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安芸区の自慢できるもの(オンリーワン・ナンバーワンなど)

ページ番号:0000011856 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

安芸区内には、歴史文化遺産や、民間企業の優れた製品・技術など、たくさんの自慢できるものがあります。その一部をご紹介します。

(掲載したもの以外にも「安芸区の自慢できるもの」をご存知の人は情報をお寄せください。)

また、安芸区出身で音楽やプロスポーツの世界で活躍されている人がおられますのであわせてご紹介します。

安芸区の文化財

名称 説明 指定区分

(ヤノジョウアト)

矢野城跡

【矢野町遠望谷ほか】

 建武2年(1335年)南朝方に加わった熊谷蓮覚が、ここに北朝方の武田氏を迎え討ち激戦を交えたとき、歴史上に登場します。その後、文安2年(1445年)に野間氏がこの地に移り、110年間居城としました。

県史跡

(昭和12年5月28日)

(カンリツメンシボウセキコウジョウアト)

官立綿糸紡績工場跡

【上瀬野町】

 明治初年、政府は、近代産業育成のため、洋式紡績の模範工場の建設を進めました。完成寸前に民間に払い下げられましたが、我が国の紡績業の発展の先駆けになりました。

県史跡

(昭和15年11月10日)

(ナカノスナバシリノデムカエノマツ)

中野砂走の出迎えの松

【中野一丁目】

 江戸時代の街道松の名残。名称は、参勤交代の責を果たした藩主を、家来たちが、この辺りまで出迎えたということに由来しているともいいます。

市史跡

(昭和49年2月18日)

(キリハタジンジャノオオケヤキトシイリン)

切幡神社の大ケヤキとシイ林

【中野東七丁目】

  1. 樹高約31メートルの大ケヤキ。この地方にケヤキが多かったことを示す一種の記念碑といえます。
  2. 神社裏山の斜面にひろがるシイの群落。広島市及びその周辺地域の特徴的な植生を示します。

市天然記念物

(昭和49年2月18日)

(シャソウホウカンケイカガワケモンジョ)

社倉法関係香川家文書

【矢野西五丁目】

広島藩社倉法発祥の地、尾崎神社に伝わる社倉法関係記録文書の46点です。

市重要有形文化財

(昭和51年5月17日)

(シングウコフン)

新宮古墳

【船越四丁目新宮神社境内】

古墳時代後期(6世紀中頃)の古墳。両袖式の横穴式石室を持っている円墳で、規模が大きく構造的にも傑出した古墳です。

 ひすい、水晶などから作られた153点の玉類や須恵器が出土しており、なかでもひすい製の勾玉(まがたま)は、この時期のものとしては全国的に珍しいものです。

 なお、これら出土品も平成16年7月22日付けで、市重要文化財に指定されています。

市史跡

(昭和58年3月24日)

(ケンポンチャクショクミロクボサツガゾウ)

絹本著色弥勒菩薩画像

【上瀬野二丁目龍善寺】

 室町時代中期から末期に描かれたもので、中央に宝冠を頂き蓮華座(れんげざ)上に結跏趺坐(けっかふざ)する菩薩像、菩薩像の左手側には不動明王像、右手側には地蔵菩薩像が描かれています。

市重要有形文化財

(昭和62年11月26日)

(ゴセイバイシキモクシャホン)

御成敗式目写本

【上瀬野二丁目龍善寺】

 最初の武家法である御成敗式目の写本で、室町時代末期以前のものと考えられています。

市重要有形文化財

(昭和63年12月26日)

(カメヤマハチマンジンジャノマツリハヤシギョウジ)

亀山八幡神社の祭りはやし行事

【阿戸町宮野郷】

 亀山八幡神社の例祭の神輿渡御(みこしとぎょ)・還御(かんぎょ)に、はやしの伝承組織である「庭」が三つ集まり、大太鼓、小太鼓、笛などで賑やかす行事で、毎年10月第3日曜日に行われています。藩政時代の安芸国の農村部における信仰と共同体のあり方を考える上で重要なものです。

市重要無形文化財

(平成26年11月26日)

民間企業

会社名・所在地 製品・技術 製品・技術の特徴 開発のきっかけなど

(株)アカネ

安芸区船越南2-6-3

(金属加工)

オンリーワン

焼結機「シンターエース」

  • 垂直方向を加圧軸のみとしている
  • 水平方向に加熱軸を配置し加圧と加熱をコントロールできる
  • 黒鉛型内の温度が均一で熱効率がよく大きな物でも早く焼結できる
  • 専門知識がなくても扱いやすい
  • 日本、アメリカ、韓国で特許取得
 自動車関連の生産設備の製造で省力化機械を造っていましたが、助言によりもともとの焼結技術をいかし焼結機開発に至りました。

(名)梅田酒造場

安芸区船越6-3-8

(酒造・販売)

2013IWC SAKE部門の吟醸の部で「本洲一大吟醸原酒」がトロフィーを、純米の部で「本洲一無濾過純米酒」がゴールドを受賞
  • 広島市の東部安芸区船越町にある小さな蔵元で、創業は大正5年で約90年の歴史がある
  • 社の裏手にある岩滝山から流れる伏流水を地下60メートルの深さから汲み上げ仕込み水に使っている
  • 米は主に広島県産の酒造好適米を使い、広島杜氏が腕を振るって造り上げたお酒である

(名)梅田酒造場のプロフィール

会社経歴

 約90年前の大正5年岩滝山の良質な伏流水を調査して創設しました。

 広島東部の船越周辺に5軒あった造り酒屋で、現在は他の4軒は廃業して梅田酒造場のみ、日本酒を醸造しています。

エムジープレシジョン(株)

安芸区船越1-6-1日本製鋼所内

(マグネシウム合金射出成形品、金型製造・販売)

オンリーワン

デジタルカメラ筐体、LED灯体、自動車部品など

  • マグネシウムの比重(1.7)はアルミの3分の2で実用金属の中で最も軽く強度がある
  • マグネシウムは硬く延性がないのでアルミのようなプレス加工が困難
  • チクソモールディング法はプラスチックの射出成形のように加工でき、複雑形状で外観がきれいにできるので、携帯電話やデジタルカメラなどのモバイル製品の筐体に向いている

 日本製鋼所は1992年に米国よりマグネシウム合金の射出成形法である「チクソモールディング法」を導入し、実用化を進め1996年に量産成形モデル工場としてエムジープレシジョン(株)を設立し、金型技術を確立するために2000年には金型の内作を開始しました。

 会社設立当初は業務用ビデオカメラ部品など小ロット生産より着手し、生産技術の向上とともに携帯電話やデジタルカメラなどの大ロット生産に取組んできました。

(株)タカキベーカリー

安芸区中野東3-7-1

(パン洋菓子製造・販売、冷凍パン生地、洋菓子製造・卸)

国内初の開発

冷凍パン生地

  • 1948年、広島市比治山本町で創業。現在、国内に9工場を展開
  • 冷凍パン技術とは、予備発酵させたパン生地を、更に摂氏2から4度で低温発酵させ、分割・成型した後に冷凍保存する技術。現在は主に、広島県北広島町にある千代田工場と神奈川県秦野市にある秦野工場で冷凍パン生地を製造
  • 冷凍パン生地を使用することで、いつでも全国どこの店でも焼きたてのパンを提供できる
  • 製法としての特許取得(直後に特許内容を公開)

 創業者高木俊介が欧米の製パン・製菓業界を視察に赴いた際「冷凍パン生地」と出会いました。

 「いつ、どこででも焼きたてのおいしいパンを提供したい」、「深夜早朝に重労働を強いられてきたパン職人たちの負担を減らしたい」という思いから1963年に着手。1972年に特許を取得しましたが、パンそのものに対する評価が高まり消費量が膨らむよう「市場を育てる」ために、特許を公開しました。

(株)デルタツーリング

安芸区矢野新町1-2-10

(金属機械器具製造)

オンリーワン技術

磁気浮上式防振架台

  • 永久磁石の反発力を利用した可変式ばね特性による位相制御と前後・上下サスで、走行振動の慣性力を緩和する防振装置
  • 位相制御のための電気エネルギーが不要で、水に強く、メンテナンスが簡単
  • 閉磁路構造により、ペースメーカーや医療器具、磁気カード、ディスプレイなどに悪影響を与えない
  • 前後・上下サス一体構造により、ノーズダイブによって頭部に作用する慣性力の緩和が可能となり、更に前後・上下方向に対しても高い防振性能がある
 自動車業界の展示会で、自動車用サスペンションシートユニットを出品していた弊社ブースに、たまたま来場された消防局のニーズと弊社のニーズが一致しました。
(株)やま磯

安芸区矢野新町2-3-12

(味付け海苔、焼海苔、ふりかけ製造・販売)

卓上容器入り海苔を業界初の商品化

朝めし海苔味カップ(卓上PET容器入り味付け海苔)

  • 柔らかく口どけのよい海苔を厳選して使用
  • 有機丸大豆醤油や天然素材をたっぷり使った秘伝の調味だれで味付け
  • 広島県食品自主衛生管理の認証を受けた施設で製造
  • 「やま磯 朝めし海苔」は登録商標
 その昔、海苔は缶や瓶入りが主流で、比較的高級な食品であったが、海苔を一般家庭でもっと食べて欲しいとの想いから、ポリ袋に詰めた簡易パッケージの味付海苔「おかずのり」を発売。これが大ヒットし、海苔が大衆食となる礎を築きました。その後、ある時、商店街で見かけたお菓子入り透明容器から、海苔もこんな容器に入れたら便利ではと創業者が思い付き、周囲の慎重な意見が多い中、1970年に業界で初めて卓上カップ入り味付海苔を商品化しました。海苔が個包装なしで入っているので、フィルムを破る際に出る海苔粉や切れ端でテーブルを汚さない、必要な量だけ食べられ、残っても保管が可能など、便利さと使い勝手の良さが受け入れられ、当社の看板商品となりました。

安芸区出身の人 (敬称略・五十音順)

氏名 職業 経歴などの紹介

(カドカワヒロシ)

角川 博

演歌歌手  安芸区船越出身で1976年4月に歌手デビューし、同年の日本レコード大賞新人賞、日本有線大賞新人賞をはじめ、新人賞を総なめにしました。1978年にはNHK紅白歌合戦に初出場を果たし、合計3回出場しています。

(コバヤカワタケヒコ)

小早川 毅彦

野球解説者、指導者

 矢野中学校時代から野球を始め、大学を卒業後、ドラフト2位で広島に入団し、初年度からクリーンナップに座り、1984年の新人王を獲得しました。

 1996年オフにヤクルトに移籍し、リーグ優勝、日本一に貢献しましたが、1999年限りで現役を引退しました。

(チャジマユウスケ)

茶島 雄介

プロサッカー選手

(ジェフユナイテッド千葉)

 矢野南小学校1年生でサンフレッチェのスクールに入り、高校3年生までサンフレッチェ広島のアカデミーに所属しました。

 アカデミーを巣だってから大学へ進み、2014シーズンの新加入選手としてサンフレッチェ広島の一員となりプロの道を歩み始めました。

 2018年からはジェフユナイテッド千葉に移籍し、活躍しています。

(ホソカワトシオ)

細川 俊夫

作曲家、指揮者

 安芸区出身の作曲家、指揮者でドイツと日本を拠点に、ヨーロッパの各地で活動を続けており、現代音楽の国際的な舞台で最も注目されている一人です。

 2008年に第39回サントリー音楽賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、2012年には紫綬褒章を受章しています。また、2014年に3回目の尾高賞を受賞しています。

(モリサキカズユキ)

森崎 和幸

(モリサキコウジ)

森崎 浩司

 プロサッカー選手

(サンフレッチェ広島)

 サンフレッチェ広島の森崎和幸・森崎浩司兄弟は「二卵性双生児」で、矢野小学校の2年生からサッカーをはじめ、佐藤勇人・佐藤寿人兄弟と共に、Jリーグ史上初の双子選手となりました。

 2004年5月5日対セレッソ大阪戦(長居スタジアム)で初アベックゴールを達成するなど、サンフレッチェ広島の中心選手として活躍しました。

 森崎浩司選手は2016年のシーズン後に引退し、2017年からはサンフレッチェ広島の初代アンバサダーに就任しています。

 森崎和幸選手は2018年に引退し、クラブ・リレーションズ・マネージャー(C.R.M)に就任しています。

(ヤマオカタイスケ)

山岡 泰輔

プロ野球選手

(オリックス・バッファローズ)

 オリックス・バッファローズの山岡泰輔選手は、中野東小学校2年生からソフトボールを始め、瀬野川中学校時代から野球部に所属し、高校時代は甲子園大会に出場後、第26回AAA世界野球選手権大会でも活躍しました。

 高校卒業後は、東京ガスに所属し社会人野球で活躍し、2016年のドラフト会議でにオリックス・バッファローズに1位指名され入団。プロ野球選手として活躍しています。

このページに関するお問い合わせ先

安芸区役所 市民部 区政調整課
電話:082-821-4903/Fax:082-822-8069
メールアドレス:ak-kusei@city.hiroshima.lg.jp