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処方箋の偽造事案(疑い)の発生について
広島市内で処方箋の偽造事案(疑い)が発生しています!
以下を参考の上、偽造・変造処方箋に注意してください!
1 偽造・変造処方箋の例
- 偽造
- 正規処方箋をカラーコピー機、スキャナー等を用いて複写・作成
- 処方箋用紙と同一規格の用紙を用いて、パソコン等を使用して作成・加筆
- 変造
- 正規処方箋の用法・用量などボールペン等を使用して改ざん
- 正規処方箋に、処方されていない医薬品をボールペン等を使用して加筆
2 処方箋の偽造・変造事案の発生防止について
- 疑わしい点がある場合は、処方医に問い合わせるなど疑義照会を徹底する。
(薬剤師法第24条)
薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによつて調剤してはならない。 - 偽造処方箋と判明した際には、速やかに警察、広島市保健所に連絡する。
- お薬手帳や薬歴等から投薬状況を確認する。
3 処方箋受付時のポイント
- 朱肉やインクの色合いの異なり、不自然な光沢がないか、裏から見て印鑑のにじみが見られるか。
- 紙の四辺が歪んでいないか。
- 紙サイズが異なっていないか。
- 用紙を切り取った形跡が見受けられないか。
- 紙質、手触りに違和感がないか。
- 直線や枠のゆがみやとぎれ等がないか、印刷面に不自然な汚れや線等がないか。
- 不自然な陰影、文字のずれ等(切り貼りした物をコピーした形跡)はないか。
- 処方医の訂正印のない箇所に手書きでの訂正がないか。
- 事前に電話で向精神薬等の在庫状況を確認してきていないか。
- 患者に落ち着きがない等挙動に不審な点はないか、近隣でない医療機関からの処方箋ではないか、自費扱いになっていないか。
- 切断面がギザギザしていないか。
- リフィル処方箋不可の医薬品がリフィル可になっていないか。