被爆80周年の取組

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ページ番号1031220  更新日 2025年4月15日

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被爆80周年キービジュアル

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1 趣旨

 世界では各地で紛争が発生・長期化し、核兵器使用のリスクが懸念されていることに加え、核保有国において核兵器の近代化や増強が図られるなど、緊迫した情勢が続いている。
 そのため、本市では、市民社会において核兵器のない世界を目指すという総意を形成し、世界規模で核抑止論からの政策転換を押し進めるような大きな潮流を作り出していく必要があると考え、平和首長会議に加盟する国内外の都市と共に、平和文化の振興を図るための取組を進めている。
 こうした中、令和7年(2025年)に被爆80周年を迎えることになるが、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた取組の重要性と、それを推進していくことの必要性は、従来にも増して大きくなっている。また、令和5年5月に本市においてG7広島サミットが開催されたことにより、「核兵器のない世界」の実現を目指すヒロシマの存在が世界に向けて発信され、本市のこれまでの取組の重要性が再確認されたところである。
 こうしたことから、被爆80周年は、これまでも行ってきた「原爆死没者の慰霊と被爆者の援護」に、「平和文化の振興」を柱の一つに加えた上で、六つのテーマに沿って記念事業を実施する。また、こうした取組に当たっては、戦争経験者や被爆者の高齢化が進展している現状を踏まえて、次世代の平和文化の担い手を育成する観点に立って、若い世代の主体的な取組や積極的な参画を促し、「ヒロシマの心」を次世代につないでいくとともに、国内外の都市との連携の輪を広げていくことが重要となっていることにも留意しながら進める。
 あわせて、記念事業を含めた被爆80周年の取組の機運を高めるため、ロゴマーク等を活用した周知に努めるとともに、被爆80周年を契機として、芸術文化活動やスポーツ活動を始めとした平和文化の振興に資する取組を、行政だけでなく市民や企業等も含めた全市民的なものとして展開していくため、これまでにも増して民間主体の取組への支援を行っていく。

2 基本方針

 1の趣旨を踏まえ、次の二つの柱、六つのテーマに沿って記念事業を実施するとともに、市民等が主体となって行う「平和文化の振興」に資する取組への一層の支援を行っていく。

(1) 被爆80周年記念事業の実施

  • ア 原爆死没者の慰霊と被爆者の援護
     被爆80周年の節目を迎え、国内外から一層多くの参列を得て原爆死没者を慰霊するとともに、高齢化が進む被爆者の援護に引き続き取り組む。
  • イ 平和文化の振興
    • (ア) 文化芸術活動・スポーツ交流による平和の実感
      被爆80周年の節目に、文化芸術やスポーツのイベント等を実施し、参加者が平和であることに思いを馳せることができる機会を提供する。
    • (イ) 平和への思いを共有する学習や活動の機会の提供
      次世代の平和文化の担い手の育成が求められている現状を踏まえ、青少年への平和教育や、市民や来訪者が平和について学ぶことができる場の提供などに積極的に取り組む。
    • (ウ) まちの姿を通した平和への願いの発信
      景観や建築物などまちの姿を通して平和への願いを発信できるよう、ハード・ソフト両面での事業を実施する。
    • (エ) 被爆の実相を自分のこととして受け止める環境づくり
      戦争経験者・被爆者の高齢化を踏まえ、被爆の実相を伝える被爆建物や被爆樹木の保存・活用の取組、新たなデジタル技術を活用した被爆体験の継承活動などに積極的に取り組む。
    • (オ) 平和都市としての国際的な認知度の向上
      被爆80周年の節目に、国際的な交流イベントの実施や、国内外に向けた平和メッセージの発信などに積極的に取り組む。

(2) 市民等が主体となって行う「平和文化の振興」に資する取組への支援

 市民等が主体となって行う「平和文化の振興」に資する取組への統一的な支援として、被爆80周年のロゴマークの使用や本市ホームページ等での取組発信、キーミュージックの活用などにより、被爆80周年記念事業と一体感のある周知協力等を行う。

3 取組内容

(1)令和6年2月取りまとめ

(2)令和7年2月取りまとめ

参考

 被爆80周年の取組を広く周知するとともに、統一感を持って展開するため、被爆80周年の取組に関連する事業をPRするチラシやパンフレットへの掲載などに用いるロゴマーク及びキービジュアル、また、記念事業のイベント実施時やデジタルサイネージでPRする際などに用いるキーミュージックを設定する。

(1) ロゴマーク

 国内外に向けて、被爆80周年であることを分かりやすく伝えるとともに、被爆の惨禍を経験した長崎市と連携して一体感をもってPRを図っていくため、記念事業の一つでもある広島・長崎連携観光キャンペーンのロゴマークを基に設定する。

イラスト:被爆80周年ロゴマーク

(2) キービジュアル

 被爆80周年の取組を広く周知するとともに、統一感を持って展開するために、被爆80周年を象徴する画像として、本市が毎年開催している「ピースツーリズムフォトコンテスト」の令和6年度入選作品を基に、キービジュアルを設定する。

被爆80周年キービジュアル

 (3) キーミュージック

 市民を始め、国内外からの多くの来訪者とも平和への思いを共有できるようにするため、本市を世界平和の原点にしようという願いを込めて昭和22年8月6日に開催された「平和祭」に向けて作成され、今日の平和記念式典まで歌い継がれている「ひろしま平和の歌」をキーミュージックに設定する。

日本語版

英語版

インストゥルメンタル版

オルゴール版

※日本語版音楽CD(合唱付・演奏のみ)及び楽譜の貸し出し等については、次のリンクをご参照ください。

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このページに関するお問い合わせ

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