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新型コロナウイルス感染症対策に関する市長メッセージ(5月20日)

ページ番号:0000227754 更新日:2021年5月20日更新 印刷ページ表示

 本市では、4月下旬以降、感染が急激に拡大しており、新規感染者数が、1週間以上連続して150人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかかっていません。

 新規感染者に対する積極的疫学調査によれば、ゴールデンウィーク期間中に、帰省などによる感染者の多い地域との往来や、感染対策を徹底することなく、知人や職場の同僚と大人数で会食などをすることで感染し、更に家庭や職場内に持ち込むことで感染を拡大させています。

 ゴールデンウィーク以降の新規感染者の年代別発生状況をみると、40歳未満が全体の6割以上を占めており、こうした若い世代の中には、感染が判明した時点では軽症であったものの、その後に容態が悪化し入院するケースが出ています。

 さらに、変異株の検査を行った新規感染者のうち、8割以上の方が変異株によることが判明しています。こうした感染状況から、若い世代を中心に変異株による感染が急速に広がりつつあると考えています。

 こうした中、発熱症状で救急搬送される患者の急増により、救急医療の現場は危機的な状況にあり、このまま新規感染者が増加し続ければ、コロナだけでなく通常の医療提供体制が崩壊するおそれがあります。こうした事態を食い止めるため、市民の皆さん一人一人には、改めて、感染対策の徹底をお願いします。

 とりわけ、若い世代の方には、「自分一人ぐらいは大丈夫」「自分は若いから重症化しない」といった考えに陥ることなく、この感染症は誰もが感染し得る強力なものであることを強く意識するとともに、自分や、大切な家族、友人が感染すると、どのような事が起こるのかということに想像力を働かせながら、基本的な感染対策を徹底してください。

 特に、緊急事態宣言下にあっては、人と人との接触機会を低減するため、不要不急の外出を控えてください。

 そのために、親しい者同士が会うことも制約されることになりますが、この切迫した危機を乗り越えるためには、市民一人一人が「連帯」して実践して頂くことが、何よりも重要であると考えています。是非とも、市民の皆さんの御協力をお願いします。

 

 

令和3年(2021年)5月20日

広島市長 松井 一實