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消防法令等の改正により、平成23年6月1日から、すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務づけられています。
住宅用火災警報器には、
煙式(煙を感知するもの)と熱式(熱を感知するもの)があり、火災を感知すると警報音を発します。
義務化されたのは、煙式です。
煙式(煙を感知するもの)
熱式(熱を感知するもの)
合格表示(検定マーク)
※平成26年4月1日以降の検定に合格したものは、このマークとなります。
大声で周りに火事だと知らせてください
119番通報をしてください
消火器などで初期消火してください
天井まで炎が達していたら、逃げてください
火災以外の湯気や煙などを感知して
警報が鳴った時は、
これらを行うと、警報音は止まり通常の状態に戻ります。
【点検方法】
(1)「ボタンを押す」
or
(2)「住宅用火災警報器から下がっているひもを引っ張る」
電池切れや異常があれば、音声でお知らせするか
ピッ・・・ピッ・・・と短い音が
一定の間隔で鳴りますので、新しい電池に交換してください。
警報が鳴った時は、下記のリンクに住宅用火災警報器のメーカーごと機種ごとの対処方法が掲載されています。
「何の音かな?」と思われた際に活用してください。
↓
日本火災報知機工業会HP住宅用火災警報器が鳴ったときの対処方法<外部リンク>
~近くの住民が警報音に気付き火災を発見した事例~
部屋のベッドでたばこを吸っていたところ、そのまま寝てしまいました。その後、住宅用火災警報器が作動し、近くの住民が警報音に気づき火災を発見し、119番してくれました。(平成30年1月西区)
~警報音で火災に気づき、避難することができた事例~
家でたばこを吸った後に部屋で寝ていました。その後、住宅用火災警報器が作動し、起きて部屋を確認したとろ、布団から炎が上がっていました。炎を消せなかったので、近くの住民に119番の依頼をした後に避難しました。(平成30年2月西区)
~警報音と焦げ臭いにおいに気づき、119番通報された事例~
ガスこんろで鍋に火をかけたまま外出してしまいました。家の前を通った人が住宅用火災警報器の警報音と焦げ臭いにおいに気づき、119番通報をしてくれました。(令和元年7月西区)
~警報音で火災に気づき、119番通報された事例~
スイッチが入った電気コンロの上に紙箱があったため、そこから火が出て住宅用火災警報器が作動しました。部屋で寝ていましたが、警報音で起きて火災に気づき119番通報ができました。(令和元年8月西区)
上記の場所に自動火災報知設備やスプリンクラー設備等が有効に設置されている場合は不要です。
共同住宅の場合、共用部分となる廊下、階段は除かれます。
消火器などの消防設備を取り扱っている防災専門業者やホームセンター、家電販売店などで購入できます。
住宅用火災警報器などの設置義務化を契機として不適正な価格(市場価格を超える高額な価格)による販売を行う業者にご注意ください。
(火災警報器は、クーリングオフの対象です。)
消防職員による販売や消防機関からの依頼を受けて訪問販売を行うことはありません。
地域単位などでの共同購入は被害防止に役立ちます。