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2014年03月18日 「市政車座談義」の開催結果

1 日時

平成26年(2014年)3月18日(火曜日)15時00分~17時20分

2 開催場所

サテライトキャンパスひろしま大講義室(広島県民文化センター5階)

3 参加者

14名(※敬称略)

  • 広島経済大学 金田 拓也(3年生)、藤川 佳紀(2年生)
  • 広島経済大学 興動館・課長 友松 修
  • 広島修道大学 松村 彩未(3年生)、渡利 百合子(3年生)
  • 広島修道大学 学術交流センター・次長 種田 朗
  • 広島国際学院大学 藤原 純也(2年生)、渡辺 恭平(2年生)
  • 広島国際学院大学 学生支援課 本多 弘樹
  • 祇園学区社会福祉協議会・会長 堀江 正憲
    (祇園地区青少年健全育成連絡協議会・会長)
  • 祇園学区社会福祉協議会・副会長 山田 芳和
    (祇園地区青少年健全育成連絡協議会・理事)
  • 麻の古市を伝える会 代表 太田垣 フサ子
  • ボランティアほことり会・事務局長 原田 陸三
  • 安佐南区 地域起こし推進課 主幹 松本 亜紀

4 テーマ

「自分たちのまちは自分たちがつくる」
~若い力を活用した地域コミュニティの活性化~

5 傍聴者

7名

6 会議次第

  • 市長あいさつ
  • 学生による地域活動紹介(各大学代表)
  • 本市の地域コミュニティの現状及び区と大学の地域連携状況紹介(本市職員)
  • 意見交換

7 会議の要旨

司会(広報課課長補佐)

ただいまから、市政車座談義を開催いたします。

私は、広島市広報課 課長補佐の澤と申します。本日の司会進行をさせていただきます。不慣れでございますが、皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、コミュニティの活性化という市政課題を取り上げ、「自分たちのまちは自分たちがつくる ~若い力を活用した地域コミュニティの活性化~」というテーマで、市内の3つの大学と地域連携団体の皆さまにお集まりいただきました。

皆さんと市長とで、自由かっ達に意見交換や議論を行っていただきます。特に、大学生の方が市政車座談義に参加されるのは初めてのことですが、市長は大変やさしい方ですので、この機会を生かして、思ったことをしっかりと話していただきたいと思っております。

それでは、はじめに、市長から一言ごあいさつをお願します。

市長

それでは、やさしい市長ですので、よろしくお願いいたします。

お忙しい中、この車座談義に集まりいただきまして、ありがとうございます。大学生の皆さん、職員の方、そして地域団体の方ということであります。今までさまざまな地域活動に積極的にやってきておられるということが大前提になっています。そのことについて感謝申し上げます。

私自身がまちづくりを考えていく上で、まちづくりというのは、多方面でいろんな事を同時進行でやっていかなくてはいけないという状況であるんですけど、いわゆるまちの基本構造部分を作るというのがハードですね、いろんなものづくりであろうかと思うんですけども、皆さん方とご議論させていただくのは、そのハードを前提にしながら、その上のソフト部分についてのまちのあり方がどうなんだろうということが中心になろうかと思います。

これは両方無ければまちづくりはできません。我々が実際に生きていく上でハードのいろんなシステムの上に生活基盤を作って、そこで自分の人生というものというか、生活基盤というものをしっかりしていく上で、一人では生きていけない人間でありますから、地域という一連のエリア設定をして、その中で自らが生きているなということが実感できるようにしていくということがなければ、この街を愛し、この街にいろんな思いを込めて物事をやっていこうというふうになりません。そういう意味では、さまざまな価値観、いろんな思いを持っておられる方がいるんですけども、この街を自分のものとして、自分たちが考えて、こんなふうにしたいとかという思いがまず出てくるような街ですね。何か通りすがりの街で、便利さえ良ければ良かったなと、ああ短くいて良かったというのではなくて、一生ここに居続けて自分たちのまちづくりをやってみたいなという、そんな街にしていきたいわけであります。

そんな中で、学生の皆さんに出ていただきましたのは、皆さまご存知のように、マクロで日本全体に公衆衛生等が行きわたり、そして産業が発展し、いろんな科学技術が発展しまして、人間一人一人の寿命が延びてきた、それで高齢化するという良い局面があるんですけども、その高齢化した中で、次の世代を今まで以上に多くつくらない、少子化ということが起こってまいります。

しかし、人間というのは社会集団を維持して初めて人間として生きていけるわけですけども、成熟した国家の中で、ある意味ではエリアの中で、次世代をつくるということに多少力が入らなくなってきている。そうすると、高齢化が進んで多くのお歳を召した方々、自分を含めて、そうなりますけども、それと若い方々のバランスが崩れてくると、若い力に寄りながら生きていくというんじゃなくて、自らも自立しながら、そして次の世代はそういったものをにらみながら、より効率的に自分たちのまちをどうするかということを本当に考えていただかなくてはいけない。

そういう方法を今から考えていくことがとても重要になっていると思うんですね。そういう意味では、自分たちのまちづくりを単に頭の中だけではなくて、日々の実践、つまり学生生活を通じて得た知識を自分たちの生きる地域で発揮していただく。そして自分のワークライフといいますか、自分の生涯を通じて自分はどんな生きざまをするんだということを考えていただきたいんですね。ここにおられる若い方は特に、地元を愛し、地元をしっかりするということ大きな目標として、それまでの学習の成果をこの地に発揮していただくと、そんなことを願って止まないんですね。

そのために市が何かをやることになれば、皆さん方は学校を出ても、もし地元で就職して働きたいというご希望があれば、それができるような企業群を養成していかなければいけません。自分たちも生活をしなければ、そこで活躍できませんからね。

ですから、今からの世界というものがグローバルな国境のない経済体になっている中で、グローバル化して、世界は国境無しでいろんな活動して、自分の人生を目指そうという方と、そういう方と別に、自分は地元の中でそういう基盤を作っていこうと、そしてそれをしっかりやろうという役割分担を明確にしてもいいんじゃないかと思うんですね。

そしてそのこと自体は人類全体、この社会全体を支える、とても貴重な判断でありますから、そういった選択が可能になるように、もしそれを選択したときには、地元がそういった方々を支えるような社会的枠組みをこれから作っていく、そんな気持ちであります。それをどういうふうにしていくかというときに、まずその方向性を皆が持っていただき、合意して同じ方向性の下で行政がその環境を作っていく。それは上からの指示ではなくて、自分たちの足元から物事を考えて作りあげて、そんなことがとても重要になる世の中だと思っております。

そういう意味では今日おられる皆さんは、これからの行政というものを悪い面もありますけど、いいところを引き継いで、今日は各区の区長さん方、職員も来ております。ですから、我が行政ですね、我が広島市の行政職員も使っていただく、利用する、そして仲良くしていただいて、行政と皆さん方の活動の接点を見出していただき、どうすれば良い行政展開ができるか、そういうふうに考えて、ややもすれば、行政というのは「御上」といいますか、何か威張った人がいて、「あれが規則だ、これがどうだ、こうだ」と持って行くと文句ばかり言うと、「できません、できません」と建設的な意見を言わないということは、我が市はこれからありませんので、ぜひ積極的な意見交換ができるような、場づくりの一助にしていただきたいと思います。

司会

まず、最初に本日ご参加の皆さまをご紹介いたします。

はじめに、大学の皆さんをご紹介します。各大学においては、さまざまに地域連携活動を行っておられますが、本日は、大学ごとに一つの地域連携活動を取り上げて、その活動を行っているグループの代表の学生の方と、大学の地域連携活動を担当されている職員の方にお越しいただいております。それでは、皆さんをご紹介します。

広島経済大学3年生の金田さんです。

経済大学 金田さん

皆さん、こんにちは。広島経済大学興動館「子ども達を守ろうプロジェクト」前リーダーの金田拓也と申します。本日はよろしくお願いいたします。

司会

同じく広島経済大学2年生の藤川さんです。

経済大学 藤川さん

皆さん、こんにちは。興動館「子ども達を守ろうプロジェクト」現リーダーの藤川です。とても緊張しております。よろしくお願いいたします。

司会

広島経済大学興動館の友松課長様です。

経済大学 友松課長

広島経済大学興動館の友松と申します。本日はよろしくお願いいたします。

司会

広島修道大学3年生の渡利さんです。

修道大学 渡利さん

広島修道大学の渡利と申します。今日は緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。

司会

同じく広島修道大学3年生の松村さんです。

修道大学 松村さん

同じく広島修道大学の松村と申します。私もすごく緊張していて、今手が震えています。今日はよろしくお願いします。

司会

広島修道大学 学術交流センターの種田次長様です。

修道大学 種田次長

広島修道大学 学術交流センターの種田と申します。

実は4月から、学術交流センターという部署が「ひろみらセンター」という名前に改称します。また、4月からもよろしくお願いいたします。

司会

続いて、広島国際学院大学2年生の藤原さんです。

国際学院大学 藤原さん

広島国際学院大学 学友会会長の藤原です。若干ドキドキしています。よろしくお願いします。

司会

同じく広島国際学院大学2年生の渡辺さんです。

国際学院大学 渡辺さん

広島国際学院大学2年生の渡辺です。よろしくお願いします。

司会

広島国際学院大学 学生支援課の本多様です。

国際学院大学 本多さん

広島国際学院大学 学生支援課 本多と申します。二人とも2年生で、まだ言葉足らずのところがたくさんあると思いますが、よろしくお願いいたします。

司会

活動内容については、後ほど、各大学から紹介していただきます。続いて、各大学と連携して活動されている地域団体の代表の方と団体の概要をご紹介いたします。

まず、広島経済大学と連携されている祇園学区社会福祉協議会の堀江会長様です。

祇園学区社協 堀江会長

祇園学区社会福祉協議会の会長をしております堀江です。よろしくお願いいたします。

司会

同じく祇園学区社会福祉協議会の山田副会長様です。

祇園学区社協 山田副会長

祇園学区社会福祉協議会の副会長をやっております、山田です。よろしくお願いいたします。

司会

祇園学区社会福祉協議会の組織の一つとして、祇園地区青少年健全育成連絡協議会があり、幼稚園、保育所、小・中・高等学校、そして大学や青少年育成関係団体など、学区内の多くの団体と連携し、子どもたちを犯罪被害から守る取組や健全育成に向けて、長年継続してさまざまな取組をされておられます。

続いて、広島修道大学と連携されている「麻の古市を伝える会」代表の太田垣様です。

麻の古市を伝える会 太田垣代表

「麻の古市を伝える会」の代表をしております太田垣です。今日は、よろしくお願いします。

司会

「麻の古市を伝える会」様は、安佐南区の古市地区で明治時代に栄えていた麻産業の歴史と、麻の良さや作り方などを、小学校や公民館の講義で伝えることで、地域に歴史を継承する活動をされています。

続いて、広島国際学院大学が連携されている「ボランティアほことり会」の原田事務局長様です。

ほことり会 原田事務局長

皆さん、こんにちは。「ボランティアほことり会」の原田と申します。ほことり会というのは、安芸区に「鉾取山(ほことりやま)」というのがありまして、その下で活動をしておりますので、「ほことり会」と名前を付けさせていただいております。本日はよろしくお願いいたします。

司会

「ボランティアほことり会」様は、先ほど、事務局長様からも紹介がありましたとおり、安芸区中野東にある「鉾取山」から名付けられ、中野東地区に住んでおられる方々を中心に、「子どものふるさとづくり」を目指して結成されました。

瀬野川イルミネーションや中野東学区のサマーフェスティバルなどのイベントの企画・運営、瀬野川河川敷の美化清掃活動など、積極的に地域の活性化に取り組まれておられます。

最後に、安佐南区地域起こし推進課の松本主幹です。

安佐南区地域起こし推進課 松本主幹

安佐南区地域起こし推進課の松本です。よろしくお願いします。今日は、私も学生の皆さんの話を楽しみにしておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

司会

安佐南区は、市内で最も多くの大学があり、そのすべての大学と地域連携協力に関する協定を締結しています。こうした各大学が有する知的資源や学生の力を地域に生かすための協力・支援を積極的に行っております。

それではこれから、車座談義を進めさせていただきます。終了予定時刻は5時としておりますので、どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。

まずは、各大学の地域連携活動の取組について、大学の方に紹介していただきます。初めは、広島経済大学さんから説明をお願いいたします。

学生による地域活動紹介

経済大学 友松課長

本日は、このような場にお招きいただきまして、本当にありがとうございます。大変光栄に感じております。

広島経済大学では、平成18年から、「興動館教育プログラム」という人間力の向上を目指したプログラムを開始しておりまして、その中では国際交流活動とか、社会貢献活動とか、地域活性活動、あるいは経済活動など、学生が主体的に行う活動をサポートしていくというプログラムです。

この興動館という字は、動きを興すという形で書いておりまして、お手元の方に今日はパンフレットがあると思いますが、こちらの方に詳しく掲載しておりますけども、本学の動きを興すという人材を育てたいという思いで付けた造語でございます。この興動館教育プログラムの中では、今現在、19のプロジェクトが活動しておりまして、学生が450人、カンボジアやインドネシアの国際貢献、あるいは今日紹介させていただきます、地域での「子ども達を守ろうプロジェクト」であるとか、自由な活動を行っております。

今日は、「子ども達を守ろうプロジェクト」については、学生が説明いたしますので、ぜひご周知していただければと思います。よろしくお願いいたします。

経済大学 金田さん、藤川さん

皆さん、こんにちは。広島経済大学3年生、前リーダーの金田拓也と2年生、現リーダーの藤川が担当させていただきます。それでは今から、私たち「子ども達を守ろうプロジェクト」の説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

私たち「子ども達を守ろうプロジェクト」は、平成17年の11月に広島市安芸区で発生した、「広島小1女児殺害事件」を受け発足し、学生の立場・視点からできることを考え、子どもたちが、安心して暮らせるまちづくりを目的とし、発足以降8年間毎日、防犯活動に取り組んでおります。

現在、プロジェクトには24名の学生が参加しており、本日同席をしていただいております、祇園地区青少年健全育成連絡協議会を始め、安佐南防災組合連合会、青少年健全育成部会、広島市立祇園小学校、広島市立山本小学校、学校法人清心学園清心幼稚園ほか10団体と連携し、日々防犯活動に取り組んでおります。

プロジェクトの主な活動内容としましては、広島市立祇園小学校の校庭内を巡回して、不審者や危険物から、子どもたちを守る「ガードボランティア活動」や、子どもたちへの声掛けが増加をする時間帯である下校時に通学路に立ち、子どもたちが安全に下校できるように見守る「下校安全サポート活動」を行っております。

また、祇園地区青少年健全育成連絡協議会と連携し、祇園学区を歩いて回り、犯罪や災害が起きやすい場所を見つけ、マップに記す「地域安全マップづくり」や、子どもたちが登校する際、通学路に立ち、子どもたちが安全に登校できるように見守る「子ども見守り活動」などを行っております。

こちらの写真は、広島市立祇園小学校において行っております「ガードボランティア活動」の活動風景となります。広島市立祇園小学校の昼休み時間前に、学生が小学校を訪問しまして、二人一組となり、オレンジ色のジャケットを着用し、不審者がいないか、危険物がないかなどを確認しながら、校庭内を巡回します。

巡回後は、昼休みに遊びに出てきた子どもたちと一緒に遊びます。子どもたちと一緒に遊ぶことにも理由があり、外部から不審者が小学校に侵入をしようとしても、子どもたちの近くに大人がいることで、外部から不審者が小学校へ侵入しにくい環境を作ることを目的としております。

こちらは先ほど説明をいたしました祇園地区青少年健全育成連絡協議会と連携して制作した「祇園小安全マップ」です。こちらの「祇園小安全マップ」には、不審者や遊び方に気を付ける場所を赤色のシールを貼っています。そして、車、電車、自転車などに気を付ける場所に黄色のシールを貼っております。災害時に気を付ける場所として、水の事故を青いシールで貼らせていただいております。こちらの「祇園小安全マップ」は、現在、広島市立祇園小学校に掲示をさせていただいております。子どもたちがいずれも危険な祇園小の地域で、どこがどのように危険なのか、分かるようになっております。

こちらの写真は私たちが日頃行っております「ガードボランティア活動」に対して、広島市立祇園小学校の児童から、お礼の手紙をいただくために開かれた「お礼の朝会」の風景です。このときはメンバー全員が祗園小学校の子どもたちから受け取ったお礼の手紙を読み、私たちが日頃行っている「ガードボランティア活動」の重要性を改めて認識し、今後の活動への取組に対する意識を高める、私たちにとってもとても重要な会となっております。

私たちと、祇園地区青少年健全育成連絡協議会をはじめ、他団体と連携をしていくためにどのようにしているのかといいますと、年2回開催されます総会に参加することで、各団体との交流を深めています。総会では各団体の活動状況など報告し合い情報交換を行い、各団体とのつながりを強めています。こういった総会での交流が地域と連携した「地域安全マップづくり」や子ども見守り活動につながっております。こちらの写真は昨年5月に開催されました総会での集合写真となっています。

主なプロジェクト活動については、先ほど説明いたしましたが、そのほかにもまだ行っている防犯活動がありますので、そちらは現リーダーの藤川から説明をさせていただきます。

「子ども達を守ろうプロジェクト」では、先ほど金田が説明したガードボランティアや下校安全サポートといった直接的な防犯だけではなく、自分たちで考えた間接的な防犯についても実施しております。主な活動といたしましては、6月に行われます「祇園小学校スポーツ大会イベント」、8月に行われます「夏休みの宿題お手伝いイベント」、12月に行われます「クリスマス会」、年をまたいで2月に行われます「節分イベント」、最後3月に「未就学児防犯イベント」というものを実施しております。

これは8月に行われました「夏休みの宿題お手伝いイベント」の模様となっております。このイベントは夏休み2日間で開催いたしまして、述べ120人が参加いたしました。このイベントの開催目的は、夏休み中、両親が共働きによって家で一人で過ごす子どもが増えている中、子どもたちが一人で家にいる時間を減らし、少しでも犯罪に巻き込まれる可能性を減らしたいという思いで実施をしております。こちらは、子どもたちを興動館に集め、大学生がこのように宿題や工作のお手伝いなどを行っております。こちらの写真が1日目に行われました宿題を手伝う様子となっております。

続きまして、こちらの写真が3月に行われました「未就学児防犯イベント」の写真となっております。こちらが人形劇をやっております。この「未就学児防犯イベント」では、保護者と未就学児を合わせて約30人参加いたしました。このイベントの開催目的といたしましては、卒園してこれから小学校に入学する園児の保護者を対象といたしまして、防犯と交通安全に関する人形劇やゲームを行うことで、防犯に関する知識を身に付けてもらい、危険を自分で回避できるようになってもらいたいという思いで臨んでおります。また、園児のみでなく保護者にも、このプロジェクトの存在を知ってもらい、このプロジェクトの活動目的を知ってもらうというのも目的の一つとなっております。

最後にこちら、私たちと地域の皆さまとの連携について取り上げてもらった新聞となっております。お手元にある資料にも掲載されておりますので、後ほどご覧ください。

(金田さん)私は、プロジェクト活動を通して非常に多くの地域の方たちと接し、人として大きく成長することができました。私は現在大学3年生で、就職活動をしておりますが、社会人となっても地域に貢献し、可能であれば、子どもたちの見守り活動を続けていきたいと思っています。

(藤川さん)私は、この活動を今担当しております祇園地区のみではなく、例えば呉市とか、福山市や庄原市の方でも活動を広げていって、最終的には全国にも広めていきたいと考えております。僕らの思いだけでなく、金田さんなど先輩たちの思いも込めて地域の人たちとの交流も深めて、より広く活動を進めていきたいと思っております。

以上で、私たち「子ども達を守ろうプロジェクト」についての説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。

司会

ありがとうございました。続きまして、広島修道大学さんから説明をお願いします。

修道大学 種田次長

それでは、広島修道大学の地域連携の一端を紹介をさせていただきたいと思います。

まず最初に、私の方から、広島修道大学が昨年文科省から採択されました「地(知)の拠点整備事業」、大学COC事業と申しますけども、これを簡単に紹介させていただきたいと思います。この事業は自治体と連携をしながら、全学的に地域を志向した教育研究、社会貢献を進める大学を国が支援するという事業でございます。5年間で2億円を超えるような大きな補助金でございます。全国で319大学が申請を行いまして、52大学のみが採択を受けております。本学の事業名称は先ほど「ひろみら」という言葉を使いましたが、正式名称はイノベーションブリッジによる「ひろしま未来協創プロジェクト」とちょっと長くてカタカナがたくさんあるということで、「ひろしま未来協創」を略しまして「ひろみら」と申します。このプロジェクトは「ひろみらプロジェクト」ということになっております。一言で言えば、地域に役立つ人材の育成ということを大きな目標として掲げております。

COC事業の背景となりましたのが、本学がこれまで進めてきた地域連携活動ということになりまして、一番大きなものは2010年から進めております「地域つながるプロジェクト」というのがございます。

これが2種類タイプがございまして、地域の団体と連携をし、企画実施する活動、それともう一つはいわゆる地域課題研究というタイプもございます。それと昨年もう一つ、熟議プロジェクトというものがあります。文科省と共催いたしまして、昨年度に全国縦断熟議というのを本学で開催いたしました。当日は300名以上の方、教職員、学生、自治体の方、そして企業、NPO、その他たくさんの方に集まっていただいて、熟慮して議論するということをやっていきました。この熟議という手法を踏襲しつつ、これからも「ひろみらプロジェクト」「地域つながるプロジェクト」等をやっていきたいと思っております。

それでは、学生にマイクを渡します。

修道大学 松村さん、渡利さん

皆さん、こんにちは、広島修道大学の渡利です。同じく広島修道大学の松村です。では、これから広島修道大学の今日の紹介をはじめさせていただきます。

先ほど説明にあった、「地域つながるプロジェクト」に私たちは参加しました。私たちのチームは、安佐南区の公民館と連携し、プロジェクト名を「あさみなみらいプロジェクト」して活動を行ってきました。この「あさみなみらいプロジェクト」という名前には、プロジェクトを安佐南区の未来のために活動したいという私たちの願いが込められています。

では、活動の内容を説明させていただきます。

安佐南区古市地区では、かつて麻の生成が盛んに行われていました。しかし、古市地区の麻の歴史について知る若い方が少ないという現状がありました。そのような現状から、子どもたちにもっと麻の歴史を伝えたいという地域の方の話を聞きました。そこで、私たちは古市の麻の歴史を子どもたちに伝えようと古市公民館と麻の古市を伝える会の方々と連携し、このプロジェクトを始めました。

まず初めに、昨年6月に修道大学で開催された熟議で、地域の方々と一緒に麻の歴史を子どもたちに伝える方法を話し合いました。この話し合いの結果、麻の古市の方々が作成されていた麻の古市を子ども向けに分かりやすくした子ども版の麻の古市の冊子を作ることが決定しました。

作成するに当たって、古市や麻のことについて何も知らなかった私たちは、勉強したり、現地へ行って、実際に麻が生成されていた蔵や道具を見学しに行きました。また、古市公民館で、月に一度行われる麻の古市を伝える会に参加し、冊子を作成するに当たって、一つ一つの段階を大切にしながら、学生だけで冊子作りを進めるのではなく、地域の方の知識やご意見を取り入れさせていただきながら、冊子作りを行いました。また、実際に子どもたちに麻に触れてもらおうと古市小学校で体験授業を行いました。この体験授業では、麻の代わりにカワムシという植物を使って、ミサンガ作りを行いました。

次に、冊子作りについて説明します。私たちは、広島修道大学の人文学部に在学し、教育学を専攻しています。そこで、冊子を作るに当たって、人文学専攻の学びを生かして、子どもたちに分かりやすく伝わるように工夫しました。

工夫した点は、三つあります。

一つ目は、イメージキャラクターを考案しました。先ほどまでのスライドにも何度か登場しましたが、麻の葉をイメージしたキャラクターを考えました。二つ目は、子どもが読みやすいように、太く丸みのある字体を選び、対象学年に合わせた冊子にしました。三つ目は、イラストや写真を多く使用したデザインにしました。この冊子には、私たちの手書きのイラストを使用しています。

お手元の資料の中に、私たちが作った実際の麻の冊子をお配りしているのですが、見ていただいてもよろしいでしょうか。その冊子の中に、麻の古市を伝える会の方が以前に作られた昔の麻の古市の一部を納めています。冊子の5,6ページと見比べていただいてますでしょうか。その同じ内容が書いてあります。いかがでしょうか。このように、私たちが学んできたことを生かして冊子を作りました。こうして、あさみなみ古市の子供版が完成しました。

私たちが作成した麻の古市子ども版は、広島市立古市小学校の授業に、来年度から使用していただけることが決定しました。授業では、今お配りしているサイズはA5サイズなんですけれども、実際には子どもたちが見やすいようにA4サイズを作成し配っています。

そして、2014年2月28日に完成した麻の古市の子ども版を古市小学校に贈呈しました。

さっそく児童たちは、手に取って中身を見てくれていて、その姿を見ると、自分たちのやってきた活動の成果があったなと、とてもうれしく思いました。

それから、地域の大人の知識と学生のアイデアが合わさったこの冊子がきっかけとなり、さらに子どもたちが麻に興味を持って学んでいってほしいと思っています。そして、古市のことをもっと好きになってほしいと願っています。

以上で、私たち広島修道大学の活動の説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。

司会

ありがとうございました。地域の皆さんとしっかり連携して取り組んでいる活動がよく分かりました。続きまして、広島国際学院大学さんから説明をお願いいたします。

国際学院大学 本多さん

皆さん、こんにちは、広島国際学院大学です。今日はこのような場に出席させていただいて、彼らの能力を開かせるためにも貴重な場になるので、たいへんありがたいと思っております。本学はですね。1月28日に安芸区役所と地域連携協定を結ばせていただきまして、これからさらに安芸区とのつながり、広島市とのつながりを考えていこうところでございます。

これまでも安芸区役所とは、大学の学友会の活動とともに、地域の方と学内、学外で一緒に活動する、今日お話しするような瀬野川イルミネーション、地域の祭りですけども、そういったこととか、地域の方と連携して一緒になって一つのものを作り上げて、夏祭りもございますが、そういったものをどんどん増やして、地域の方とのつながり、心のつながりをしっかり作っていきたいなというふうに考えております。それでは、本学の学生の方から、地域のつながりについて、紹介させていただきます。よろしくお願いします。

国際学院大学 藤原さん、渡辺さん

では、広島国際学院大学と地域のつながりについての発表を行います。私、広島国際学院大学の学友会会長の藤原と大学祭実行委員会委員長の渡辺です。よろしくお願いします。

瀬野川イルミネーションと地域のつながりについてのお話をさせていただく前に、ちょっと広島国際学院大学についての紹介をさせていただきます。

私たちが通学している広島国際学院大学は、広島市東部に位置する安芸区に唯一ある大学です。昨年までは、3学部3学科でしたが、今年度から2学部4学科の文理融合型大学として、リニューアルした大学です。学生数は千人ほど在学しており、学部は関係なく、皆が和気あいあいと楽しんでいる大学です。最寄駅はJR山陽本線の中野東駅で、周囲を山々に囲まれており、自然がとても豊かなところです。

次に、私たちが活動している学友会についてご紹介させていただきます。学友会とは、学生が中心となって活動している団体であり、本学の発展、学生生活の充実を考え、話し合い実行して機関です。そして、本学の発展の一環として大学祭や予算の審議を考える学生総会などの行事の企画・運営を行っています。こちらの写真は、その学生総会の写真です。この他にも、クラブ、サークル活動の援助、統括や学内・大学内地域の提携協力も行っています。

先ほども言ったように、地域との連携・協力の中に一つとして、瀬野川イルミネーションに協力しています。まず初めに、開催経緯については、今から7年前の平成19年に、地元企業により安芸区にイルミネーションが寄付され、区民の連携意識の高揚と瀬野川の魅力づくりの推進のため、ボランティアほことり会さんが中心となって始めたのがきっかけです。

そして、その当時から地域と連携して何かを作りたいという本学学友会と中野地区との思いがかみ合ったので、第1回目から中野地区の皆さまと共に運営協力していくこととなりました。

そうして始まった瀬野川イルミネーションですが、昨年の12月に7回目を迎えまして、こちらにある写真のとおり、河川敷が見えないほど、お客さんが、地域の方々が来て下さってとても盛り上がって盛大に楽しむことができました。でも、結構人数がいると思うんですけど、CGや合成ではありません。

続きまして、瀬野川イルミネーション開催前の地域との事前準備についてご紹介いたします。まず、瀬野川イルミネーションの事前会議に出席し、ほことり会の方々とイルミネーションの事前準備や会場図のレイアウトの決定、当日の行動などを打ち合わせします。そして打ち合わせ内容を大学に持ち帰り、依頼のあったサークル、音響系サークルや演奏系サークルに協力依頼を行い、その後、参加サークルで打ち合わせを行います。さらに、そのサークルとほことり会さんとで、前日、会場準備を行います。

写真は電気工事の資格を取り電気試験受験クラブが、夜の屋台に備えて電球設置を行っている様子です。

次に、当日の取組についてのご紹介です。当日は、午後からステージ運営の打ち合わせをするんですが、開催中は、音響操作、点灯を行います。バザー運営は、早朝からテントの設営し、午後から販売準備、開催時に販売を始めます。さらに、開催中の河川敷などや、道路の所はちょっと危険なので、自分たちが警備として、子どもたちの安全やお年寄りの方たちの安全を確認しています。

終了時、または、その後日にイルミネーションや会場の撤去作業を行っています。上の写真は、ビンゴゲームの時に、子どもたちがステージにちょっとあふれてくるので、抑えていたり、下の写真は、そのサークルの皆さんがコスプレをしてステージで盛り上げてくれている写真です。

次に、瀬野川イルミネーションを通しての私たちの思いについてお話しします。私たちは、瀬野川イルミネーションを通して、大学と地域が一体となって盛り上げていきたいという意見が一層強まっていき、さらに地域の方々と少しずつではありますが、あいさつ以上のコミュケーションが出来つつあります。

この活動を通して、地域の方々から多くの知識を学び、私たちの学友会活動に生かしていきたいと思います。さらに、地域と学友会の関係をより強めるために、大学祭などの学友会行事に地域の方々が参加していただけるよう、私たちも努力していきたいと考えています。

最後になりましたが、今年も瀬野川イルミネーションを開催する予定です。今年度の12月、こちらには、上旬と書いてありますが、初めの方に開催するので、もしよろしければ、今回いらっしゃる大学さんや市の関係者の方々、ちょっと遠いところでありますが、ぜひいらっしゃってください。

今、お手元にある資料にパンフレットがあります。今、本多さんが見せてくれているんですけれども、自分たちの大学の人たちがそのパンフレットをデザインしています。来年も自分たちが考える予定なのでよろしくお願いします。

以上で、広島国際学院大学の地域とのつながりの発表を終わります。

本市の地域コミュニティの現状及び区と大学の地域連携状況紹介

司会

皆さん、ありがとうございました。各大学、それぞれ取り組む分野は異なりますが、地域と連携して、学生のみなさんが意欲的に、そして、熱く活動に取り組まれていることが大変よく伝わりました。

続きまして、広島市の地域コミュニティの現状、区と大学の地域連携状況について、安佐南区地域起こし推進課の松本主幹から説明をお願いいたします。

安佐南区地域起こし推進課 松本主幹

改めまして、皆さんこんにちは、安佐南区役所地域起こし推進課で大学連携という事業を担当しています。大学連携の事業というのを単独で所管しているというのは非常に珍しいのではないかと思います。それと特徴として、安佐南区にはたくさんの大学があるということがあります。

広島市内には、15の大学と五つの短期大学がありますが、そのうち今日来ていらっしゃる広島修道大学さん、広島経済大学さんをはじめ、五つの大学と二つの短期大学が安佐南区にはあります。こうした安佐南区の特色を生かして、「学びと交流のあるまちづくり」に力を入れております。

具体的な取組を後ほどお話させていただくことにしまして、初めに広島市における地域コミュニティについて少しお話しさせてもらいます。

広島市の現状を説明させていただくうえで、市民意識調査というデータを今回引用させていただこうと思います。この市民意識調査は、広島市で毎年行っておりまして、市民5千人を無作為抽出しまして、郵送で質問票を送って、それをデータとして分析するものですけれども、この結果は、広島市のいろんな事業の基礎データとして使っていきます。

70問ぐらい質問があるんですけれども、このうちの一つに次のような質問があります。

「あなたはこの1年間に、住んでる地域のコミュニティ事業に参加しましたか」という質問です。この結果の回答を見ますと、なんと半分以上の方が参加していないという回答がありました。ちなみに、このデータは24年度のものです。25年度のものは、今集計中だと思います。

次の質問で分析をちょっとしてみますと、男女の差はあまりないんですけれども、年代別に見ますと、10代、20代の参加が少ないということ、それと、65歳以上で会社をリタイヤされて、比較的時間があるのかな思うところでも半分程度あるかという結果になっております。

次の質問で、その参加しない理由を問うています。その回答を見ますと、まず「時間に余裕がない」という回答が一番多かったのですが、その次に、「参加するきっかけがない」。それから、「どのような活動を行われるかわからない」という回答が上位にありました。

つまり、参加するきっかけや地域活動の情報があれば、もっと地域のコミュニティ活動に参加してみようかなという方が増えるのではないかと思います。

次に、ちょっと違う観点からの質問がありました。

「あなたは洪水などから安全に避難するために、最も大切なことは」という質問があったのですが、一番多い答えが、「地域の住民同士の相互のつながり」という回答でした。

地域活動への参加はそんなに積極的ではないんですけども、いざというとき、地域住民相互のつながりというのを非常に大切にされているというところが見えてくると思います。

つまり、つながりのきっかけがあれば、もっと地域のコミュニティ活動が活発になるのではないかなと考えております。

ちょっとまとめてみますと、広島市をはじめ、多くの地域が抱える課題ということで、まず少子高齢化、核家族化によって、住民同士のつながりが希薄化してきています。それに伴いまして、町内会の加入率が低下するなど、地域活動への参加者も減少してきています。町内会の加入率もここ10年で約10%低下しております。今言われている地域の活動などがだんだん危なくなってきて、コミュニティというのが衰退してきている。こういう現象が、多くの地域で見られる。これが課題となっています。

こうした中で、安佐南区では、地域コミュニティを活性化するため、いろんな取組を行っています。安佐南区の特色でもあり、財産でもある大学の知的資源と学生のパワーを地域活動に生かした事業を展開しています。

先ほども各大学の皆さんから発表いただきましたが、それは学生の皆さんが積極的に地域に出られて活動されているんですけれども、私たちはどちらかというと、地域の声を聞いて地域に学生を呼び込む、そういうお仕事をしています。

この取組の事業のベースになっていますのが、各大学と結ばせていただいています地域連携協定です。住民と一体となって、安佐南区のまちづくりを今後こういう方向で、協力していきましょうと明文化したもので、平成20年の広島修道大学を皮切りに、順次、各大学と結ばせていただきました。

先ほど、発表にもありましたとおり、安佐南区以外の区でもこうした連携協定を結ばれています。国際学院大学さんと安芸区がこの1月に、広島県立大学と南区役所がこの3月の頭に締結させていただいたことが、記憶に新しいところです。こういう形で学長さんと区長さんが締結いたしました。

次に、この協定書に基づいて地域連携をいろいろと行っています。この主な例を紹介させていただきます。

まず、プレーパークの運営補助ですけれども、プレーパークというのが地域の公園に、地域のボランティアの人が集まられて、子どもさんに遊びを提供する。いろんな昔の遊びなどを教えながら、地域交流、世代間交流をしていくというものなんですけれども、これを学生さんに手伝ってもらえないかというお話がありました。この話を区役所の方から、五つの大学の方にお話を持っていかしてもらいまして、今では複数の大学からたくさんの学生さんが集まっています。これは、昨年11月の市の広報で取り上げられまして、地域の方から、「学生の方に支えられて地域の和が広がった」という声をいただいています。

次の例で、今年の連携例なんですけども、安佐南区に安という地域があります。ここで、昔、花田植えという伝統行事があったようです。地域の方が数年ぐらい前に、これを復活させようと思い取り組まれておられて、過去7回ぐらい開催されてこられました。

今年度の初めに地域の会長さんが、安地区には安田女子大学があります。安田女子大学の学生さんに早乙女として一緒にやってもらえないかという話がありまして、区役所の方で安田女子大学の方にお話を持って行かせてもらいました。その結果、約10名の学生さんが参加してくださって、予行演習を含めて本番まで地域の方との交流を深めてまいりました。

これも中国新聞で取り上げていただきまして、地域の方からは、学生さんの力で伝統行事を継承していたいといううれしい言葉をいただいています。

そのほか、いろんな地域の行事であるとか、区役所、公民館の事業にたくさんの学生さんの力が加わっていただいています。年間約30件ほど、こうした連携につながっております。

このように、安佐南区では、地域の方からは「学生さんに一緒に参加してほしいな」という声や、また、学生さんからも「地域活動に興味があるんだけど、何か一緒にできませんか」というような相談を、気楽に区役所に方に寄せていただればと思います。

具体的に、どうやって地域と大学を結んでいるかといいますと、これは安佐南区独自のフォーマットなんですけれども、こういう申込書を作っています。地域の方からの相談がありましたら、これを使って、各大学の方に紹介しています。安佐南区の強みは、これを五つの大学、二つの短期大学に照会できるということです。事業終了後には、地域の方から、事業終了報告書をいただきまして、たくさんのうれしいお言葉をいただいて、それを大学を通じて学生さんにもフィードバックしています。

逆の流れももちろんありまして、大学や学生さんから「一緒にやりたいな」という相談がありましたら、こういうフォーマットを使って区役所の方から、地域へお話を持って行っています。

最後ですけども、区役所は、気軽に立ち寄って雑談してもらったり、気楽に電話してもらったり、そういう場でありたいと思っています。雑談から、お互いいろんなアイデアとか、絆とか、関係とか、そういうものが生まれたら素晴らしいなと思います。

冒頭で説明しました、地域のコミュニティの場にもきっかけだとか、地域の情報というのを、我々も日々アンテナを張り巡らせて情報収集して、マッチングできる情報を皆さんに発信していきたいと思います。

先ほども市長の方からも話がありましたが、職員を使ってください。仲良くしてください。そういう中でいい関係を作って行ければと思います。これからも大学と地域を結ぶ「お手伝い役」として、皆さんから信頼していただける存在としてあり続けたいと思います。

以上で説明を終わります。

意見交換

地域コミュニティの活性化と地域活動の若い担い手の確保

司会

ありがとうございました。それでは、これより、意見交換に入らせていただきます。

まずは、「地域コミュニティの活性化と地域活動の若い担い手の確保」これについての意見交換を進めたいと思います。まず、地域団体の方に発言をしていただきます。

大学生と連携して活動することで感じておられる思いや、各団体が進められている取組に対して、大学生や地域の若者に期待すること。また、活動を支える人材の確保において抱えている課題、それから、その課題を解決するための意見や提案などをお伺いします。

はじめに、祇園学区社会福祉協議会の堀江会長さん、いかがでしょうか。

祇園学区社協 堀江会長

まず、祇園学区というのは、経済大学をはじめ、祇園北高校、AICJの中・高等学校、祇園中学校、祇園小学校、清心幼稚園、祇園保育園、あい保育園、また保育園がもう一つできております。ということで、7千人以上の園児や学生たちが昼間におります。ということはつまり子どもの安全が非常に地域で大切であり、また地域に大型のショッピングセンターができましたので、人の出入りも非常に多くなって交通から、いろんな顔の見えない人が出入りするということで非常に社会福祉協議会並びに青少年健全育成連絡協議会は非常に大きなウエイトを示している。

そういうことで、広島経済大学の「子ども達を守ろうプロジェクト」の皆さんと共に不審者情報とか、集団下校をするときに、一緒に手伝いをしているんです。また、安全マップ作りは平成17年に第1回目を作成しております。第2回目を平成23年、第3回目を平成25年と3回作っておりますが、初めの17年のときはまだ「子ども達を守ろうプロジェクト」はありませんでしたが、経済大学の学生と共に180人ばかりで各地区に散らばって団体でこまめに回ってきて、それを集めて先ほど示しましたように、赤い色は犯罪が起きやすいので危ない、青は水の害に遭いそう、黄色は交通事故が起きそうなので、ここも注意しなさい。

安全マップは祇園小学校の玄関に大きく掛けてあります。そして、この安全マップは幼稚園、保育園にも連携して配ってあります。そして、「こども110番」も一緒に使っています。「子ども達を守ろうプロジェクト」の方々もそれを使って手伝っている。そこで、私の場合は、子どものパトロールに入って32年になるんですが、東京から祇園に帰って来たとき、すぐに地域で恐喝がありましたので、数名と共にボランティアを始めました。青少協自身は昭和48年から始まっていますが、昭和57年からパトロールを始めたときは、まだボランティアも少なくて危ない状況です。

それで平成元年に組織化しまして26年になりますが、今は先ほど言いましたように、大学、高校、中学校、小学校、保育園、幼稚園の全部の園長先生とそれから17の団体の会長と、小学校のPTAの会長、副会長、あるいは地区長をやっていた者で、そうした役を辞めた後で、ボランティアをやりたい者を集めております。先ほど経済大学の発表にありましたように、今55名が手伝っております。

これは、6時半から会議が始まります。総会と中間報告をやります。そしてそのときには、全部の学校、あるいは団体からのいろんな情報を交換します。その後はお酒を飲みます。学生はその団体の中で注いで回ります。そこで、歳を取った人、ベテランの方から地域とかいろんなことを学びます。だから青少協は、地域の学生を育て、地域も育て、子どもたちに大切な伝統を伝えております。そして、言葉で自分たちの汗と経験をしっかり若い子に教えます。

しかし、毎年学生は変わっていきます。そこで、三つの連携が必要であります。まずは柱となる経済大学の興動館、それから次に、4年間で変わっていきますが、学生。この活動は約10年続いているわけですが、それが変わりなく続いていくその連携。それから、この地域の受け皿である青少協、この三つが連携していくことがうまくいくことだと思います。

そして何よりも大事なのは、若い人たちが地域の中に入って、子どもの安全を通して、あるいはそういうものを通して、若い人の教育の場、若い人が学ぶ場であり、そして「何かを得た」「やっぱり手伝って良かった」というものが残るようなものでなくては、やはり若い経済大学の学生たちにももったいないと思います。

地域にはいろんな人がいます。ガミガミ言う人もおりますし、酒を飲んで諭す人もおりますし、「あんたらこんなことをしちゃあいけんよ」と関係ないことまで説教する人もいたりして、そういういろんな話をすることによって地域を知ります。「地域とはこんなもんだ」と、そして「皆私らの子なんだ」と、「皆広島の子だ、だから皆大事なんだ、どの子も大事なんだ、だから皆で一緒に子どもたちの安全を見守ろうじゃないか」ということで締めくくっております。この辺で、ベテランの山田さんにバトンタッチします。

祇園学区社協 山田副会長

今、会長がいろいろおっしゃられたんですけども、私の方からも説明させていただきます。

今、子どもを見守っている状況を説明されたんですが、これは昼の休憩時間という子どもが一番バラバラになる時間帯、これを完全に把握されておるので非常にいいということで、小学校としても非常に喜んでおります。それから、下校時に見守りをやっていただいております。街角にオレンジ色の服を着て立っておられるのは、これも非常にまちから見ればいい。子どものために非常に役に立っているので、ぜひとも継続していただきたいということが要望です。

それから夏になりますと、プールに子どもたちが来ます。そのときに、別のグループですけども、監視ということで応援してくれる。これも非常にいい。父兄の方も助かっております。ほかにも、町民運動会とか、これは皆さんよくご存じのフラワーフェスティバルで、ヨサコイに近いパフォーマンスもやっておられます。これを昼休憩の間にやってくれることが恒例になっている。これが年に1回必ず小学校をお借りしてやっております。

それから安神社という大きな神社がござます。この神社は非常に人が集まりまして、今言われましたように、昔は恐喝とか、タバコを吸う中学生とかがいたんですけど、ここら辺りの見守り、これは青少協が主にやっていまして、その後のお祭りの神輿とか、いろいろなお手伝い、こういったところを学生さんが補ってくれている。これも非常に助かっている。

大学主催で、町内の一斉清掃を年2回やられております。これは公衆衛生推進協議会と大学とがタッグを組みまして、町民の皆さんに呼び掛けて、大学生、生徒、児童、各町内の地域の方々、これが集まりまして、小学校から一斉に散らばって行くという形で、2時間くらいの一斉清掃を毎年2回やっております。

それから、「社会福祉法人あさみなみ」という、大きな社会福祉法人があります。ここが年に1回夏祭りをやります。その夏祭りのお手伝い、コンサートへの応援といったことをやっておりまして、非常にうまくいっている。これからずっと継続していただきたいんですけども、先ほど出ましたように、大学生は4年間という期限がございます。その期限をうまく利用していただいて、次々と伝承していっていただければ、これが長く続くかなと思います。今も、3年生と、2年生というリーダーでやっておられますけども、これをぜひともそのまま継続してやっていただければ、興動館そのものとしては非常にいいんじゃないかと、今ここで説明された活動は、ほんの一部ということなので、ぜひとも他のプロジェクトも一緒に継続していただきたいと思います。

それから今いろいろとお手伝いいただいているんですけども、主に児童です。ところが児童には必ず保護者いる。だから、保護者との連携をしていただければ、もっと効果が上がるのかなというのもちょっと考えておりますので、これからの課題として検討いただければいいかなと思っております。プールの監視、見守り、地域のパトロール、ここら辺りも保護者との連携が非常に大事じゃないかなという気がしております。

ただ学生さんですので、勉強が本来の仕事ということなんで、それはほどほどにして、本来の仕事が本末転倒ということにならないようにやっていただきたいので、よろしくお願いしたいと思います。

それから、先ほど出てまいりました自治会関係は、これはいろいろ堀江会長に御足労いただいてマンションが建ったと聞いたら、すぐに行ってもらって自治会の加入の促進をお話されたんですけども、建ってからではとてもじゃないが、管理組合というネックがございまして、加入率が上がらないというのが現状でございます。それで1軒だけ建てる前に分かったのがあって、そこで抑えたという例もあります。そこは加入していただいたという事例もございますので、そうしたいんですが、我々の方では、その情報がつかめません。情報をつかんだときには、地権者のサインが済んでいるという状況で条件として提示するようなことに至らないので、ここら辺りが今からちょっと検討していただかないといけない課題かなと思います。個人情報との関係があっていろいろと難しいと思いますが、そこら辺りが大きな課題と思います。

先ほど申し上げました以外で、大学生とは直接関係ないんですが、敬老会があります。我々のところでは、手作りで敬老会をやっております。市の予算がつかなくなって、しばらくになるんですが、我々の方では社協の会費をいただいてまるので、その中でやるようにしております。もうすでに手作りの敬老会は13年になります。

その中で、最近始めたんですけども、敬老の日は、皆さん方はご家庭でお祝いをされるということがありまして、祇園学区では、1週間ぐらい前に倒して、先に学区としての敬老会をやろうと。それが済んだ頃に各ご家庭で個々にお祝いをしてもらうという方式で今進んでおりまして、これが定着しつつあります。今年もそのようになると思います。

この開催に関しましては、祇園学区では、約1,100人の招待者がございます。参加される方が約300人、去年はちょっと少なかったんですけども、ほぼ300人ぐらい参加されているということで小学校の体育館がいっぱいになります。これを応援をするスタッフは70人~80人。これは今説明のありました青少協、社協、いろいろ民協とか、女性会とかいう各団体約30ぐらい団体があるんですけども、この方々が応援してくれて、それでまかなっている。これは会費がございませんので、余興などもやるんでけども、全部無料という形で地域の方のまかなっております。これはこのまま継続したいと思っておりますけども、これが年々50人ぐらい増加しております。我々のところでは75歳以上でお呼びしているんですが、これから危惧される。お金が無くなれば、当然、対象年齢も上がるし、招待客も制限しなくてはいけないという状況になるんですけども、取りあえずはなんとか経費節減の方向でいこうとやっています。

そのときに、参加された方に、小学生が一人ずつ書いてくれた作文を一人一通、場合によっては二通もらう人もおられるんですけども、お渡ししております。これがB5版に10行ぐらい書いたお手紙でございます。これはお年寄りに非常に喜ばれておりまして、これからどんどんやっていきたいという方が多いです。その手紙を見て返事を書かれる方がかなりおられる。これは学校の方へ持って来られて、学校の掲示板に貼られる。それを児童が見て、また喜ぶということで、これはぜひとも続けていかないといけないということで、今年もそういう方向になると思います。

それから当日の運営については、中学生なども応援してくれるんですけども、最近、二学期制になりまして、ちょうど期末試験と重なる時期となりまして、なかなかうまくいかないんですけども、取りあえず来れるときには、20~30人応援に来てくれまして、お年寄りの案内等を手伝ってくれるということで、学生、児童、生徒これらが一体となって応援してくれるという状況になっています。

先ほど言いましたように、催し物につきましては、地域の方が踊りをやる方、コーラスをやる方とか、いろいろおられますので、応援していただいて何とか予算が少ない中で頑張ってやっております。あとは、中学生が2~3人、これは先ほど言いましたように期末試験にちょうど引っ掛かるんですけども、その時間を割いて作文を式典の中で発表してくれます。約500字くらいでしょうか、原稿用紙1枚ちょっとぐらいの量ですけども、それを各々書いてくれまして、皆の前で発表してくれる。これも非常に喜んでおります。ですから、これも継続しなければいけない内容の一つだと思っております。

ということが大体私の方での青少協以外の説明でございます。以上です。

司会

ありがとうございました。続きまして、麻の古市を伝える会の太田垣さん、大学生や地域の若者に期待することとか、人材確保について何か思いがありましたら、よろしくお願いいたします。

麻の古市を伝える会 太田垣代表

うちは先ほどの活動のように素晴らしい活動ではないんですけども、古市と言えば麻、麻と言えば古市みたいに、戦前はものすごく麻産業が盛んだったんです。近くには煙突が20本ぐらいあったし、お母さんもお父さんもそれこそ麻作りに従事していたので、子どもたちが家で一人いたんで、今でいう学童保育のようなものを小学校の先生が立ち上げてくれたんです。そこでバレーボールを教えてもらったんです。昭和9年から、このバレーボールが始まったんですが、現在でも9人制バレーというのは広島市が一番ではないかと威張っているぐらいです。

親が家にいないので、学校の先生が子どもたちを見てくれたということで、バレーが盛んになったということから、戦後すぐは嚶鳴クラブ(古市小学校の卒業生たちで結成)が国体で2連勝したり、バレーの選手が実業団で戦後はすごく活躍されました。その後は、国際審判員のA級ライセンスを持った佐々木先生とか、オリンピックの猫田選手が出たところです。たった2千ぐらいの世帯で、これだけバレーの選手がたくさん出たところは多分ないと思うんですけど、これもすべて麻産業で親が家にいなかったということでバレーが有名になったのだと思います。

戦後、GHQで大麻が製造禁止になり、麻縄を主に作っていたんですが、化学繊維などに押されて、麻が全く無くなって、いつの間にか全部消えてしまって、地元の人もこれじゃもったいない、何とかして子どもたちに昔どれだけ栄えていたかを知らせたいと。今のうちに言っておかないと知っている人が皆眠ってしまったら、どうにもならないのでやりましょうと私たちが「麻の古市を伝える会」を立ち上げました。

初めたころは、材料を集めて、どういうのがあったとか、こういうのがあったとか、講演することもできたし、いろんなことができてたくさん講演を聞きにきてくれたんです。今度は、子どもに伝えようとなったときに、どうやろうかと皆で考えていたんですけど、その時に修道大学の「地域つながるプロジェクト」と公民館と麻の古市を伝える会の皆とで小学生から教えようということになって、皆に集まってもらって小学校にお願いに行ったんです。将来、ずっと麻の歴史について地域のことですから教えてやってくださいと。

それで小学校から了解をもらいまして、さっき彼女たちが説明されたように、麻が無いので、ミツマタを炊いたり、こさげたり、いろんなことをして、麻にして小学校でミサンガを作ってもらうために持って行きました。それと一緒に授業をしたら、子どもたちがものすごく興味を持ったんです。麻を自分たちで作れたということで。いろいろな感想を今でも古市公民館に置いております。

そこまで済んだんですが、今度はどうしようかということになって、これを本に残そうということになって、ああだ、こうだと言っていたんですが、私たちではなかなかできないときに学生さんが来て、ものすごく斬新な意見を言ってもらって、どんどん進んで、学生さんがこの本を作ってくださいました。やっぱり年寄りばっかりと言ってはいけないけど、地域のある程度の年齢の者ばかりではできなかったものが、彼女たちが来てさっと作ってくれたりするので、ものすごくうれしかってね。これはもう絶対と言ってお願いして、それから本もこのようなものができて、それから小学校へ贈呈式にも行きました。それで、ここで今年は終わったんですけど、それでは今度といったら、まだしたいことと言ったら、今度、小学校にどうやって続けるかということでは、また来年からずっと学生さんにお願いして、小学校の4年生の授業に1回は古市の伝統を取り上げてみようと思うので、今からもお願いしよう思いますし、それで地域の人にみんなに集まってお願いしよう思うんですけども、講演会のときにでもみんなが集まってきてくれて、興味を持って話は聞いてくれたんですけど、講演が済んでから後こんなことも、あんなこともあると、いろいろ参考にも教えてくれるんですが、それじゃあ一緒にしましょうと言ったら、ちょっと腰引いてんですよね。それで、今からどうしようか思うとるんですけど、来年度はまた小学生と麻のことについて話したりいろいろと学生さんらとやってみよう思います。以上です。よろしくお願いします。

司会

太田垣さんありがとうございました。大変貴重なお話をありがとうございました。続きまして、ボランティアほことり会の原田事務局長さん、いかがでしょうか。

ほことり会 原田事務局長

はい、失礼いたします。ボランティアほことり会を少しだけ紹介させていただきます。私どもボランティアほことりは、平成5年5月5日に設立しまして21年になります。若干今会員は30名ぐらいしかおりませんけど、中野東学区2500世帯ぐらいなんですが、その中でコミュニティ交流協議会というのを作っております。その中のコミュ協の中の1団体、実際21団体コミュニティ交流協議会があります。私どもの団体は、どこからも助成は受けておりません。ただ勝手連でやっております。

自分で好きで作って、いつ辞めてもいいよということなんですが、実は21年も続けたというのは当初作るときに、我々会員そのものは、皆、他県から来ておる人が多いんですよ。それが自分たちの思い出は、子どもの時の思い出はあちこちにあるよと、いろんなことあるよと。子どもは実はこちら、中野東学区、瀬野ですね、瀬野川沿いです。ここで生まれ育ったということでですね、子どもたちのふるさとづくりをしようじゃないかというのはが発想なんです。それで21年活動をしているわけでございますが、先ほどもありましたように、人材確保というのも自分たちの会費だけで運営しておりますので、非常に難しいものがあります。なかなか会員を増やすのが難しい状態になっております。

それと大学との連携ということなんですが、イルミネーションについては実は今7回が終わったということなんですが、実はクリスマスのツリーの設置というのはもう15回ぐらいやっとるんです。国際学院大学の中の紹介の中に平成19年に地元企業によるイルミネーションが寄付されたことをきっかけということが書いてありますが、実は大きな企業が100周年記念ということで、安芸区の方に話が来たようでございまして。私どもがイルミネーションをやっとるんでこれをどうじゃろうかなという話をいただきまして、当初は瀬野川に中野学区・中野東学区・瀬野学区と、瀬野川の河川沿線沿いに学区があるんですが、当初は持ち回りでやったらどうだろうかなということがありまして、一番最初に中野東学区が受けたんですけど、実は2回目をそれじゃあ隣の学区という話があったんですが、実は受けてもらえなかったというような状況で、未だに7年間続いておるような状態でございます。

大学そのもの、学生さんそのものは非常によくやってくれていますが、これも先ほどちょっと話がありましたように、何年かでやっぱり代わってくるというのがあります。ですけど、これは指導されている先生方がずいぶんご尽力いただいておると思うんですが、この7年も続けておるというのはそこらなんですね。

この7・8・9回目と、広島市の補助を瀬野川イルミネーションにいただいておりますので、3年間はこれでなんとか経費を節減しながらしのいでいこうと大学とも話をしとるんですが、それまではこの6回までは大学と私どもほことり会の方で資金を出し合って、基礎は作っていただいたんですが、資金を出し合って継続をしとるということなんです。この3回につきましては市の補助をいただきましたので、まちづくりの魅力事業なんですが、非常に助かっているような状況でございます。

大学生そのものがやっぱり専門知識がある学生さんがおられるというのは非常に大きいですね。先ほどもこのイルミネーションの、これ広告なんですが、実はこれ新聞広告で8000枚ぐらい入れるんですよ。これも大学生が無償でデザインを作っていただいている。印刷は業者にお願いするんですが、デザインを作っていただいてこういったものが出来上がった。また電気の方についても専門の学生さんが手伝っていただく、ということでやっぱり作業が早いんですよね。それだけやっぱり学生さんには期待が大きいと。我々が随分もう歳を取っておりますので、ただ口の方はどんどんいいんですが、手の方がなかなか動かないんですね。ですから、その旨を学生さんに補っていただいておるというような状況でございます。

これから先続けていくのにどうしたらいいかなということで、この間も国際学院大学の本多さんとも話をしたんです。今二つの団体のほかに公衆衛生推進協議会さんというのがお手伝いをいただいておるんです。こっちの方は資金的にはちょっと難しいということがありまして、じゃあ人手で手伝おうかなということで、この3団体で今運営をしておるような状態ですが、この間の決算の報告の中で「次はやっぱりこのままで行ったら我々もしんどいよのう」というところがありまして、学区の21団体ありますので、連合町内会さんとか、それから体育協会さんとか子ども会さんとか、こういったところに声をかけてイルミネーションの実行委員会の方に入っていただいて、少しでも尽力いただけたらな、という話を連合町内会の総会が近いもんですからその時にその話を出していこうということにして別れたわけでございますが、いずれにしろ、中野東学区には大学は1つしかございませんので、国際学院大学さんが「もうぼちぼちいいよ」と言われたら実は継続できないような状況なんで、非常に仲良くしとかんにゃあいけんなというふうに私なりに思っています。いろいろあるんですが、ここらで報告だけをさせていただきます。以上です。

司会

原田事務局長さん、どうもありがとうございました。続いて、大学生や大学の事務職員の方にも、ちょっとご発言いただければと思います。広島経済大学さんいかがでしょうか。

広島経済大学 金田さん

現在私たちが行っております「子ども達を守ろうプロジェクト」ですが、他団体ではなかなか取り組めていない防犯活動という分野で私たちがまず率先して活動しているという点で、私たちの大学からモデルケースとして他大学へと活動について発信していけたらいいと考えています。

そのためには私たちの活動について外部にアピールし、私たちと同じような大学生が防犯団体やプロジェクトを立ち上げ、広島県全体で子どもたちが安心して暮らせるまちづくりを実現していけたらと思っています。現在広島経済大学や興動館のホームページにて、活動について報告をしたり、私たちから他大学へと積極的に防犯活動についての参加をしませんかという呼びかけをしておりますが、今のところ他大学との関わりは少なく、モデルケースとなっていないのが現状となっています。

他大学のモデルケースとなるために、まず私たちの活動や、他大学や外部に情報を発信していくことが必要であると考えています。そこで広島市の広報紙である「ひろしま市民と市政」にて私たちの活動について広報していただけたらと思うのですが、どうでしょうか。

市長

いいんじゃないかな。

司会

市長からもいいんじゃないかと、広報課にも伝えておきます。

市長

まとめて。ご質問というかご要望ですから。

司会

ありがとうございました。続いて広島修道大学さん、何かご意見ございませんでしょうか。

広島修道大学 松村さん

今たくさんの地域の方々のお話を聞いて、学生の、やっぱり期間が決められているから継続していくことがっていうお話があったんですけど、確かに大学内では私たちも修道大学の中のそのプロジェクトの一環としてやってきたということで、やはり自分たちでは継続していくことにも限界といいますか、感じる限界があります。

でもそれを改善するために、私たちが考えた一つの案としては、こうやってたくさんの大学の方々が地域の方々と連携をしている話を聞きました。それで大学を超えたサークル活動などを設立することで、もっとより多くの若い人が活動に参加することができるようになるのではないかと思いました。

先ほどの方の説明で、松本さんのお話を聞く中で、地域に活動に参加したいという学生にどんどん相談してほしいということを言っていただいたんですけども、そういう仕組みについてなども学生の中にはまだ知っている人が少ないのかなと思いました。なので、でも私たちの活動の中にも、この地域、私たちと専攻も学年も違うけれど、そういう活動に興味を持っていて、進んで飛び込んできてくれた後輩もいて、そういう人たちにも学生の中にはたくさんいると思うので、もっとそういう人たちにその地域の活動について、地域が学生を求めていることについての情報を提供していただけるような環境を作っていただくと、もっと参加する若い人たちが増えていくのではないかと考えました。以上です。

司会

ありがとうございました。貴重なご提案ありがとうございます。続きまして広島国際学院大学さん、いかがでしょうか。

国際学院大学 本多さん

ちょっとどこの大学さんも学生さんがお話しされているんですけど、私どもの方では見た目はおっさんの中身は学生である私がお話をさせていただきたいと思います。

本学であれば、基本的に他大学さんはプロジェクトといった形で活動をされていますけれども、本学であれば学生自治会ということで、学生が自ら進んで何かをやろうということを基に彼らで考えて、我々は基本的にサポートさせていただいております。

学友会に入る学生たちは基本的には自分たちが大学祭をするだとか、体育局、体育サークルの取りまとめだとか、文化系サークルの取りまとめだとかいうところの組織があるんですが、その中で、比較的運動が好きだから、そういった企画をどんどんしていきたいとか、文化活動、写真が好きだとかというので学外での展示をしたいとか、いうことをどんどんやっていってるところではありますが、その中で、自分たちだけでするのもちょっとどうかなと、それもそれで楽しいんだけど、なんかもうちょっと幅を広げたいなということで、以前は各4部署、学友会の本部、体育局、文化局、大学祭の実行委員とあったのですが、その中でほかの大学とつながっている連絡協議会のような各広島県の中でつながっている団体があるのですが、本学は人数が学友会の方もどんどん減っているので、その連盟からどんどん抜けていくようなこととなってしまいました。

その代わり、その中で、地域の祭りの話がありまして、そういったのをじゃあどんどん絡んでいこうかと。自分たちは他大学とも仲良くはしたいが、地域との連携とかもやっていったら、他の大学とは違った魅力が出てくるんじゃないかということで、まずそういったものに着手していきました。その連携していく中で、ほことり会さんとも顔見知りがたくさん増えて、通学する中でも、「おい、お前元気か」という感じで、学生の方に声をかけてもらったりとか、逆に学生の方も、一緒に清掃活動をするとかそういった中で、顔見知りなので「お元気そうですね」といった感じになったり、地域の歴史の話を聞いたりとかといことで学びができて、関係もできてきてるんじゃないかなと感じています。

こういったつながりを続けていくために、学友会の活性化を大学内でも考えていかなくちゃいけないところなんですけれども、彼ら自身でそういった人集めも自分たちでしているということでもありますし、自発的にそれをやってくれているという点で考えると、社会に出て役立つ力になると考えています。こういったところで若い力が地域に、人は変わっていくけれども、うまくつながっていってるんじゃないかなと思います。

司会

本多様、ありがとうございました。皆さんからこれまでご意見、ご提案をいただきましたので、ここで市長、みなさんの発言に対してご意見などありましたらお願いします。

市長

いろいろ話を聞かせていただきまして、何からしゃべっていいかちょっとよくわからなくなっていまして。事務方がこういうバリエーションだとこういうコメントというのを用意してくれているんですけどね。でもこれじゃあ間に合いそうにありませんので。

私自身、こういうお話の場をする場を作っていただいて、皆さんに本当にお願いしたいことは、大げさに言うと、これからのまちづくりというものについての価値観といいますかね、考え方を変えなきゃいけないんじゃないですかと。変えるということについて、とりわけ若い方、同意していただく、納得していただけますかと、これが多分私のこのこういった年齢で市長をする市長の立場としてお願いしていかなきゃいかん仕事かなというのを思ってるんですね。

どういうことかというと、いや抽象的でごめんなさいね、だから役所のメモにはこういったのがないんで非常に申し訳ないんですけども、私自身が我々の生活というものを考えた時に、この世に生まれて死ぬまでどういうふうに一生を過ごすかということを考えた時に私なんかはまだまだ世の中が高度成長といいますか、どんどんどんどん開けていって、子どもが多くてお年寄りが少ないというふうなこういう世の中の中で勉強して、とにかく偉くなっていい生活を送れという前の親の世代からお話を受けて、とにかく勉強は仕事だと。何かやっておけば、社会に出てどこかの会社とか、仕事ができてうまく行くと。自分たちの住んでるエリアのことにそんなに気を使わなくてもいい。とにかく一生懸命自分が社会に出てどう働けるか、どういうふうにするかっていうことを一生懸命考えろというふうなことを多分多くの同世代の人間は教え教わってきたと思っているんですよ。それが多分基本なんです。それが、そういう親が子にそういうメッセージを出すことを根底から変えなきゃいけない時代に今入っていると実は思っているんですよ。なかなか難しいんですよ。

それはこういうピラミッド型で若い方が多くいて、みんなが地元のことを思いながらやっていると自然と推進力になって社会全体がよくなるという作りから、現在は逆三角ですよね。若い方が減ってきて、お年寄りが多いと。われ先にやろうとすると、力が分散するので、こういう大きい集団を支えられないという。そうすると昔みたいに若い人が沢山いるから、地元のこと誰かがやってくれるだろうと。頑張ってやれば、いずれ地元に戻れるだろうと、そういうぼんやりした考え方ではこの地域が支えられなくなった。

むしろ自覚して、自分たちのまちというものを、何とか考えなきゃいかん。それを言い始めたのが今言われたお年寄り連中なんですよ。「自分らももう持たんぞと、助けてくれ」と。昔はああいって自分の子たちがどんどん頑張れと言ったけど、自分がいざその年になったら、もうそんなこと言えなくなったと。なぜかと。自分たちが住んでるまちそのもののシステムが支えられなくなったと。イベントするにしてもね。そういうこと言っているんですよ。だけどそういうことを強く言えないんですよ。確かに自分らが勝手にやっていてね、今頃になって罰が当たったみたいなもんだからね。

で、どうしようとか言って。ごめんなさいと言って、だから若い人なんとかしてくれと。だけど、強いことは言えないんですよ。多分そういう状況じゃないかと私は思っているんです。何でかというとやっぱりみんなのことを考えるということももちろん自分も重要ですけども、皆のことを考えるということを学生時代からもう少しやっとかないと、これから多分自分らがいなくなった世の中は大変なことになると。だからみんなもっと地元のこと、自分らが生まれた地域のこと考えてくれと。

それが言われた歴史ですよね。昔こんな事があったんだよ、だから大切な地域なんだから我がことも重要だけど、地域のことも何か守ろうじゃないかと。みんなで仲良くすると、いうふうな人生の送り方を、もちろんみんなよく考えてくださいということを、実は意識しないけども異口同音に言われているんですよ。そこの切り替えをどうするかという時代に今なっている、なりつつあると思いますね。

別の角度から言うと、それはどういうことかと言うと、いわゆるどんどんどんどん発達していく工業社会に若い人たちを送り込む時には、社会学用語で言うと、ゲゼルシャフト(利益社会)と言いまして、例えば利益とか特定の少ない目的に向けてみんなが働けるように教育して、みんなで同じベクトルに向けて育つように、働けるように教育していくという割とやさしい教育ですよ。みんなに丸暗記させて、これをいい点が取れるようにどんどんやれと。こういうことをやって社会に送りこんで、その企業群が競争して良くなるという。全体の調和を考えなくてもいつの間にかそうしておくと良くなるという社会だったんですね。

それが大体達成できた途端に、さっき言ったように逆三角になってしまいますね。そういうことばかりやっているとバラバラになる。だからここからこう、本当に申し訳ないですけど、今の若い方々にゲゼルシャフトというか、そういう利益志向でやろうというんじゃなくて、ゲマインシャフト(共同社会)と言いますけども、自分たちの居心地良さですね、みんながいろんなことを考えているんですけども、そういう人たちをお互いが認めあって、優しい社会ですね、ひとつの目的じゃなくていろんな目的を持っとる人が集団で参加するけども、その参加してる方々が居心地良くするために自分たちでどうしたらいいんだと。認めてもらうということが最高の喜びで、何も自分がかっこよくやるんじゃなくて、お互いに人を認め合うことが幸せだ、いいなと思ったらそのいいなと思えることが実現できるような社会を目指すために自分も勉強する。自分の特技もそのために生かしていく。

そして結果としてお金が付いてくるとかね。そんなことをやらないと持たないような社会にマクロでなりつつあるんですよ。でそれをどうみんなが納得して実現していくかという大きな転換期にある中で、さて行政はどうするかですね。行政も今までどっちかというと、国も縦割り行政で、職業群ごとにみんなを刺激してどんどんやれとなっていましたけど、それが今行き詰っていますから、もう国の方ではそういう仕事のさせ方をするとやっぱりちょっと限界だなと。

だから地方の方にいろんな仕事をやってもらって、地元の意見を聴いていろんな工夫をして日本統一じゃなくて地方ごとに特色を発揮してやってもらえる仕掛けにしてもらっていいんじゃないかというふうに移りつつあるはずなんです。それを実践する広島市になりたいなというふうに自分は思うんですね。

だから役所の、区役所の職員のメンバーもまず皆さんがどういうふうに思ってるかを今みたいなものさしを持ってよく聞いてもらいたいんですよね。その芯にある苦しみみたいなところから、こうじゃないんですかっていうのを吸い上げてあげるというふうにしたいんですね。さてその次に、それを持続するためには今言ったようなことがまず分かってもらうとそれぞれが協力し合おうという、自分たちでどうかしよう、他人ごとじゃなくて自分たちが考えていろんな意見があるけども、とにかくまとまって動くようにしようということをやると。そしてそれをやるためには、世の中やっぱり資本主義の社会ですからお金がいるんですね。

そのお金の部分を行政というのは皆さんから徴財、税金でいろんな形で頂いていますから、そのお金の流し方を少し変えなきゃいかんと思っているんですね。今までは刺激して、ずどーんといくようないろんな活動のところに補助金であるとかを出すというやり方でやはり刺激型のお金の出し方だったんです。行政ってそうなんですよ。だからそこを私はちょっとずつでありますけども、持続型の活動にお金を出すということをみんなに了解してもらいたいんです。いいんじゃないですかと。

今みたいな各区内での取り組みでしょ。お祭りやりたい、イベントやりたいといったときに、その度に何とかお金を集めて、それだけがほとんど本来の目的から外れて、お金集めのために知恵を出すような活動って寂しいじゃないですか。であれば、我が市はそういった必要なところはちゃんと市民が納得して、税金をそういうところに使ってもいいんですよというような了解を取り付けると、もっともっとさっき言った思考ができるんじゃないかと思うんですよ。

それで、そうなってしばらくして、実は区から出ていくお金を補助金と委託費に分けて、ちょっとずつ調整できるように仕掛けてはいるつもりなんです。ただ、それをいきなり皆さんにあげるとなると、多くの方がびっくりして腰を抜かしますから、だから補助金というのでも、初めはたくさんあげて、みんなが慣れていったらちょっとずつ減らしますよと言いますけど、でも本当に要る補助金だったら、私は一回3年くらいで無くすと言うけども、終わりの時にもう一遍考えてあげて、またこう出すと。このようにしながら、持続したいと実は思っているんです。それは、さっき言った地元で自分たちのいろんな集まりにしっかりやるんだと、だからぜひ要るんだということを言っていただかないと出せないんです。ニンジンぶら下げてやれというのはどうも。

どうしてもそういう中でやらないといけないと。会合を開いたりして事務的な経費もあるじゃないですか。そういうのは、イベントとかいろんな地域ごとの取り組み、歴史を勉強するときに何かを取り組まないといけない、みんなもやりましょうと。そういう必要経費的なのは、逆に市がやるべき、広島のまち全体がやるべき仕事だと言ったら、それは逆に市がお願いしたんだと評価し直して、委託費で、ずっと出してあげるんです。たくさんじゃないですよ。ちょっと出す。そこでまたみんながちょっとまた出し合ってやるというようなことをイメージして、実は仕掛けはしているんです。

この説明はあまりどなたにも説明していないので、まだ分かっていないんですけど。市長になって区の魅力と活力向上推進事業という仕掛けにしまして、この中で事業計画立てて、そこでさっき申しました補助金と委託費という仕掛けにして、各区ごとにある程度、区長さんに調整してもらうようにして、いろんな事業、ここで皆さんからご紹介があった事業、この中に全部入れているんですよ。だけど、そう簡単にだっーとは出しませんよ。ちょっとずつ、頑張ってくれたら出しますけどというのでやっているところなんです。

そのようにしながら、今申し上げた一番最初の大きな理想に向けて、世の中を変えていかないといけないなということを本当に思っていまして、今聞いたお話の中で、ますます自分が狙っていることはあんまり間違っていないのではないかという、自信にも似た、大胆ではありますけど、そういう気持ちになっています。

でも、これは時間が掛かります。そして、それをやるときに、もう一つここ以外のメンバーでとても重要なのは、地元の企業です。地元の企業群に対して、地元の大学を出た方で、そういう地元に貢献しようという人をやっぱり企業としてちゃんと採用してもらうと。そこで自分が生活しながら、地元参画できるじゃないか。ここでやったけど、どこか他のまちへ行って、行くとまたさっきのような都市はいっぱいありますから、地元参画を忘れてまた企業戦士になってやってしまって、何十年か経って、定年退職後になってふと気づいて、やっぱり地元に帰ろうかなと思ったときは体力は無い、今おられるここで私も含めて、高齢化した人と同じことになるんです。また繰り返すんです。それはやってはいけないですね。

もう少し地元企業が、そういう意味で企業の社会的責任という言い方をしています。その企業がある地域にいろんな形で貢献すると。もちろん利益を出す企業活動は要るんですけど、その利益の一定のものを地元に還元するための活動をしたら、それを行政が褒めるんです。よくやってくれましたね、ありがとうと。そういうことができる社員を、全部じゃないとしても比較的たくさん雇ってくれたら、ありがとうと言って、企業にもそういう行動を促す。地元の支えている中小企業なんかで、多くのその地元から出てくる生徒を誘う。そうではない地域でそのようにやりたいなと思う企業、学生を広島の中に企業を呼び込んできて、そういう方々がもっと増えることをやれば、今言った逆三角の人口構造のなかでも、我が市は比較的若い方がいて、お年寄りを支えるまちになると。こんなイメージなんです。

そういう方向に向けてやるためにも、各町ごとで歴史、こんなにいいことがあったんだ。昔話もいいですよと。それを直接お話しするような機会を設けていただきたいんです。ここから逃げないでむしろ我が広島に帰ってくるとすごくいい地区があちこちあるんだと。そこら中にあるんだというようにできないかなと実は思っています。ちょっと行政的な話ではなくて恐縮なんですけど、それに向けてちょっとずつ今仕掛けているということで、理解していただきたいなと思います。

特にこれは我が方の職員に聞かせたいんです。そういう意識で住民の方、地元の方と接しないとなんかノルマ主義で、市長が言ったからこれだけやって、早くどこかに転勤しようなんて思う職員はこれからちょっと考え直さないといけないと思っていますので、そんなことであります。

大学と地域との連携の継続と発展など

司会

市長ありがとうございました。残り時間が少なくなってまいりましたけど、大学と地域の連携の継続の発展など皆さん思いがありましたら、自由にご発言していただきたいと思います。どなたかございませんでしょうか。

麻の古市を伝える会 太田垣代表

お願いがあるんですが。大学生が活動してくれているんです。今までも公民館活動などをしていたんですが、各大学で活動してくれているんですけど、卒業したらそれまでなんです。それまでよくやってくれていたのに、二代目ぐらいまでで、三代目になったら、分からなくなるということが時々あったんです。

この度の修道大学みたいに、「地域につながるプロジェクト」などを作っているのなら、いろんな地域のことをやってもらいたいので、もしできたら、早い話がゼミの先生に頼んで、安佐南区だったら、今に残しとかないといけないことがいっぱいあるんです。

川内やら八木地区、佐東地区の水害なんかでも、今は完璧にいいので分からなくなっているけど、ものすごい水害で本当に苦しめられたことが昔あったんです。あんなことも少しでも残して本にでもして、いろんな今の小学生なんかに昔はこうだったけど今はいいんよということを教えてほしいというので、各地域の昔の話を残してやりたいという思いがあるんです。古市で言ったら、麻やら水害もありましたし、そういうことを大学はいろんな地域に出てきて、勉強して、小学生に教えてやるというようなのが組んでほしいんですが、どうなんでしょうか。

それから、公民館で私がずっと前にしていたときに、今もしているんですけど、子どもの家というのがあるんです。公民館活動で。その時に主に安佐南中学校がするんですけど、安佐南中学校の生徒さんでおられた方が修道大学のこのプロジェクトにおられたんです。やっぱり、このように長く中学校のときに活動して、また大学になって活動するというのは、地元の私たちにとってはとってもうれしいんです。

こんなことをずっと続けてもらいたいんだと思いましたので、行政にしても、これが今さっきここにありましたように、頼みに行ったらこういうのがありますというのを教えてくれるのを今度からしっかり活用させてもらおうと思うんです。よろしくお願いします。

市長

はい。今の話、先ほど申し上げたものをもう少し具体化するうえで、きちっとした、仕掛けを、仕組みを作らないといけないという問題意識をしっかり言われたと受け止めています。

今言われた川の中に禹王の碑がありますよね。あれは今年秋口に、全国禹王の祭をやるんですよ。そんなもので、市も協力していきたいし、元々地元でそういうことをやりたいと言われているので、ご支援したいと思っています。

ただ、仕掛けとして今言われた、この三つの大学がありましたけど、国際学院大学の方は学生が立ち上げた学友会の活動を学校当局がアドバイスして、地元と仲良くしてどうかというような後方支援でこういう事業が立ち上がっていると説明されたと私は受け止めました。

そして、経済大学と修道大学の方は、むしろその学校当局の方が学生に対する授業活動の一環として、こういう活動を位置付けて、そこに参画してやってどうかと。学校としての授業の売りみたいなところでやっておられると思ったんです。

こういうものを永続させるためには、国際学院大学的なやり方もありましょうし、修道大学、経済大学的なものがありますけど、私自身は確実にするためには修道大学とか経済大学方式で、学校が一連の勉強と同じようにカリキュラム化していただいてやっていただくという方が継続性がありますね。場合によってはこういうものも、完全に組み込むためには大学独自の単位制みたいなことをもし考える余地があれば、こういったことに参画することで、一定の就業をしたという単位を与えるみたいにすれば、これは必ず学生が参画できるようになりますね。そのやり方は、もし可能であれば私は学校群、広島の学校群なんかにもお願いして、そういう方向でしっかりやっていただければと言えればなと実は思うんですね。

その走りを来年度から仕掛けようと思っていまして、これは地域参加ではないんですが、今、企業社会に出ていく前の学生さん方について、学生を終えて企業に就職する前にお勉強するという意味で、インターンシップというのをやっています。一方で、学生さんがアルバイトで企業に勤めるということがありますよね。そのようなアルバイトで勤めるようなやり方であっても、有給のインターンシップとして位置付けて、学校群で認めてあげてくださいということを、今度、市立大学と広島大学にお願いしてやろうと思っています。

そのようにすることで、企業で学生時代に、少し企業の実習をしながら、お勉強することもいいですよと認めたら、それがもう少し根付いていけば、地域参加、地域に出て活動するということも、企業での勉強もいいし、地域に貢献するといのも、地域インターンシップといいますか、そういったものも広島の学校で認めていただくというふうにして、それから単位を付与するとか。その時に一定の活動経費などがあれば、先ほど申し上げた、行政としてすべてとは言わないけど、経費を支援してあげるということをやると、これは続くのではないかと思うんです。インターンシップの方は、続けていただくために行政の支援として、学生が企業に雇われると、学生はアルバイト料で賃金もらいながら勉強できます。そうすると、企業の方は預かるときに、普通だったらきちっと採用するのであれば、学生の例えば保険料とかは企業が負担しなければいけないんですけども、この場合はまだトレーニング中だからというので、そういった保険料一部を行政がみてあげて、企業の負担を軽くしてあげる。企業と大学がいろいろ打ち合わせをしたりする事務費も少しみてあげるとかして、ちょっとずつ行政が面倒をみてあげて、普及するというのを今やろうとしているんです。

それと似たようなことを、こういう地域に学生さんが出て行ってやるときに、学校が認めた活動であれば、行政、広島の場合は認めてあげて、みんながそういう風土を作っていくといいますかね、そんなことができないかなと実は思っています。

これはまだ、本当はこういうことを行政マンに考えていただきたくて、答えを言うべきステージではないんですけど、それをこう数年掛けながら、徐々に広めていきたいと思っています。今言ったような大きな仕掛けと言いますか、みんなが参加できる、していいなと思えるようなことをやるのが、多分、行政としての仕事だし、環境づくりじゃないかなと私は思っています。そんなことです。

麻の古市を伝える会 太田垣代表

ありがとうございました。

司会

予定の時間を過ぎておりますので、何か今日せっかくの談義でございますので、どなたか、何かご提案とかご意見があればお願いいたします。

ほことり会 原田事務局長

せっかくの機会ですので、ひとつお願いしたいことがあります。

実は中野東学区は、ほことり広場が活性化の拠点なんです。全長が800メートルくらいしかないんですが、その中に平成11年度に桜を市のほうで130本提供してもらいまして、今104本生きております。大きいのは幹が20センチ以上にもなっています。その法面に、実は今年になってからですが、芝桜を8000株植えまして、そこの整備を一つお願いをしたいと思うんですが、実は同じ瀬野川河川に、下に海田町というのがあります。海田町も瀬野川の河川を利用して桜も全部植えてありますけども、子どものスケートボード場などの遊ぶところもあり、照明も付いています。公園化されているかどうかは分かりませんが、中野東のほことり広場という拠点を整備していただければと、大学さんと話をするんですよ。

というのが、大学祭を地域に降りてきてくれんかと。地域と一緒になって、大学祭をしたらどうだろうかと。「サマーフェスティバルinほことり」というのは4000人規模の祭りなんですよ。こういった集客もある中で、大学祭が10月くらいにあるんですが、これを本多さん一緒に河原でやらんかと。そうすることによって、大学も資金を掛けておられるんですよね、我々もそれだけ一緒になって祭りを盛り上げれば、大学でやる以上のものになるのではないかと。大学に行きたい者は、近いんですが、シャトルバスを出してもいいじゃないかという話もしているんですよ。

その拠点整備を区にお願いをしているような状況なんですが、ここを整理してもらうことによって、中野東の発展にもつながるのではないかなと思っています。一つそこらの方をよろしくお願いいたします。

市長

大東和さんどうぞ。区長さん。

安芸区長

ほことり広場は確かにおっしゃいましたように、イベントなどで拠点という形で有効に使っていただいております。そういった関係で、これまでも電源整備とかを少しずつやっておりまして、今直近で考えておりますのは、イベントなどを開くときに土の状態になっている部分があります。来年度に、そこをイベントがしやすいようにコンクリートを打つようなことも考えています。

そういったことで、地元と協議しながら、自然も生かしながら皆が使いやすいような広場にしていきたいと思っていますので、またいろいろ協議させていただければと思います。

ほことり会 原田事務局長

実は、一番要るものは照明なんですね。

市長

今の話を聞くと、ちょっと市長の立場を離れて、海田町にできるのになぜ広島市はできないのかという要素、ニュアンスもなくはなかった。そうではないか。

安芸区長

それは考えてはおるんですけれども、一つは、照明をずっと明るくすると、たまり場になるという可能性も課題としてあります。それと、植物に対する影響というのもちょっと考えてみないと、照明をやっているところは、どうも植物の育ちが他の場所と違うようなところが、夜間ずっと照明を点けていると。ということがありますので、そこらは地域の要望は分かっておりますので、そこらを課題として整理を現在しておるところですので、もう少しお待ちいただければと思います。

市長

今、区長も言いましたように、割と役所のスタッフは言われた問題点について、こういうことをやると、こういう影響があるのではないかとか、こうじゃないかとか、割と縦、横、斜めから一所懸命吟味するのが好きですから、それらでおおむね問題がないというのを検証して、一歩進むという事で。多分、問題提起してもなかなか答えが返ってこなくてイライラされているというところもあると思います。

ただ、一点良いところは、市民目線で考えた時に、何でこれができないかと、こうやりたいんだと思われているときには、一方向で、「このために、このために」と考えていますよね。ですけど、そうじゃない方から見たら、なんでそのためだけにやらないといけないのかというご意見も出てまいります。そこにいただいた税金という形でお金を投入するというときに、そういった方々にもなんかあったときに、きちっと答えられるようにするという、そういう癖をつけながらやっているので、そちらに全然自分たちの思いと関係ない問題点を提起して、一人相撲をやっているような場面もあるか分かりませんけども、少しご容赦いただきたいんです。いろんな価値観を持っている方に対しての対応も考えながらやっているということだと思います。

ただ、問題提起は、私が今申し上げた通り、とてもまちづくりとして有効なことですし、いろんな意味でポジティブに捉えて対応しなければいけないという、その命題がありますので、多分区長をはじめ、もうしばらくすればいい答えが届くと思いますので、しっかりやっていただければと思います。

祇園学区社協 山田副会長

今、広島市で災害時要援護者の避難支援対策をやってますけども、この支援者がおられないのが多いんです。末端のところで二人ずつという規定にはなっているんですが。そのために今、学生さんが昼間はおられますよね。これらを活用できれば、そこにかなり補充ができるんじゃないかなという気がしておりますので、我々だけで非常に難しいので行政の方で仲介していただいて、昼間だけでも学生さんの誰かに連絡すれば、応援してもらえるよというようなところができればいいなと思っています。

特に避難支援者については障害者の方がかなりおられますので、個人情報を流すわけにはいかないというのがあるので、いざというときにお願いすると。そういうルートだけは作っていただけるといいのかなと思うんでひとつよろしくお願いしたいと思います。

市長

分かりました。

司会

最後に学生の皆さまから何か、せっかくの機会ですので何かご意見がありましたら、いかがでしょうか。

国際学院大学 藤原さん

広島国際学院大学です。これまた論点からずれてしまうんですけど、行政に協力してほしいことなんですが、私たちは今は中野地区とかでしかやっていないんですけど、このたび河川敷歩道が開通したということなんで、瀬野から海田からの各地、同時開催の合同イルミネーションという形をとって、先ほど瀬野川イルミネーションの紹介をさせてもらったんですが、光のつながりから、人のつながりということをやっていって、最終的に行政の方にも安芸区役所の方からも、もっと積極的に瀬野川イルミネーションだったり、こういう活動だったりをやってほしいというのが僕たちの考えです。

市長

これは、区長さんどうぞ。

安芸区長

どうもありがとうございました。すばらしいアイデアだと思います。実は、瀬野川河川敷は、広島の地域で一番長いウォーキングコースになっています。そういったことで、安芸区だけではなくて、海田の町長さんもこの河川敷を非常に大切にしながら、安芸区とも連携しながら、いろいろ使おうじゃないかとお話しをいただいておりますので、そういったイルミネーションもそういう使い方の一つであろうかと思いますし、ぜひ今から一緒に考えていきます。よろしくお願いします。

市長

ということですので、ぜひ。担当を教えといてあげてください。

安芸区長

担当は地域起こし推進課になります。

それとこの間、地震がありましたですよね。あのときに実は安芸区では瀬野川駅のエレベーターが故障しまして、動かなくなったんです。午後3時くらいまでですかね、使えなくなって、その時にもしお体の不自由な人がおったら困るのではないかなということで、区役所の職員を2人ずつ交代で張り付けていたんですけど、そういった災害が起きたときとか、僕ら何かできるかねといった一報を学生さんの方からいただけるとありがたいなと。その時に思いまして、そういうことをやっていただけるとありがたいなと思いましたので、ついでに話させていただきました。ありがとうございました。

市長

ギブ&テイクでお互いにね。

司会

ありがとうございました。なにか大学の方でご意見ありましたら。

修道大学 種田次長

広島修道大学の種田でございます。私がこの地域連携に携わって4年経つんですけど、振り返ってみますと、平成22年が「地域のつながるプロジェクト」が発足した年で、その頃は学生たちは自主的なテーマに取り組んでいったということで、言うならばバラバラの状態でいろんなテーマを見つけたりとか。今では、研究テーマを地域の方からいただいているという流れに変わってきているのではないかと思います。今からはそれをもっと発展させて、解決方法までが大学にとっての研究テーマに変わりつつあるんだろうと。

先ほど市長さんがおっしゃったように、大学としても今からは教育に全面的にこういった地域の課題であるとか、解決方法であるとか、学生たちも学外へ出て、地域に出て、本当に住民の皆さんと一緒に活動していくという流れは確実にきていると思います。大学の役目もたくさんありますけども、地域、自治体の役目もそれぞれにあろうかと思いますので、一致協力して、対話の場をもっともっと増やして、今よりもさらにどんどん発展したような地域連携であるとか、課題解決であるとかそういったところはどんどん必要になってくると思います。

最後になりますけど、皆さんのご協力と指導とまた課題を教えてもらったりとか、西区役所の方からも具体的な課題をいただいておりまして、そうしたマッチングといいますか、よく言われるニーズとこちらのシーズ、このシーズのマッチングもなかなか難しいところがありまして、全部にお答えできるとか、こういうことはなかなか実現しにくいんだと思うんです。でもできることからということもありますし、もっともっと学生たち、大学が知らないようなテーマというのもたくさんあるはずですから、アイデアを出したり、教えてもらったりとか、逆に学生たちからこうした視点で地域に投げ掛けをするとか、本当にベクトルが行ったり来たりしながら、どんどん底が上がっていくといいますか、そういったところが大学としても取り組むべきところでありますし、国の方から地(知)の拠点整備事業の採択を受けましたので、やることはたくさんあるんですけど、まだまだ過渡期と言いますか、試行錯誤の状況ですので、ぜひよろしくお願いいたします。

司会

ありがとうございました。それでは時間がまいりましたので、最後に市長から全体を通してのコメントをお願いしたいと思います。

市長

本当に今日はいいお話ありがとうございました。途中で少し長めに申し上げましたけれど、まちづくりの思いというのは、本当にそこに住んでおられる方、いろんな年齢階層ありますけど、その方々それぞれの思いを持ちながら、本当にいいまちだなと思えるようにしていくというのが、私は理想です。理想というのは本当に高い次元でありますので、そこに向けてやることはたくさんありますし、現実にはすぐにそのようになりませんけど、そういう方向性を持ってまちづくりを進めて、その際にはそれぞれいろんな思いを持っておられますから、こういった場だけではなくて、もっともっといろんな接点を持って直接お話を聞き、そしてその思いを実現するために、自分たちが何ができるんだということを問題意識をちゃんとお示しして、私の言う対話なんですけど、自分の本音を語って、本音同士でどのようにしようかという機会をもっともっと設けていただくということをやっていただければ、必ずまちは良くなります。

その際、自分自身がすべて行くわけにはいきませんから、ここにもおりますけど、区長さん方とか我が市の職員をある意味で、ぜひこき使ってください。決して、行政の壁の外にいてとっつきにくい人間ではありません。いい人間ばかりですから。たまにちょっと悪い人間もいますか。そんなことないか。

ほとんどは、本当に私はしっかり行政マンとして「まちをしっかりやっていきたい」「まちを良くしたい」という気持ちで入って、ずっと仕事としてやらしていただいている人間ですから、そういう人と人との接点を持っていただいて、一緒にまちづくりをやろうじゃないかと言っていただく、また、職員も皆さんのお話しを聞いて、何が出来るか、何をやるべきかということを常に考えて自分たち自身を磨きをかけるということをやらせていただきたいと思っていますので、形は違えども話し合いをする。そして、一歩でも二歩でも前進するような機会をこれからも持ち続けていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。今日は本当にいいお話をありがとうございました。お疲れ様でした。

司会

本日は皆さまいろいろとお話をいただきありがとうございました。今回ご提案があったことについては、区役所や関係部署ともしっかり連携を取っていただき、実現できるようご尽力いただきますようよろしくお願いいたします。

それではこれをもちまして、市政車座談義を終了させていただきます。皆さまどうもありがとうございました。

※( )は注釈を加えたものです。

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