インクルーシブな公園の整備方針

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ページ番号1049326  更新日 2026年3月31日

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目的

 

 本市では、高齢者、障害者、こどもなど全ての市民が地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合い、住民が住み慣れた地域で持続的に生活できる社会である「地域共生社会」の実現を目指し、様々な取組を推進しているところです。
 公園においては、これまで、「広島市公共施設福祉環境整備要綱」等に基づき、段差解消、スロープや多目的トイレの設置など、既存施設の障壁を取り除くバリアフリー化や、車椅子やベビーカーでも移動しやすい園路、文字の大きさや色覚に配慮した案内サインの設置など、設計段階から障害の有無、年齢、性別等にかかわらず誰でも利用しやすいように配慮するユニバーサルデザインの導入を図ってきました。
 これまでのこうした取組によって、公園が地域の多様な方が集い、交流する場として一定の整備が進んできたことにより、これからは、利用をためらっている障害者等にとっても利用しやすい、より魅力的な場所にしていく取組を進め、誰もが心豊かに過ごすことができる公園づくりがますます重要になっています。
 このため、今後の公園の整備に当たっては、遊具、休憩施設、トイレ、駐車場の位置や動線等を一体的に計画・整備し、より一層、誰もが使いやすいものとするとともに、利用者の相互理解といった心のバリアフリーを育むような取組も併せて進めていきたいと考えています。
 こうした考えの下、この度、新たに「インクルーシブ※な公園の整備方針」を策定することとします。

※「インクルーシブ」は、すべてを含む、包括的な、排除しないという意味を持つ英単語で、公園においては、「誰もが遊べる」という意味で使われています。

インクルーシブな公園の整備の基本的な考え方

(1) インクルーシブな公園の整備に必要な視点

インクルーシブな公園の整備に必要な5つの視点を下記のとおり、設定します。

視点1 多様な市民ニーズに対応した公園

視点2 総合的なアクセシビリティを確保した公園

視点3 安全・安心で快適に利用できる公園

視点4 情報発信と相互理解による誰にでも開かれた公園

視点5 市民の協働・参画により地域に愛される公園

こうした視点を踏まえ、本市では「インクルーシブな公園」を次のような公園として整備します。

「誰もが多様性を尊重し、自分らしく、安全・安心で快適に、心豊かに過ごすことができる公園」

(2)インクルーシブな公園に必要な構成要素

インクルーシブな公園の整備の視点を踏まえ、インクルーシブな公園に必要な5つの構成要素を整理します。

視点と構成要素の関係図

インクルーシブな公園の整備方針

 都市公園は目的や利用対象者等によって区分されており、その規模や施設の内容は様々です。そのため、本整備方針においては、「大規模な公園」と「身近な公園」に分けて整備方針を定めます。
 公園の整備に当たっては、それぞれの公園に合わせた整備内容を構成要素ごとに検討します。
 また、本整備方針は、原則、新設の公園又は既に遊具が設置されている公園等を対象とします。

(1)大規模な公園

 大規模な公園においては、シンボル的存在として本市のインクルーシブな公園のモデルとなるよう、広大な敷地や多様な既存施設、周辺環境を活用し、5つの構成要素を満たすよう整備します。

大規模な公園の整備イメージ
【整備イメージ】

 公園の整備に当たっては、計画段階から周辺地域の住民や近隣で活動している関係団体等へのヒアリング等により利用者及び利用が想定される市民などのニーズを把握し、整備内容に反映させるとともに、整備後も地域に愛される公園へと育てることができる運営体制を構築する必要があります。

大規模な公園の整備手順
【整備手順(例)】

(2)身近な公園

 身近な公園においては、主に遊具更新のタイミングで、インクルーシブ遊具を積極的に導入し、日常的にインクルーシブ遊具に親しむことができる環境整備を行うこととします。なお、5つの構成要素については、公園の面積や既存施設、周辺環境などを考慮し、可能なものについて整備します。

身近な公園の整備イメージ
【整備イメージ】

 インクルーシブ遊具の導入の際は、近隣住民の意向や周辺の他の身近な公園に整備されている遊具との兼ね合いを踏まえた遊具を選定することとし、地域としてより多様な遊びに触れることができるようにするなどの工夫をする必要があります。

身近な公園の整備手順
【整備手順(例)】

今後の進め方

(1)ハード面の取組

 ・ 大規模な公園においては、再整備や他事業との連携、遊具更新のタイミングなどの機会を捉えて順次、整備
 に取り組みます。

 ・ 身近な公園においては、遊具更新のタイミングでインクルーシブ遊具の導入を図るとともに、看板等により
 遊具の利用方法や意義が伝わるよう取り組みます。

 

(2)ソフト面の取組

 ・ すでにインクルーシブ遊具のある公園や利用が多いと考えられる公園について、インクルーシブ遊具や駐車
 場、バリアフリートイレなどの既存施設の情報発信を積極的に行うとともに、インクルーシブ遊具の意義や
 遊び方等について情報発信を行います。

 ・ 利用者の相互理解を促すため、市民の理解や意識醸成に向けた出前講座等の取組を推進します。

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このページに関するお問い合わせ

都市整備局緑化推進部 公園整備課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2393(代表) ファクス:082-504-2391
[email protected]