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「南区七大伝説」を知っていますか?
古くから南区に伝わる「南区七大伝説」、あなたはいくつ知っていますか?
それぞれどのようなエピソードなのか、皆さんで確認していきましょう!
「南区七大伝説」の概要について
1.妖怪伝説(稲荷町)
2.第九伝説(猿猴橋町)
3.河童猿猴伝説(猿猴川)
4.天女姫伝説(堀越)
5.黄金伝説(黄金山)
6.鉄道伝説(広島駅~宇品)
7.菓子伝説(似島)
1.妖怪伝説(稲荷町)
江戸時代の三次に伝わる「稲生物怪録(いのうもののけろく)」は妖怪を撃退した稲生武太夫(いのうぶだゆう)の武勇伝。後に広島藩に仕えた武太夫は魔よけ・強運を招く神様として稲生(いなり)神社に祀られ、水木しげるなどの著名人やスポーツ選手も訪れている。
2.第九伝説(猿猴橋町)
原爆の傷跡が残る昭和21年の大晦日、雪が降る中、小さな喫茶店で行われたレコードコンサートに、店の中は人でいっぱい。
外にあふれるほど多くの市民が集まった。
人々の悲しみはベートーベンの「第九」に癒された。
3.河童猿猴伝説(猿猴川)
広島城築城以前の猿猴川は比治山の北側が河口で、豊富な魚介が獲れる場所だった。
猿猴(河童)は豊漁や水難防止を願う神として崇め祀られ、これに民話が加わって語り継がれた。現在は地域のマスコット的存在となっている。
4.天女姫伝説(堀越)
平清盛とその側室の常盤御前の娘、天女姫が疱瘡(天然痘)で亡くなり、神のお告げにより向洋の地に葬られ、疱瘡神社に祀られている。姫の亡骸が獣に荒らされないよう掘られた堀の名残やその工事の人々の飲料水用に掘られた本川井戸がある。
5.黄金伝説(黄金山)
広島湾を一望できる黄金山。その名の由来は観音寺の山号が「黄金山」と言ったこと、この辺り一帯の麦畑が夕日に染まって黄金に見えたことなど様々。白南天の木の根元を掘ると黄金が出るという言い伝えもある。
6.鉄道伝説(広島駅~宇品)
宇品港は日清戦争において兵と物資の輸送の拠点基地となり、広島駅から宇品駅の鉄道がわずか17日間で建設された。宇品駅プラットホームは迅速な積み下ろしのため、560mもあり、日本最長といわれている。昭和61年に廃線となったが、旧跡をたどることができる。
7.菓子伝説(似島)
第一次世界大戦時に多くのドイツ人が捕虜として似島に収容された。その中には菓子職人のカール・ユーハイムがおり、ここでバウムクーヘンを焼いたのが日本初。広島県物産陳列館での展覧会では一番の人気だった。
マンガで紹介!南区役所で配布中!
「南区七大伝説」をマンガで分かりやすく紹介したパンフレットを南区役所で配布しています。
地域起こし推進課で手にとってご覧ください!
広島市公式Youtubeチャンネルにも掲載しています!
広島市公式Youtubeチャンネル<外部リンク>にも「南区七大伝説」の紹介動画を掲載しています。ぜひ一度ご覧ください!