン」の教材からの削除についてお伺いしたいと思います。平和プログラムの改訂で、このたび「はだしのゲン」が教材から削除される方針となりまして、市民や被爆者団体からは削除撤回を求める要望などが相次いでいますが、まず市長の受け止めをお聞かせください。

 

市長

 これは教育委員会サイドの問題ということで、私としては受け止めということでお話をさせていただきます。「はだしのゲン」という漫画作品そのものにつきましては、作者自身の被爆体験を基に戦時中の人々の暮らしであるとか、被爆の惨禍、それから復興に向けて立ち上がった方々の様子を描いた作品で、全体として二度と戦争を起こしてはならないという強い願望が読者に伝わるというか、それを訴える内容の漫画作品だというふうに受け止めています。そこで今言われた今回の問題は、小学校低学年向けの副教材であります「ひろしま平和ノート」、これに掲載されていた「はだしのゲン」でありまして、見るとこれは教育委員会が「家族の絆」というテーマの下に、それに則した漫画として「はだしのゲン」の一部を掲載していたと、全てではないんですね。テーマ設定で「家族の絆」というその枠組みで掲載していたというふうに理解しています。そして今回の改訂において、この選ばれていたその一部の場面、これが限られた授業時間内で、かつ、テーマである「家族の絆」ということで説明するとしたら、教材としては使いやすいんだろうかどうだろうかという観点での関係者の議論が行われて、そして削除されたとお聞きしています。より「家族の絆」ということを分かりやすく説明できる指導に変えるということになったというふうな議論だと受け止めていますので、そのこと自体、教育委員会の判断は尊重していいんじゃないかなと受け止めております。

 なお、教育委員会の方では「はだしのゲン」をひろしま平和ノートとは別の形で児童に触れる機会を工夫したいというようなことも言っておられるというふうに受け止めております。そういう意味で私としては、今回のこの対応は作品そのものを否定するものではないし、否定されるということではないということでありまして、最初申し上げたようにこの強い願い、二度と戦争を起こしてはならない作品だということで、これからも大事にされていくべき作品だというふうに思っています。

 

【中央図書館の再整備について】

記者

 中央図書館の件で伺いたいんですけれども、3月の定例会の方で、移転関連費が市議会で可決されましたが、今後工事は動き始めていくことになると思いますけれども、改めて市長として今回予算可決されて、どんな図書館を目指していきたいなと思っていらっしゃいますか。市長の考えをお聞かせください。

 

市長

 改めてということですが、改めて確認いたしますけれども、中央図書館の再整備についてはご存じのように3月14日の市議会におきまして、基本・実施設計などに関わる令和4年度の予算の繰越明許費と、それから令和5年度当初予算という形での議決をいただきました。ですから、これを要するに基本・実施設計の策定に向けて着実に進めていくというのは私の市長としてのミッションであるというふうに思っています。したがって、この図書館の本格的な再整備に向けて、具体的な設計を行っていくということになっております。まず第1弾として、今月の26日、27日に、エールエールA館におきまして、御利用いただく8階から10階までのフロアの平面のレイアウト図、こんなふうになりますよということを展示いたしまして、それについてオープンハウス型で説明会を開催して、広く市民から質問とか意見などを伺うということで、つくることを前提として、どういった意見があるかということをまず確認するという作業を第1弾、着手いたします。そして、そういった作業をこれから続けていくことになるんですけれども、基本設計・実施設計に向けて、いずれにしても図書館ということに関しましては、この中央図書館につきましては、今まで何度も答弁したことをあえてまとめて申し上げますと、この中央図書館については、広島駅周辺地区に、地区内の商業施設とは競合しない、文化的な機能、それを付与するということにするとともに、この図書館自身を「平和文化の情報拠点」として、その機能の充実・強化を図るということになろうかと思います。そのことによって市民はもとより、広島広域都市圏や国内外からの来訪者も含めて、多くの方に利用していただけるものにするといったものにしていきたいんですね。その上で、そういったことについて、こういったらこうした方がいいんじゃないかとか、こうすべきではないかという御意見をいただきたい。そうすることを通じて私自身は、広島の都心の大改造というものがバランスよく行えるようにしたいと。駅を中心とする都心の開発、そして紙屋町、八丁堀を中心とする都心の大改造。これらをバランスよくやっていきたいと思っています。決して、図書館をないがしろにするとかっていう気持ちは毛頭ありません。以上であります。

 

記者

 昨年3月の予算が繰越される際の付帯決議の中にも、この基本設計・実施設計の際にも、市民有識者議会から十分な理解を得るようという付帯決議があったかと思うんですが、具体的に26、27日にもありますオープンハウスなどで、市民の意見などをどのように、次にできる図書館に盛り込んでいきたいなというふうに、今、もし、お考えのことがあれば教えてください。

 

市長

 まだまだこれから詰めの作業になると思うんですけれども、いろいろ議会での意見を聞いたときに、中央公園内にあるということが、例えば、今の緑に囲まれた図書館だというふうな意見もあったりしたんですけれども、中央公園も緑に囲まれたものにするために、あの周りに樹木を植えて、あそこまで育ったと。ようやくあそこまでなっているんですね。決して、昔から樹木があったところに置いたわけではないんですね。そこに図書館を移す前は、実は、この役所のすぐ、2号線沿いにあったんです。今の議会棟がある辺りに図書館があって、こちらを整備する過程で、向こうに移したということもあるんですね。そうすると、緑ということ、それに囲まれた環境ということがあっていいなというようなお気持ちが強いのであれば、広島駅をこういう形で改装していく、駅全体を直していくというときに、例えば、猿猴川の河岸辺りに優れた緑地をつくるということで環境調整もできるというふうに思うんです。これは、これからの取組であります。そして、その建物内が重量制限で大変じゃないかと、大丈夫かと、こう言われたんですけれども、実は皆さんご存じのように今エールエール館の中に、本屋さんあるんです。同じように図書類、売っているんですよ。そちらの図書類は軽かったんでしょうか。上に店舗があるから、じゃあ商品がダメになっていたんでしょうか、というふうに思ったりしたんです。これは言っておりませんけれどもね。その図書館は今、本屋さんがあった、そこの部分を活用するということを基本にしながら、より利用しやすいものにしていくということをやっている。そういったところについて、民間が、あるいは民間の建物だからというふうに議論がありました。そういった御意見も斟酌しながら、本当に今申し上げた「平和文化の情報拠点」となるようなものにする。そのためにどういった工夫がいるかということを、しっかり意見を聞きながらやっていくというふうに考えております。

 

※(  )は注釈を加えたものです。

 

令和5年4月1日付け広島市人事異動について [PDFファイル/372KB]

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

<外部リンク>