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「可部線廃線敷再生ビジョン-可部線メモリアル街道-」の策定(平成18年3月)
平成15年(2003年)11月30日のJR可部線(可部駅~三段峡駅間)の廃止に伴い、本市は、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)が所有していた当該区域(市域内)の土地、建物等の鉄道施設の一括無償譲渡を受けることにしました。
本市では、沿線住民の代表とで構成する「可部線廃線敷活用策検討委員会」を平成16年(2004年)6月に設置し、広く市民からの意見・提案も参考にしながら、廃線敷の利活用策の検討を進めてきました。
この度、これらの検討を踏まえ、廃線敷を地域住民の生活環境の向上や持続的・発展的な地域振興はもとより、多様な人々との交流なども支える地域資源として再生するため、「可部線廃線敷再生ビジョン-可部線メモリアル街道-」を平成18年(2006年)3月に策定しました。
概要
1 目的・性格
この再生ビジョンは、沿線地域に住む人々と旧可部線との関わりや、地域の地勢・産業・文化などの特性を活かしながら、線路敷や駅舎、駅前広場などの鉄道施設の利活用に向けた「基本的な方向性」を示したものです。
この中で、可部線廃線敷を地域住民の生活環境の向上や持続的・発展的な地域振興はもとより、多様な人々との交流なども支える地域資源として再生するため、「基本的な方向性」に留まらず「具体の利活用策」についても取りまとめています。
なお、「具体の利活用策」については、ビジョン策定時点において、全ての内容を確定するものではなく、今後、実施に向けた諸課題への対応や、実施・管理運営主体などについて検討を深め、その内容を発展的に充実していきます。
2 廃線敷に求められる役割
3 利活用の基本的な方向性と具体の利活用策
1)基本的な方向性
これまで可部線が担ってきた生活利便性の向上、地域振興、人々との交流促進などの役割を継承・再生するため、隣接する安芸太田町と連携しながら、人々の出逢いとふれあい、交流を演出する連続性ある利活用に取り組みます。
2)区間別の方向性と具体の利活用策
- (ア) 基本的な方向性を土台としつつ、各沿線地域の特性に応じた固有の取組を進めるため、沿線地域を4つに区分して、それぞれの区間における利活用の方向性と具体の利活用策を示しました。
- (イ) この内、具体の利活用策については、ビジョン策定と合わせて確定する利活用策を「短期の利活用」、今後とも検討が必要な利活用策を「中長期の利活用」として位置づけました。
- (ウ) 短期の利活用として整備する部分については、その機能を中長期の利活用に反映します。
再生ビジョンの詳細は、下記の「ダウンロード(添付資料)」でご覧になれます。
今後の展開
地域住民と行政による検討の場(可部線廃線敷活用策検討委員会を改組し、可部線廃線敷再生ビジョン推進委員会(仮称)を設置する予定)において、ビジョンの実現に向けた取組を進めます。
ダウンロード
- 「可部線廃線敷再生ビジョン」の全文[PDFファイル/660KB]
- 表紙[PDFファイル/10KB]
- 1 はじめに
2 廃線敷周辺の現況と課題[PDFファイル/126KB] - 3 廃線敷に求められる役割
4 利活用の基本的な方向性と具体の利活用策[PDFファイル/126KB] - 可部線廃線敷の利活用構想図(基本的な方向性と具体の利活用策)[PDFファイル/676KB]
- 5 今後の取組[PDFファイル/20KB]
- 参考資料[PDFファイル/18KB]
このページに関するお問い合わせ先
道路交通局 道路部 道路課 建設係
電話:082-504-2370/Fax:082-504-2427
メールアドレス:douroka@city.hiroshima.lg.jp