安佐南区役所では、市立大学の学生と卒業生による芸術作品を展示しています

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ページ番号1007548  更新日 2025年3月10日

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 安佐南区役所では、地域愛を育み、みんなで魅力を生み出すまちづくりを進めるため、安佐南区の魅力向上の促進を目指して、住民に親しまれる区役所づくりに取り組んでいます。
 その一環として、広島市立大学芸術学部の学生及び卒業生の作品を区役所内に展示し、区民の皆さんに身近に芸術に触れていただき、また、区内の大学生の活動を知っていただきたいと考えています。
 現在、日本画作品1点、油絵作品1点、デザイン作品1点を区役所1階ロビー、彫刻作品2点を正面玄関前スペースに展示しています。どうぞ御鑑賞ください。

 ご鑑賞いただいた際には、下記フォームにてアンケートへのご協力をお願いいたします。

現在の展示作品

令和7年3月10日~ (約1年間展示予定)

日本画展示作品

「錆」 作者:波多江 真純 (HATAE Masumi)

530×410mm <材質>雲肌麻紙、岩絵具、箔

写真:日本画展示作品 錆 波多江真純


幼い頃からカタツムリが大好きだった。
雨天の道を母と二人帰る中、コンクリートの塀を這う渦巻いた小さな貝の神秘に、吸い寄せられた童心。カタツムリには悲しい思い出もある。命を管理することの残酷さ。もう飼うことはないだろう。こんなに好きだったのに、そういえばカタツムリの日本画を描いたことはなかった。あまりに大切なものは却って描けないものなのかもしれない。無念無想に、いつの間にか遠く、彼方へ這い進んでゆく渦巻き。小さな銀河。やっぱりカタツムリを描くのは、なんだか切ない。

油絵展示作品

「クローゼットに私を見つけた!」 作者:三島 和行 (MISHIMA Kazuyuki)

455×530mm <材質>キャンバスに油彩

写真:油絵展示作品 クローゼットに私を見つけた! 三島和行


この作品のモチーフは、手とクローゼットに吊るされた衣服です。私たち人間は、衣服を身に纏って生活しています。衣服は、私服や制服など、様々な場面で使い分けられており、趣味嗜好や職業など、個人を象徴する外見的特徴の1つです。私は、クローゼットはそんな個人のライフスタイルが詰め込まれた、パーソナルスペースだと考えます。様々な衣服の組み合わせがその空間の中で重なり、持ち主の個性を想像できます。人が着ていない状態の衣服から感じた、人間の存在感に注目し、この作品を制作しました。

デザイン展示作品

「七宝底尖皿「氷壁」」 作者:粟根 誠一郎 (AWANE Seiichiro)

250×250×80mm <材質>金、銀、銅、七宝釉薬

写真:デザイン展示作品 七宝底尖皿「氷壁」 粟根誠一郎


本作は氷壁をイメージした模様をあしらった七宝皿です。七宝は大変扱いが難しい素材な為、工芸の中でも馴染みのない素材かと思います。しかし、大変奥が深く、試行錯誤の先に更なる表現の可能性が秘められた素材です。本作もそんな試行錯誤の過程で生まれた無線七宝です。表面のガラスのような質感は釉薬を焼き付けることで作り出します。今回は釉薬を工夫し、融点の低い細かい粒子の釉薬のみを使って、更に釉薬が焼ききらない温度で焼成を繰り返し、幾重にも釉薬層を重ねることで氷壁の重なった複雑な表情を作り出しています。

彫刻展示作品

「ニンジャ」「プレっち」 作者:三松 拓真 (MIMATSU Takuma)

上:ニンジャ w100×d60×h70cm/下:プレっち w80×d130×h85cm
<材質>樟にアクリル着彩、ガラスコーティング、ネイル塗料

写真:彫刻展示作品 ニンジャ 三松拓真

写真:彫刻展示作品 プレっち 三松拓真


六甲ミーツ・アート芸術散歩 beyond2021 撮影:高嶋 清俊(たかしま きよとし)

私の家族には車にニックネームを付ける習慣があり、父の愛車が動物のように見えることをきっかけに、木彫で乗り物と動物が合わさったような作品を制作しています。父は元走り屋で、ドライブに行くと自分の身体感覚が四足歩行になっていくように感じました。人は乗り物に乗っているとき開放感に溢れ、人間と動物、あるいは車と動物といった境目が曖昧になるのではないのでしょうか。景色が良い場所や自然溢れる山などで私達がスピードを出したくなる時は車も開放感から野生にかえろうとしているのかもしれません。

展示場所について

作品は、下記の場所にて展示しています。

イラスト:展示場所

〈屋内展示〉1階ロビー

日本画展示作品「錆」
油絵展示作品「クローゼットに私を見つけた!」
デザイン展示作品「七宝底尖皿「氷壁」」

〈屋外展示〉正面玄関前スペース

彫刻展示作品「ニンジャ」「プレっち」

過去の展示作品

令和6年3月~令和7年3月

写真:日本画展示作品 春眠 松川華子
「春眠」 作者:松川 華子 (MATSUKAWA Hanako)

写真:版画展示作品 旅路 福島真菜


イラスト:創作した文字
作者:福島 真菜 (FUKUSHIMA Mana)

写真:工芸展示作品 禁断の果実 原田和奏
「禁断の果実」 作者:原田 和奏 (HARADA Wakana)

写真:彫刻展示作品 ロメちゃん 三松拓真
「ロメちゃん」 作者:三松 拓真 (MIMATSU Takuma)

令和5年3月~令和6年3月

写真:日本画展示作品 燈 村上明花里
「燈」 作者:村上 明花里 (MURAKAMI Akari)

写真:油絵展示作品 愛慕 石野さくら
「愛慕」 作者:石野 さくら (ISHINO Sakura)

写真:工芸展示作品 gleam(プラチナコガネ) 橘あさ

写真:工芸展示作品 gleam(チョウトンボ) 橘あさ

写真:工芸展示作品 gleam(ハナカマキリ) 橘あさ


「gleam」 作者: 橘 あさ (TACHIBANA Asa)

写真:彫刻展示作品 ふくらむ、しぼむ(ふくらむ) 畠中沙和

写真:彫刻展示作品 ふくらむ、しぼむ(しぼむ) 畠中沙和


「ふくらむ、しぼむ」 作者:畠中 沙和 (HATANAKA Sawa)

令和4年3月~令和5年3月

写真:日本画展示作品「土飾り」
「土飾り」 作者:吉村 織那 (YOSHIMURA Rina)

写真:油絵展示作品「冬毛の犬」
「冬毛の犬」 作者:三坂 日奈子 (MISAKA Hinako)

写真:工芸展示作品「守宮(やもり)」
「守宮(やもり)」 作者:佐々木 舞 (SASAKI Mai)

写真:彫刻展示作品「Night Carrier」
「Night Carrier」 作者:三松 拓真 (MIMATSU Takuma)

令和3年3月~令和4年3月

写真:絵画作品「Weathering」
「Weathering」 作者:岡田 志保 (OKADA Shiho)

写真:絵画作品「光の秘密」
「光の秘密」 作者:宍戸 啓 (SHISHIDO Hiraku)

写真工芸作品「麝香曼珠沙華一本簪(じゃこうまんじゅしゃげいっぽんかんざし)」
「麝香曼珠沙華一本簪(じゃこうまんじゅしゃげいっぽんかんざし)」 作者:岡田 華佳 (OKADA Haruka)

写真:彫刻作品「Land and sea」
「Land and sea」 作者:大江 里実 (OE Satomi)

令和2年3月~令和3年3月

写真:工芸作品「優しいかたち」
「優しいかたち」 作者:塚本 結 (TSUKAMOTO Yui)

写真:工芸作品「二風景 四十七処」
「十二風景 四十七処」 作者:叶 沙結理 (KANAI Sayuri)

写真:絵画作品「HARENOHI」
「HARENOHI」 作者:吉田 奈保子 (YOSHIDA Nahoko)

写真:絵画作品「睡蓮」
「睡蓮」 作者:アブドサラム アリキン (Abdusalam ERKIN)

平成31年3月~令和3年3月

写真:彫刻作品 無題 Untitled
無題 Untitled 作者:ヤスミン フルスト (Jasumin HURST)

写真:彫刻作品「Slow Step」
「Slow Step」 作者:池田 美和子 (IKEDA Miwako)

平成31年3月~令和2年3月

写真:工芸作品「Happy Delivery」
「Happy Delivery」 作者:但馬敦 (TAJIMA Atsushi)

写真:工芸作品「おとぎ」
「おとぎ」 作者:櫻谷 夏 (SAKURADANI Natsu)

写真:絵画作品「彩」
「彩」 作者:杉浦 沙恵子 (SUGIURA Saeko)

写真:絵画作品「飾りのように」
「飾りのように」 作者:木須 悠太 (KISU Yuta)

このページに関するお問い合わせ

安佐南区役所市民部 地域起こし推進課
〒731-0193 広島市安佐南区古市一丁目33番14号 安佐南区役所2階
電話:082-831-4926(代表) ファクス:082-877-2299
[email protected]