姉妹都市提携40周年記念 ボルゴグラード市代表団の広島市訪問(2012年11月8日-11月12日)
広島市とボルゴグラード市は、昭和47年の姉妹都市提携以来、代表団の相互訪問、ヒロシマ・ナガサキ原爆展の開催、経済セミナーの開催など、行政、平和、経済、文化など幅広い分野で交流を積み重ねてきました。
2012年9月、両市の姉妹都市提携40周年の節目を記念して松井市長を始めとする代表団がボルゴグラード市を訪問し、記念行事等に参加しました。これに続き、同年11月8日から12日まで、ヴァシルコフ市長を始めとするボルゴグラード市代表団が本市を訪問しました。
ボルゴグラード市代表団が参加した主な行事等
平和記念資料館視察、原爆死没者慰霊碑参拝・献花(11月9日)
ヴァレリィ・ヴァシルコフ市長、ユーリ・スタロバトフ元市長(広島市特別名誉市民)を始めとするボルゴグラード市代表団7名は、前田資料館長の案内で平和記念資料館を視察するとともに、原爆死没者慰霊碑への参拝・献花を行いました。


広島市特別名誉市民称号贈呈式(11月9日)
ボルゴグラード市長として、本市とボルゴグラード市の交流に積極的に取り組み、両市の友好・親善関係の一層の発展に貢献されていることを顕彰するため、ヴァシルコフ市長に対して広島市特別名誉市民称号を贈呈しました。
贈呈式において、ヴァシルコフ市長は、「これは、私だけでなく、ボルゴグラード全市民の功績に対していただいたものであり、私のみならずボルゴグラード市関係者にとっても、私たちの第2の故郷とも言える広島との姉妹友好都市の絆をさらに深めるための支えになると思います。」と述べられました。




「平和の森」オープニングセレモニーへの出席(11月11日)
広島市立本川小学校において、「平和の森」オープニングセレモニーが開催され、ボルゴグラード市代表団一行も松井市長と共に参加し、児童、保護者、地域の皆さんと「平和の森」の完成をお祝いしました。
セレモニーの挨拶で、ヴァシルコフ市長は、「私たちボルゴグラード市民は両親や祖父母が成し遂げた復興の精神を受け継いでおり、広島の皆さんは原爆の恐ろしさを体験されています。このような悲劇が繰り返されてはいけないという思いや、若い世代に平和を愛する気持ちを育てたいという思いを、我々ほど共有できる人々はいないのではないでしょうか。私達に続く世代の皆さんが、過ちを繰り返さない聡明さを身につけられるものと信じています。」と述べられました。




「ボルゴグラードの日」記念イベント(11月11日)
広島市留学生会館において、両市の姉妹都市提携40周年を記念して「ボルゴグラードの日」記念イベントを開催しました。
セレモニーの挨拶で、ヴァシルコフ市長は、「こうしたイベントを通じて、ボルゴグラードについての知識を伝えてくれていることに対し、松井市長を始め広島市民の皆さんにお礼を申し上げます。この遠い広島の地で私達の街がどれだけ愛されているかを、ボルゴグラードで市民に報告したいと思います。」と述べました。
また、セレモニーでは、松井市長がヴァシルコフ市長に対し、姉妹都市提携40周年の記念として被爆樹木のイチョウの種を贈呈するとともに、ボルゴグラード市にある「ヒロシマ通り」に植樹してもらいたいとお願いしました。
会場では、ボルゴグラード市の紹介展示、ロシア料理の試食、ロシア音楽コンサートなど様々なプログラムが行われ、多くの市民でにぎわいました。




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