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この制度は、一定規模以上の開発事業等を行うに当たり、その事業の実施が環境へ及ぼす影響について、事前に調査、予測、評価するとともに、その結果を公表し、これに対する市民の皆さんや環境影響評価審査会の専門家の意見を聴くことにより、環境に配慮した事業にするための一連の手続を定めるものです。
広島市では、「広島市環境影響評価条例」(平成11年6月12日施行)等に基づき、手続を進めています。
調査、予測、評価する環境影響評価項目として、次の項目を定めています。
・生活環境 大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭など
・自然環境 動物、植物、生態系など
・人と自然との豊かな触れ合い 景観、自然との触れ合いの場など
・環境への負荷 温室効果ガス、廃棄物など
環境アセスメント制度では、市民・事業者・行政が協働し環境へ配慮した事業にするため、市民の皆さんが参加する機会が次のとおり設けられています。
広島市では、皆さんが参加するために必要な情報を市の掲示場やホームページでお知らせしていきますので、ご参加とご協力をお願いします。
・意見書の提出
事業者から広島市へ「環境影響評価実施計画書」(アセスメントを行う項目や方法などが記載された図書)や「環境影響評価準備書」(アセスメント結果などが記載された図書)の提出があったときは、その旨を公告するとともに、これらの書類を1か月間縦覧できるようにします。
皆さんは、この手続の中で知った内容について、環境の保全の見地からの意見書を事業者に提出することができます。
・説明会への参加
皆さんは、事業者が「環境影響評価実施計画書」や「環境影響評価準備書」の内容を周知するために関係地域で開催する説明会に参加することができます。
・公聴会の開催要望
関係地域内の住民の方は、環境影響評価準備書の縦覧期間内に、環境の保全の見地からの意見を公述するための公聴会の開催を市長に要望することができます。
・工事着手後の意見書の提出
事業の工事着手後の環境の状況について、環境の保全の見地からの意見書を市長に提出することができます。