介護保険は加入しないといけないのですか
介護保険事業に要する費用は、国民の共同連帯の理念に基づき公平に負担することとされており、基本的に40歳以上の方については、介護保険制度の被保険者として自動的に加入となり、保険料を納めていただくことになっています。
このように、介護保険を社会保険とした理由は、
- 高齢社会では、誰でも要介護状態になる可能性があり、あるいは要介護状態の両親や配偶者をもつ可能性が高く、給付対象者を限定しがちな公費方式(措置制度)よりも、社会連帯を基礎とした社会保険方式のほうがふさわしいこと。
- 公費方式(措置制度)の場合には、ニーズや所得調査を踏まえたサービスの要否判定が行われ、行政機関が行政処分としてサービスの種類や内容などを決定するが、社会保険方式ではサービス利用は、利用者とサービス提供機関の間の契約となるため、利用者がサービス提供機関を選択し、対等の関係でサービスを利用することができること。
- 給付と負担の関係が明確であること。
- 社会保険方式では、被保険者のニーズに応じてサービス提供量が拡大するという構造であり、サービスの質等について一定の基準を満たすものであれば、公的、民間を問わず原則として同じ水準の介護報酬で評価することになるので、結果的に民間事業者などの参入によるサービスの量の確保や、供給者間の競争による質的向上が期待できることがあげられます。
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