インフルエンザ流行状況(2006/07シーズン)

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ページ番号1011115  更新日 2025年4月4日

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※患者数は、インフルエンザ定点医療機関(市内37か所)からの報告数です。
週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表」を参照してください。
1シーズンは、9月から次の年の8月までです。

流行の推移

第44週(10月30日~11月5日)に、今シーズン初めての患者が3人報告された後、散発の報告が続いていましたが、第49週(12月4日~10日)は、前週の6人(定点当たり0.11人)から急増して19人(定点当たり0.51人)報告されました。

その後も少数の報告が続いていましたが、第3週(1月15日~21日)に急増して流行開始の目安とされている定点当たり1.00人を超えました。

第4週(1月22日~28日)以降も増加を続け、第6週(2月5日~11日)に注意報レベルの定点当たり10.0人を超えました。その後も増加傾向で推移し、第11週(3月12日~18日)に例年よりかなり遅いピークを迎えました(定点当たり29.0人)

第12週(3月19日~25日)はほぼ横ばいで推移した後は減少傾向で推移し、第20週(5月14日~20日)には定点当たり1.00人未満となり、ほぼ終息しました。5月まで流行が長引いたのは、2003年/2004年シーズン以降4シーズン連続となりました。

【グラフ】

【表】患者情報・病原体情報・集団かぜ発生状況

年齢階層別報告数

今シーズンの年齢階層別報告数の累計は、6歳から8歳を中心に報告数が多くなっています。5歳間隔の年齢階層別構成比は、5~9歳の年齢層が最も多く39%を占めており、次いで10~14歳が22%、0~4歳が20%を占めています。

今シーズンは例年と比べて、10~14歳の比率が高く、0~4歳の低年齢層と20歳以上の大人の比率が低くなっています。

しかし、流行が本格的になった2月中旬ごろから、5~9歳および10~14歳の年齢層の比率は低下し、4歳以下と20歳以上の年齢層の比率が上昇する傾向になりました。特に学校が春休み期間中である第13週(3月26日~4月1日)から第14週(4月2日~8日)にかけて、その傾向が顕著になりました。

【グラフ】

インフルエンザウイルス検出情報

今シーズンはA香港型が多く検出され、ほぼ半数(53%)を占めていましたが、Aソ連型(18%)、B型(29%)も検出されました。

散発(病原体定点より搬入)
  Aソ連 A香港 B 散発計
検出数 23件 67件 31件 121件
集団かぜ
  Aソ連 A香港 B 集団計
検出数 0 0 5件 5件
合計
  Aソ連 A香港 B 合計
検出数 23件 67件 36件 126件

【グラフ】

【表】患者情報・病原体情報・集団かぜ発生状況

学級閉鎖等の「集団かぜ」の状況

2月5日、広島市で今シーズン初めての「集団かぜ」による学級閉鎖等の報告が3件ありました。集団かぜの初発の時期としては、1999/2000シーズン以降では、発生のなかった2000/01シーズンを除くと、最も遅くなりました。

その後、3月にかけて8件の報告があり、今シーズンの合計は11件でした。

【参考】広島市における集団かぜの発生件数
シーズン 1999/
2000
2000/
2001
2001/
2002
2002/
2003
2003/
2004
2004/
2005
2005/
2006
2006/
2007
初発時期 12月20日 発生なし 1月21日 1月24日 1月21日 1月25日 11月15日 2月5日
施設数 18施設 0 12施設 1施設 14施設 22施設 7施設 11施設

【表】患者情報・病原体情報・集団かぜ発生状況

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]