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種苗放流と種苗生産

ページ番号:0000111872 更新日:2022年12月15日更新 印刷ページ表示

 広島市では、都市化に伴う沿岸部の埋め立てにより、魚介類の生息場所として重要な藻場や干潟が減少し、これに伴い水産資源も減少してきました。
 このため、広島湾や太田川の生息に適し、さらには、漁業者から要望が高い魚介類の稚魚等(以下「種苗」という。)を放流し、水産資源の維持増大を図っています。
 放流を行っている種苗には、広島市水産振興センターで生産しているものと、他産地から購入しているものがあります。

広島市水産振興センターで生産する種苗

 広島市水産振興センターでは、放流または市内漁協への販売用の種苗を生産しています。

令和4年度 種苗生産計画

種類

計画数量

規格

生産期間

アユ

70万尾

0.5g以上

9月~2月

マコガレイ

10万尾

30mm以上

12月~5月

アイナメ

1万尾

60mm以上

12月~4月

ガザミ

20万尾

稚ガニ3令以上

5月~9月

モクズガニ

40万尾

稚ガニ1令以上

4月~8月

ワカメ

8,000m(種糸)

幼芽3mm以上

4月~12月

マコガレイ ガザミ

他産地から購入する種苗

 漁業者の要望等を参考に、他産地から種苗を購入し、放流しています。

種類

令和2年度

令和3年度

令和4年度

アユ

231kg

231kg

231kg

ウナギ

35kg

35kg

35kg

カサゴ

- 37,000匹 37,000匹

シジミ

1,470kg

1,231kg

1,117kg

アサリ

2,040kg

-

-

ヨシエビ

25,000匹

20,150匹

18,800匹

オニオコゼ

14,400匹 17,310匹 14,900匹

アユ放流 カレイ放流

種苗放流による成果(オニオコゼの事例)

 広島県内では、オニオコゼの種苗放流を平成17年から開始しました。
 この結果、広島市中央卸売市場における広島県産のオニオコゼの年間取扱高は平成17年に約7.4トンであったものが、平成30年には約17.6トンになり、大きく増加しています。
 現在、オニオコゼをはじめとする広島湾で獲れる代表的な魚介類7種(メバル、コイワシ、オニオコゼ、アサリ、クロダイ、カキ、アナゴ)をまとめて「広島湾七大海の幸」と称し、広島湾周辺市町(広島市、呉市、江田島市、廿日市市、大竹市、坂町)、市場関係者、漁協が協働し、豊かな里海で育った魅力ある食材として多くの人々にPRすることで、その消費拡大を目指しています。

 広島湾七大海の幸ホームページ(オニオコゼ)<外部リンク>

オニオコゼ

魚介類ふれあい放流事業

 アユの釣り場を市民の方々に提供するとともに、自然環境の保護意識の高揚を図るために漁業権が設定されていない八幡川、瀬野川にアユの種苗を放流しています。

 

令和2年度

令和3年度

令和4年度

八幡川

14kg

13.5kg

15kg

瀬野川

14kg

13.5kg

15kg

放流体験 放流アユ