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広島市の学校における働き方改革推進プラン
1 はじめに
学校における働き方改革については、「教職員の心身の健康保持」と「児童生徒に向き合う時間の確保」に向け、平成30年12月に「広島市の学校における働き方改革推進プラン」(以下「第1期プラン」という。)を策定し、3つの達成目標を掲げて、様々な取組を進めてきました。
第1期プランに基づく取組の結果、勤務時間外の在校等時間の減少や年次有給休暇取得日数の増加など達成目標に掲げた数値の改善が進んでおり、個々の取組についても、取組の定着等により十分な成果が出ているものもあります。一方で、一定の成果は出ているが継続すべきものや見直しが必要なもの、新たにプランに位置付けるべきもの等があることも明らかになってきたことから、引き続き学校における働き方改革を推進していくために、第2期プランを策定しました。
2 第2期プランについて
第2期プランにおいては、達成目標に掲げた数値の一層の改善に取り組むとともに、「子どもたちにより良い教育を提供する」という教育の質の向上を目指すことに軸足を置き、学校と教育委員会、その他全ての関係者が一体となって取組を推進します。
プランのねらい
学校においてこれまで教職員が担ってきた役割の見直しと業務の効率化を図り、限られた時間の中で児童生徒に向き合う時間を十分に確保することなどにより、日本型学校教育のよさである児童生徒に対する総合的な指導を持続的に行うことができる学校教育体制を構築します。
また、それらを担う教職員については、メリハリのある働き方を進めることにより、ワーク・ライフ・バランスを実現し、心身ともに健康を保持します。
(1)計画期間
令和5年度から令和9年度までの5年間
(ただし、国の動向や第2期プランの進捗状況等を踏まえ、必要に応じてプランの見直しを行います。)
(2)達成目標
○ 長時間勤務の解消
目標1:年間月平均の勤務時間外の在校等時間が45時間以下の教職員の割合 100%
目標2:連続した3か月平均で勤務時間外の在校等時間が80時間以下の教職員の割合 100%
○ 休暇取得の促進
目標3:全教職員の年次有給休暇の平均取得日数 16日以上
(3)取組項目
・ 第1期プランに掲げる取組項目を基に、目標の達成状況、取組の定着状況やアンケート調査の結果等を踏まえ、項目の入れ替えや統合、内容の見直しを行い、22の取組を設定しました。
・ また、教職員のニーズが高く、特に効果が大きいと考えられる項目等を「重点項目」として設定しました。
「第2期 広島市の学校における働き方改革推進プラン」の詳細及び概要版、また、「学校における働き方改革に係るアンケート調査結果」については、以下のダウンロードファイルをご覧ください。