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広島市水道資料館は歴史的価値や建築的価値のある建築物なので、今後とも保存活用してください。
回答
広島市水道資料館は、広島市の牛田浄水場に隣接しており、大正13年(1924年)に建造されたレンガ造りの送水ポンプ室を改修し、昭和60年(1985年)7月10日に開館しました。設立に至る経緯は、国道54号線「祇園新道」の建設計画(昭和50年代後半)により、牛田浄水場の敷地の約半分が道路、公園等の公共用地に充てられ、創設時の由緒ある施設がほとんど取り払われることとなったため、この機会に歴史的な資料を永久に保存し、一般に公開することとしたものです。この資料館は、水道に関する認識と理解を深めてもらうことを主眼にしており、小中学校の児童・生徒たちの学習の場としても活用しています。
また、この建物が爆心地から5キロメートル以内に現存する被爆建物であることから、広島市の「被爆建物等保存・継承実施要綱」に基づく被爆建物台帳に登録し、平和学習の場としても活用しています。
水道局では、この資料館を歴史的財産として保存・継承するため、耐震改修工事を経て平成29年4月に展示リニューアルを行い、今後も市民が親しみ、学び、憩うことができる場として活用していくよう考えています。
水道局企画総務課
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