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西川ゴム工業株式会社-廃ゴム乾留炭化物

ページ番号:0000004371 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

広島製産品活用事例

土木資材 道路資材

廃ゴム乾留炭化物

1.廃ゴム乾留炭化物の特徴

 本製品は、自動車用シール材の端材を乾留(蒸し焼き)して回収した黒色の微粉で、カーボンブラック(炭素)を主成分とし石灰を少量含みます。アスファルト混合物に本製品を添加するとアスファルトの粘度が増し、砕石に対するアスファルト付着性も増し、更にカーボンブラックの有する紫外線遮蔽効果によりアスファルトの劣化が抑えられ、アスファルト舗装の長寿化が図れます。(ゴミ溶融スラグとアスファルトの馴染みを向上させる効果もあり、砂代わりにスラグを利用した舗装も既に広島市で施工されています。)

2.製品の荷姿と使用方法

 本製品は、ポリエチ袋10kg詰めでアスファルト混合プラントでポリエチ袋ごと投入できます。

 いずれの会社のプラントでもポーラス・密粒を問わず乾留炭化物入りアスファルト混合物が製造できます。

 既に数社の舗装会社で施工実績があります。

 (注)本製品は,工程内廃材を原料としているため年間生産量は500tです.一般的添加量2%で

 2.5万tのアスファルト混合物(施工面積25万m 2相当)に適用できます。

3.技術登録と施工面積

 本製品を使用するアスファルト舗装技術は国土交通省NETISCG-050003「廃ゴム乾溜炭化物入りアスファルト舗装」として登録されており,これはいずれの舗装会社でも使用できます。

炭化炉と炭化物荷姿の写真

乾留炭化炉の画像
乾留炭化炉

炭化物の荷姿の画像
炭化物の荷姿
(ポリエチ袋10kg詰め)

代表的施工写真

広島三次線(東区)の画像
広島三次線(東区)

高速1号線(東区)の画像
高速1号線(東区)

国道9号線(江津市)の画像
国道9号線(江津市)

山陽自動車道(岡山市)の画像
山陽自動車道(岡山市)

4.公的受賞等

 本製品を用いたアスファルト混合物の研究実用化に対し、(財)クリーン・ジャパンセンターから平成21年度「資源循環技術・システム表彰」会長賞を広島市などと共同で受賞しました。

 施工年度:平成16年~

 施工実績:広島市・広島高速道路公社・国交省・NEXCOなど6.5万m 2

 産業環境管理協会/資源・リサイクル促進センター
<外部リンク>

西川ゴム工業株式会社

広島市西区三篠町二丁目2番8号

Tel 082-237-9330

担当:環境管理部 里田秀敏


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