まちづくり交付金事後評価〔広島都心地区〕事後評価シート
平成23年2月
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様式2-1 評価結果のまとめ
- 都道府県名
- 広島県
- 市町村名
- 広島市
- 地区名
- 広島都心地区
- 面積
- 395ha
- 交付期間
- 平成18年度~平成22年度
- 事後評価実施時期
- 平成22年度
- 交付対象事業費
- 5,285.2百万円
- 国費率
- 0.42
1 事業の実施状況
当初計画に位置づけ、実施した事業
- 基幹事業
-
- 【道路】中1区212号線歩道整備、南1区13、19、23号線道路改良、南区道路整備
- 【地域生活基盤整備】東新天地公共広場整備
- 【高質空間形成施設】比治山庚午線(平和大通り)リニューアル空間整備
- 提案事業
-
- 【地域創造支援事業】水の都ひろしまの推進、安全なまちづくりの推進
- 【事業活用調査事業】都心活性化プランの検討、拠点連携地区の活性化の検討
事業名 |
削除/追加の理由 |
削除/追加による目標、指標、数値目標への影響 |
|
---|---|---|---|
基幹事業 |
|
事業内容や事業期間などの見直しによる削除や関連事業へ移行 | まちづくりの目標達成に向け影響があるが、必要な事業を追加しており、目標や指標は据え置く。 |
提案事業 | ― | ― | ― |
事業名 |
削除/追加の理由 |
削除/追加による目標、指標、数値目標への影響 |
|
---|---|---|---|
基幹事業 |
|
都心の活性化や回遊性の向上のために追加 | まちづくりの目標達成に向け影響があるが、目標や指標は据え置く。 |
提案事業 | ― | ― | ― |
交付期間 |
交付期間の変更による事業、指標、数値目標への影響 |
|
---|---|---|
当初 | 平成18~22年度 | ― |
変更 | 変更なし | ― |
2 都市再生整備計画に記載した目標を定量化する指標の達成状況
指標(単位) | 従前値 (基準年度) |
目標値 (目標年度) |
数値 モニタリング |
数値 評価値 |
目標達成度 | 1年以内の達成見込み | 効果発現要因(総合所見) | フォローアップ予定時期 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【指標1】 広島駅の1日平均乗車人員 (人/日) |
69,781 (平成16年) |
71,200 (平成22年) |
70,463 | △ | なし | 新球場の建設や水の都ひろしまづくりを進めるなど、魅力向上に努め、事業実施をしない場合に増減なしと見込んでいた中で、乗車人員は一定の増加傾向を示した。不況や高速道路料金の割引の実施等の影響も考えられ、目標値まで増加させることはできなかった。 | 平成24年7月 | |
【指標2】 紙屋町・八丁堀地区の歩行者通行量 (従前値(1.0)との比較[人/日]) |
1.0 [183,833] (平成17年) |
1.1 [202,216] (平成22年) |
0.88 [162,600] |
× | なし | 平和大通りリニューアル空間整備や東新天地公共広場の整備など公共空間の有効活用による紙屋町・八丁堀周辺地区(拡大都心核)などの魅力向上や歩行者空間の拡充など快適で移動しやすい歩行環境を整備したが、不況による買物客の減少、高速道路料金の割引や郊外店舗の増加による来街者の減少等の影響もあり、歩行者等の通行量を増加させることはできなかった。 | 平成23年9月 | |
【指標3】 都心の交通環境の満足度 (従前値(1.0)との比較[%]) |
1.0 [35.6] (平成17年) |
1.1 [39.2] (平成22年) |
1.17 [41.8] |
○ | 地区内の歩行者空間の拡充など快適で移動しやすい歩行環境の整備や駐輪場の整備などにより満足度が増加したと考えられる。 | 平成23年4月 | ||
【指標4】 都心の賑わい・交流の満足度 (従前値(1.0)との比較[%]) |
1.0 [60.5] (平成17年) |
1.1 [66.6] (平成22年) |
0.92 [55.7] |
× | なし | 建設した新球場は、旧市民球場以上の観客があり新たなにぎわい空間となり、また、水の都ひろしまづくりを進めるなど魅力向上に努めたが、不況による買物客の減少や郊外店舗の増加等もあり、都心全体の賑わい・交流の満足度を目標値まで増加させることはできなかった。 | 平成23年4月 |
注1:指標2、3、4の各値は、都市再生整備計画において従前値を「1.0」とし目標値を10%増の「1.1」としているため、実際の数値を[]書きで示している。注2:指標2の「紙屋町・八丁堀地区の歩行者通行量」は、日曜日(10時00分~20時00分)に本通りやその周辺道路の7地点において計測した歩行者通行量等の合計である。
3 その他の数値指標(当初設定した数値目標以外の指標)による効果発現状況
指標(単位) | 従前値 (基準年度) |
目標値 (目標年度) |
数値 モニタリング |
数値 評価値 |
目標達成度 | 1年以内の達成見込み | 効果発現要因(総合所見) | フォローアップ 予定時期 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【その他の数値指標1】 紙屋町・八丁堀周辺及び広島駅周辺の自転車等放置規制区域における放置自転車等の台数(台) |
1,547(平成17年) | ― | 1,171 | ― | ― | 駐輪場の整備や放置自転車等の撤去、歩道整備による放置自転車等の抑制効果などの結果、放置自転車等が減少し、快適で移動しやすい歩行環境となった。 | 平成23年7月 | |
【その他の数値指標2】 市民球場におけるプロ野球公式戦の1試合当たりの入場者数(人) |
14,423(平成17年) | ― | 22,800 | ― | ― | プロ野球広島東洋カープの本拠地球場でもある新球場は、広域的で大規模な集客によって、広島駅周辺地区のにぎわいづくりに貢献した。 | ― | |
【その他の数値指標3】 流川・薬研堀地区管轄交番(新天地、弥生町)刑法犯認知件数(件/年) |
682(平成17年) | ― | 503 | ― | ― | 流川・薬研堀地区の健全で魅力的なまちづくり協議会の防犯パトロールなど安心・安全な環境づくりへの取組などの結果、地区の刑法犯認知件数が減少したと考えられる。 | 平成24年5月 |
4 定性的な効果発現状況
- 広島駅周辺地区(新都心成長点)では、新球場へ2年続けて150万人を超える入場者数があり、また、周辺地区に新規店舗が出店するなど新たなにぎわいが生まれた。
- 新球場への防災備蓄倉庫の整備や敷地内への飲料水兼用型耐震性防火水槽の整備、新球場の広域避難場所への指定などにより、この地区の防災機能の強化が図られた。
- 京橋川右岸や元安橋東詰めの水辺のオープンカフェへ平成21年度に約15万3,000人の利用者があり、水辺を生かしたうるおいとにぎわいのある空間となっている。
- 「水の都ひろしま推進協議会」や「流川・薬研堀地区の健全で魅力的なまちづくり協議会」による官民協働のまちづくりや広島駅周辺地区(新都心成長点)と紙屋町・八丁堀周辺地区(拡大都心核)をつなぐ地区(拠点連携地区)における地元主体のまちづくり活動が活発化している。
- 平和大通りリニューアル空間整備により、快適な歩行者空間となり歩行者が増加した。
- 平和記念公園内の中2区2号線では、車両速度の低減を促すとともに、安全で快適な歩行者空間を創出するため歩道の拡幅やハンプの設置、スムーズ横断歩道の設置などの整備を行った。整備後、公園利用者から整備効果を聴き取ったところ、「横断歩道が通りやすくなった」、「速度は低下した」など整備が有効であると評価を受けた。
5 実施過程の評価
実施内容 | 実施状況 | 今後の対応方針等 | |
---|---|---|---|
モニタリング | なし | ||
住民参加プロセス | 事業活用調査:拠点連携地区の活性化策の検討 地域創造支援事業:安全なまちづくりの推進。 | 都市再生整備計画に記載し、実施できた | 今後も市民等と連携し、まちづくりを実施していく。 |
持続的なまちづくり体制の構築 |
|
|
今後も市民等と連携し、まちづくりを実施していく。 |
様式2-2 地区の概要
広島都心地区(広島県広島市)都市再生整備計画事業の成果概要
まちづくりの目標
【大目標】広島駅周辺地区(新都心成長点)と紙屋町・八丁堀周辺地区(拡大都心核)を都心活性化の両輪として、個性的で魅力ある都心空間を目指し、国内外からの来訪者が楽しみ・交流する、夢と活気に満ちたまちづくりを推進する。
(目標1)広島駅周辺地区(新都心成長点)の拠点機能を強化するとともに、都市開発事業のポテンシャルを活用し、陸の玄関にふさわしい新たな賑わい空間を創出する。(目標2)中四国地方最大の商業業務集積地である紙屋町・八丁堀周辺地区(拡大都心核)の回遊性や賑わいを一層高め、広島の魅力をリードする都心部を形成する。(目標3)新都心成長点と拡大都心核をつなぐ地区(拠点連携地区)の機能的・形態的な連続性を高め、都心全体のより一層の広がりと変化にとんだ魅力づくりを創出する。
目標を定量化する指標 |
従前値 |
目標値 |
評価値 |
---|---|---|---|
広島駅の1日平均乗車人員(単位:人/日) | 69,781(平成16年) | 71,200(平成22年) | 70,463(平成22年) |
紙屋町・八丁堀地区の歩行者通行量(従前値(1.0)との比較 [人/日]) | 1.0[183,833](平成17年) | 1.1[202,216](平成22年) | 0.88[162,600](平成22年) |
都心の交通環境の満足度(従前値(1.0)との比較[%]) | 1.0[35.6](平成17年) | 1.1[39.2](平成22年) | 1.17[41.8](平成22年) |
都心の賑わい・交流の満足度(従前値(1.0)との比較[%]) | 1.0[60.5](平成17年) | 1.1[66.6](平成22年) | 0.92[55.7](平成22年) |






(ワークショップの開催状況)

(協議会の開催状況)

まちの課題の変化
様々な事業により、都心の交通環境の満足度の向上や回遊性の向上、安心・安全な環境づくりが図られるとともに、新球場の建設や道路整備などにより、広島市の都心の魅力が向上した。
引き続き、回遊性の向上を図るとともに、年間を通じたにぎわい創出のために、施設整備に加えイベント開催などのソフト事業にも取り組む必要がある。
今後のまちづくりの方策(改善策を含む)
- 広島駅周辺地区(新都心成長点)において、年間を通じたにぎわいの創出や更なる拠点機能の強化につながる事業を民間の活力も活用しながら推進する。
- 紙屋町・八丁堀周辺地区(拡大都心核)において、更に魅力づくりや回遊性の向上につながる事業を推進する。
- 拠点連携地区において、更に連携機能の強化や安全・安心な環境づくりのための事業を推進する。
注1:指標2、3、4の各値は、都市再生整備計画において従前値を「1.0」とし目標値を10%増の「1.1」としているため、実際の数値を[]書きで示している。注2:指標2の「紙屋町・八丁堀地区の歩行者通行量」は、日曜日(10時00分~20時00分)に本通りやその周辺道路の7地点において計測した歩行者通行量等の合計である。
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