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GWを迎えるに当たっての市長メッセージ(4月28日)

ページ番号:0000155215 更新日:2020年4月28日更新 印刷ページ表示

 例年ですと、明日からゴールデンウィークを迎えますが、今年に限っては、市民の皆さんに不屈・協調週間で徹底していただきたいと思います。

 不屈とは、これまでも市民の皆様に、土日のみならず、平日についても、不要又は不急の外出の自粛をお願いし、御不便をおかけしているところですが、ここで今一度踏んばっていただき、不要又は不急の外出を自粛していただくということです。ただ、不要又は不急の外出の自粛をしていただく一方で、近所を散歩したり、公園に立ち寄ったりして気分転換を図るとともに、適度な運動を心掛けるなど、健康管理にも留意しながらこの連休をお過ごしいただければと思います。その際は、マスクや手洗い等の感染予防策を徹底した上で、少人数で混雑を避け、人と人との距離を適切に取るなど十分に気を付けながら、今利用できるスペースをうまく使っていただきたい。

 協調とは、御自身が感染しない、加えて、万が一感染したとしても、他人には感染させないという意識を持っていただき、みんなで助け合うための行動をとっていただくということです。
 市民の方は生活用品等を購入するために、スーパーや商店街に出かけざるを得ませんが、多くの人が密集することを避けるために、事業者においては、引き続き、入店前後の手指消毒や、レジなどの行列位置の指定などに取り組んでいただくとともに、できれば妊婦、高齢者、身体障害者などに配慮した優先タイムの設定や、混雑緩和のためにタイムセールの自粛などについてもお願いしたいと思います。

 さらに、医療機関や、高齢者・障害者等が入所している社会福祉施設においては、新型コロナウイルス感染症が発生して以降、従事者の皆様は感染リスクと隣り合わせの中、最前線でまさに命がけで尽力いただいており、皆様に敬意を表しますとともに、深く感謝申し上げます。
 院内感染や施設内感染が発生していることから、従事者の皆様には、引き続き、健康管理を徹底していただくとともに、患者、施設利用者の感染防止対策に全力を投入していただくようお願いします。

 

 感染症は誰にとっても脅威です。感染者の方や、医療・福祉従事者、御家族の方々に対する偏見や差別・誹謗中傷を行うことは、感染症が脅威であることを強調することになりこそすれ、何ら感染症の退治に役立つことにはなりません。
 市民の皆様には、「我々が闘うべき相手はウイルスであって、感染者と非感染者が争っている場合ではない」ということ、そして、新型コロナウイルス感染症が拡大する今、大切なのは、市民の共助・協調であるということを是非とも御理解いただきたいと思います。

 

 今後とも、医療関係者や専門家、事業者、市民の皆様と一丸となって、この難局を乗り越えていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

令和2年(2020年)4月28日

広島市長  松井 一實