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鉄道と道路の立体交差化の推進…JR山陽本線・呉線(広島市東部地区連続立体交差事業)
事業概要
事業の目的
広島市の東部地区(南区・安芸区、府中町、海田町)においては、地区の中央を通るJR山陽本線及び呉線により市街地が分断され、踏切遮断による交通渋滞が生じるなど、都市機能が阻害されています。
このため、広島県と広島市が一体となって、この地域の鉄道を連続的に高架化し、「交通混雑の解消」や「安全性の向上」、「地域分断の解消」を図るものです。
事業の概要
施工延長 | 約5.1km (市域:約1.9km、県域:約3.2km) |
除却踏切 | 16箇所 (市域:7箇所、県域:9箇所) |
全体事業費 |
約915億円 (市域:約370億円、県域:約545億円) |
事業期間 |
令和2年度~令和20年度頃 |
事業の効果
交通混雑の解消
毎日繰り返される踏切の交通遮断により混雑が発生し、日常生活や経済活動に悪影響を及ぼしています。
鉄道の立体化で踏切をなくすことにより交通遮断が無くなり、混雑が解消します。
安全性の向上
踏切の存在により、日常生活や通勤・通学時に踏切の横断を余儀なくされている方達は、踏切内での事故など、危険と隣り合わせな状態が続いています。
鉄道の立体化により踏切事故がなくなり、安全性が向上します。
地域分断の解消
鉄道により地域間の移動が制限され、地域が分断された状態が続いています。
鉄道の立体化によって地域分断が解消され、移動の利便性が向上します。
事業の経緯
平成5年4月 | 事業採択 |
平成11年3月 | 都市計画決定 |
平成14年3月 | 事業認可取得 (鉄道、街路) |
平成24年2月 | 事業の見直し検討に着手する旨の公表 |
平成30年2月 | 広島県、広島市、府中町、海田町の4者で見直し内容に合意 |
令和元年5月 | 都市計画変更 |
令和元年10月 | 事業認可取得 (鉄道)、事業認可変更 (街路) |
令和2年6月 | 鉄道の工事協定締結 (Ⅰ期区間) |
令和3年6月 | 鉄道工事着手 |
完成イメージ
事業パンフレット
進捗状況
広島市東部地区連続立体交差事業は、区間をⅠ期、Ⅱ期の2つに分け事業を実施しています。
現在は鉄道高架区間(Ⅰ期)の仮線路工事を進めているところです。
下記に施工手順のイメージ図と現在の状況を示します。
(※イメージ図は標準的な断面のものになります。)
←今ココ!(列車を北側へ移すための仮線路工事を施工中。)
関連事業
- 広島県「広島市東部地区連続立体交差事業」のサイト<外部リンク>
事業見直しなど過去の経緯