インフルエンザ流行状況(2018/19シーズン)
※週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表」を参照してください。
インフルエンザの1シーズンは9月から翌年の8月までです。2018/2019シーズンは、2018年第36週(9月3日-9月9日)~2019年第35週(8月26日-9月1日)です。
流行の推移
市内の定点医療機関からのインフルエンザ患者報告数は、2018年第48週(11月26日~12月2日)に定点当たり1.11人と、流行開始の目安とされる定点当たり1.00人を超えました。
その後増加し、2019年第2週(1月7日~13日)に定点当たり27.9人と注意報レベル(定点当たり10.0人)を超え、第3週(1月14日~20日)に定点当たり41.8人と警報レベル(定点当たり30.0人)を超え、第4週(1月21日~27日)には定点当たり49.6人と流行のピークとなりました。
その後は減少し、第19週(5月6日~12日)には定点当たり0.44人と、定点当たり1.00人を下回り、ほぼ終息状態となりました。
シーズン終わりの第31週(7月29日~8月4日)~第35週(8月26日~9月1日)には、1~9人(定点当たり0.03~0.25人)と散発的な報告がありました。
【グラフ】
【表】
年齢階層別報告数
2018/19シーズンの年齢階層別報告数の累計は、幼児から小学校低学年の年齢層が多くなっています。
5歳間隔の年齢階層別構成比は、5~9歳(32%)、20歳以上(25%)、4歳以下(23%)の順に多く、10歳未満が55%を占めていました。
【グラフ】
インフルエンザウイルス検出情報
広島市衛生研究所では、2018/19シーズン(9月以降)に、感染症発生動向調査等の検査で延べ73人の患者からインフルエンザウイルスを検出しました(*)。その型別内訳は、インフルエンザウイルスA香港型が40件、A(H1N1)2009型が29件、インフルエンザウイルスB型(ビクトリア系統)が5件でした。
また、基幹病院2か所による迅速診断キット検査結果によると、インフルエンザウイルスが4,591人から検出され、その型別内訳は、A型陽性が4,538人、B型陽性が53人でした。
(*)ウイルスの検査結果は、感染症発生動向調査における病原体定点においてランダムに採取された検体の他、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等の患者から採取された検体を検査した結果も含んでいます。
【グラフ】
【表】
インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等(集団かぜ)の状況
広島市では、10月2日(第40週)に2018/19シーズン初めてのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖等が報告されました。
定点当たり報告数が警報レベルを超えた第3週(1月14日~20日)から第6週(2月4日~10日)の4週にわたり、1週当たり30件以上の報告があり、第4週(1月21日~27日)には1週当たり57件とピークとなりました。その後は減少し、4月に2件報告がありましたが、第18週(4月29日~5月5日)以降、報告はありませんでした。2018/19シーズンの累計は221件でした。
昨シーズンの累計317件と比べ、今シーズンは減少しました。
【表】
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