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広島市では、平成29年3月に「比治山公園『平和の丘』基本計画」を策定し、現在、この計画に基づき、公園内の施設の再整備を段階的に進めていくとともに、比治山公園のにぎわいづくりや魅力向上のための取組を進めています。
その取組の一環として、令和4 年度の現代美術館のリニューアルオープン時期に合わせ、現代美術館へ続く公園の東西からの入口(エントランス)となる現在の第二駐車場及びスカイウォーク乗降口周辺の広場整備や園路改修を行うため、今年度から測量、基本設計に着手しています。広場の整備に当たっては、リニューアルする現代美術館との相乗効果が得られるように、調和のとれた空間づくりを目指します。
また、広場整備については、デルタ市街地の街並みと緑あふれる平和大通りを間近に見ることのできる「新たな展望スポット」の整備を併せて行う予定です。
公園の再整備に当っては、多くの方々に関心を持ってもらい、皆さまに愛される公園にしていく視点も必要であると考えています。
こうしたことから、比治山公園に関心のある方々にお集まりいただいて、ワークショップを開催し、整備の場所や展望スポットの機能などについて、皆さまからアイデアをいただきたいと考えています。ワークショップでいただいたアイデアについては、新たな展望スポット整備の参考にさせていただきます。
皆さまの積極的な御参加をお待ちしています。なお、参加希望者が多い場合は、会場の都合上、御希望にそえないことがあります。
なお、詳細はリーフレットを御覧ください(このページからダウンロードできます)。
第1回 令和元年12月21日(土曜日) 9時30分~12時00分
第2回 令和2年1月18日(土曜日) 10時00分~12時00分
公益財団法人 放射線影響研究所 (比治山公園内です。第1回、第2回ともにこちらで開催します。)
電子メールまたは入力フォームにてお申し込みください。(※募集は終了しました。)
主な意見は次のとおりです。
街並み(全体)、平和大通り、山並み、被爆樹木
平和大通り、広島、比治山の「歴史」の紹介。
その他、AR、ICTを活用して「眺望できない風景(平和公園、原爆ドーム、広島城、昔の風景など)」を見せるなど。
地点Cが最も優位。(次いで地点B、D、E)
展望スポットに必要な施設として、「安全・安心」「案内・情報提供」「飲食」「休憩」「子供への配慮」に関しての意見や「自然の保全」「自然を活かした整備・利活用」に関する複数の意見あり。
その他、「お金をかけない整備」「歩行アクセス改善」「できるだけ視点場は高く」など。
主な意見は次のとおりです。
第3期に統一感のある整備を行う余地を残すため、第2期では(手の込んだ施設を)つくりこまない方がよい。
人がくつろげる工夫(ベンチ・テーブルなど)をしてほしい。
あまりお金をかけて作らなくてよいと思うが、作るのなら、集客に寄与するように、有名な建築家に設計をしてもらうなど、シンボル、目玉、名所となるような良いものを作ってほしい。
その他、「この場所以外に作ってほしい」「展望スポット以外のアクティビティの場がほしい」など。
費用をかけた大規模な施設整備ではなく、簡素でも、ゆったりくつろげる場所にしてほしいという意見が多くを占めたため、エントランス広場に、平和大通りを望む簡素な展望スペースを整備するとともに、整備に当たっては、ゆったりくつろげる工夫を盛り込むのがよい。
これらの意見を踏まえ、基本設計において、次のとおり、とりまとめました。これを元に令和2年度に実施設計を行います。
全体整備イメージ図
全体平面図