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少年自然の家の運営について

ページ番号:0000008371 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

 広島市には少年自然の家が2か所と野外活動センターが1か所ありますが、どのような運営になっているのですか。

回答
 近年、青少年の日常生活において、社会体験や自然との触れ合い、野外での遊び体験の不足などが指摘されており、自然の中で、組織的・計画的に、一定の教育目標をもって行われる自然体験活動や集団宿泊体験は、青少年の「生きる力」を育成する上で非常に有効です。
 本市では、こうした青少年に不足している自然体験活動等を通して、健全な青少年の育成を図ることを目的に、就学前の児童でも手軽に自然を体験できる市の中心部に近い三滝少年自然の家、遊泳やカヌー体験、牡蠣打ちや釣りなどが体験できる海に囲まれた似島臨海少年自然の家、本格的な野外活動や酪農体験などができる山間部の青少年野外活動センターの3施設を整備しています。
 利用状況についてですが、本市の小学校の9割近くがこの3施設を利用して野外活動を実施しており、学校利用以外の利用では、ボーイスカウトやスポーツ少年団等の少年団体の利用が多く、最近では、幼稚園のお泊り保育などでの利用も増加しています。
 また、三滝少年自然の家及び似島臨海少年自然の家の両少年自然の家では、平成18年4月から指定管理者制度を導入し、利用者サービスの向上や効果的・効率的な施設運営にも取り組んでいます。指定管理者制度導入前の平成17年度と導入後の直近、平成19年度で、この3施設の合計利用者数を比較すると、この間における住民基本台帳による本市青少年人口(0歳~30歳)は約1万2千人減少しているものの、逆にこの3施設の合計利用者数は約1万2千人増加しています。平成19年度の3施設合計利用者数は約21万7千人で、特に夏休み期間中などは利用が集中することから、学校の利用はこの時期を避けていますが、それでも収容人員をはるかに上回る少年団体等の利用希望があるため、7月、8月の2か月間は3施設ともほとんど休みなしで開所している状況です。
 さらに、平成20年4月からは、利用者の方々の利便性の向上と施設の有効利用を目的として、受付時期の前倒しを行い、青少年の利用に支障を及ぼさない範囲内で、一般団体の受け入れも積極的に行うなど、施設の弾力的な運営にも取り組んでいます。
 以上のように、今後も引き続き、この3施設を青少年の自然体験活動等の拠点施設として青少年の健全育成に取り組んでいくとともに、利用者アンケートなどを通して市民の方々の声を施設運営に取り入れながら、事業内容の改善や利用者サービスの向上、経費の縮減などにも取り組んでまいりたいと考えています。

※ この回答は平成20年5月26日付けでお答えしたものです。
  なお、青少年野外活動センターの酪農体験は平成29年度に終了しています。
  また、似島臨海少年自然の家は、令和6年度にリニューアルオープンするため、少年自然の家としては廃止しました。

このページに関するお問い合わせ先

こども未来局こども青少年支援部
電話:082-504-2961/Fax:082-504-2966
メールアドレス:ikusei@city.hiroshima.lg.jp