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広島市都市計画マスタープランの評価・検証について
平成25年(2013年)8月に改定した広島市都市計画マスタープラン(以下「マスタープラン」という。)の評価・検証を行い、マスタープランの見直しの必要性について検討しましたので、その結果について、以下のとおり御案内します。
1 趣旨
マスタープランは、目標年次を令和12年(2030年)とする長期的な方針であるため、おおむね5年ごとに実施される都市計画基礎調査に合わせて、評価・検証を行い、その結果を踏まえ、必要に応じて、見直しを行うこととしています。
この度、平成29年度(2017年度)及び30年度(2018年度)に都市計画基礎調査が行われたことから、現時点における評価・検証を行い、マスタープランの見直しの必要性について検討を行いました。
2 マスタープランの評価・検証
(1) 評価・検証の方法
マスタープランは、「活力」、「魅力」、「快適性」の三つの視点から都市づくりを進めることを目標として掲げ、その目標を実現するための都市づくりの方針を定めています。また、この方針に係る進捗状況を確認するための評価指標の例を示しています。
この度の評価・検証に当たっては、この指標の例を参考として、指標を設定するとともに、原則、改定時(平成25年度)と現時点(平成30年度)の数値を比較しました。
(2) 評価・検証の結果
「活力」、「魅力」、「快適性」のそれぞれの視点ごとの進捗状況は別紙 [PDFファイル/264KB]のとおりです。
3 マスタープランの見直しの判断
この度の評価・検証では、「活力」、「魅力」、「快適性」のいずれの視点についても、都市づくりの方針に基づき、順調に推移していることが確認できました。
また、今年度改定される予定の上位計画(注)についても、マスタープランの方向性と合致するよう調整を行っており、整合が取れていることを確認しています。
なお、「ひろしま都心活性化プラン」に掲げた施策やサッカースタジアムの建設、豪雨災害被災地の復興まちづくりなど、マスタープラン改定後に具体化した施策もありますが、これらは、マスタープランの方向性と合致した個別計画等に基づき実施されています。
これらのことから、マスタープランの見直しの必要性は低いものと判断され、現時点におけるマスタープランの見直しは行わず、引き続き、現行のマスタープランに基づき、市民等との連携・協働のもと、「活力」、「魅力」、「快適性」の三つの視点から都市づくりを進めていきます。
(注) マスタープランは、上位計画である「広島市基本構想」や「広島圏域都市計画マスタープラン(都市計画区域の整備、開発及び保全の方針)」(広島県策定)などに即して定めるものであり、「広島市基本構想」は令和2年(2020年)6月に改定され、「広島圏域都市計画マスタープラン」は令和2年度(2020年度)末に改定される予定です。