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キョウチクトウ及び被爆アオギリ二世の苗木配付について
広島市では、広島の平和の心をいつまでも忘れずに伝え、平和を愛する人の輪を広げていくことを目的に、「キョウチクトウ」又は「被爆アオギリ二世」の苗木を配付しています。
1 キョウチクトウ及び被爆アオギリ二世について
キョウチクトウ
人類史上初めてもたらされた一発の原子爆弾によって、焼野原となった広島は、「75年間は草木も生えない」と言われました。
被爆後いち早く咲いたキョウチクトウは、生き残った広島市民に復興への希望と勇気を与えてくれたもので、市の花にもなっています。
被爆地広島が、世界の恒久平和を祈念して、「平和の輪」を広げるために、平和記念公園内にあるキョウチクトウを挿し木して育てたものを配付しています。
被爆アオギリ二世
昭和20年(1945年)8月6日、爆心地から北東へ約1.3kmにあった旧広島逓信局の中庭で被爆したアオギリは、爆心地側の幹半分が熱線と爆風により焼けてえぐられましたが、樹皮が傷跡を包むようにして成長を続け、焦土の中で青々と芽を吹きました。
その後、被爆アオギリは昭和48年(1973年)に平和記念公園に移植されましたが“平和を愛する心”、“命あるものを大切にする心”を後世に継承するため、この被爆アオギリが実らせた種を発芽させて育て、成長した苗木を「被爆アオギリ二世」と名付けて配付しています。
2 配付の申込みついて
平和記念資料館での受付
(1) 配付対象
修学旅行などの平和学習で平和記念公園を訪れた、学校教育法(昭和二十二年三月三十一日法律第二十六号)第一条で定められた学校等の団体
(2) 配付の方法
平和記念公園内にある平和記念資料館の総合案内で、申込書に必要事項を記入してください。
どちらか希望される苗木をお渡しします(原則として1校あたり、いずれか1本)。
(3) 配付期間
3月~6月、9月~11月の期間で行っています。
緑化推進部での受付
(1) 配付対象
国又は地方公共団体、学校教育法(昭和二十二年三月三十一日法律第二十六号)第一条で定められた学校等の団体
(2) 配付の方法
所定の申込書に記入の上、植樹場所の位置図や写真等の必要書類と併せて緑政課へ提出してください。
平和の尊さを伝えるために意義があると認められるものについて、苗木配付基準により、配付します(原則として1か所あたり、1本)。
申込書等の請求は、「緑化推進部 緑政課 花と緑の施策係」へ申込みの経緯等とあわせてご連絡ください。
(3) 配付期間
随時申込みを受け付けています。
(4) その他
ア 送付にかかる費用は申請者の負担(着払い)となります。
イ 海外等への苗木送付にかかる検疫等の手続きは申請者でお願いしています。
ウ 苗木の配付を受けた団体は、苗木を植樹した後、実施報告書(様式任意、写真必須)を提出してください。