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化学物質とPRTR制度

ページ番号:0000013840 更新日:2020年5月20日更新 印刷ページ表示

身の回りの化学物質

 私たちは、日常生活の中で多くの化学物質を利用し、それを大気や水、土壌を通じて環境中に排出しています。化学物質は、私たちの生活を便利で快適なものにしていますが、環境や人の健康に影響を及ぼすおそれがあるものもあります。
 化学物質と上手につきあっていくためには、身の回りの化学物質の環境リスク(※)を正しく理解することが大切です。身近な製品に含まれる化学物質について関心を持ち、情報を収集し、自らの暮らしを見直すことが、社会全体で化学物質による環境リスクを減らしていく取組につながります。

化学物質を排出するもの(例)
ペンキ 医薬品 スプレー 接着剤 化粧品 合成洗剤

※ 環境リスク
 化学物質が環境を経由して人の健康や動植物の生息又は生育に悪い影響を及ぼすおそれのある可能性をいいます。

PRTR制度とは

 PRTRとは、Pollutant Release and Transfer Registe(化学物質排出移動量届出制度)の略称で、事業者が、1年間にどのような化学物質をどれだけ環境中に排出したかを把握・届出し、その結果を集計・公表する仕組みです。
 諸外国でも同様の制度がありますが、日本では平成11年7月に「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法)」が公布され、届出は平成14年4月から開始されました。
 PRTR制度によって、どんな物質が、どこから、どこへ、どれだけ排出されているかを知ることができるようになりました。

関連情報

PRTRデータの集計結果

環境リスクを減らすためには

 市民・事業者・行政が化学物質に関する情報を共有し、相互に意思疎通を図ることを「リスクコミュニケーション」といいます。お互いに理解しあい、それぞれの立場から化学物質の排出削減に取り組むことで、化学物質による環境リスクを減らしていくことが期待されます。

私たちにできることから始めてみましょう

  • 化学物質に関心を持ち、PRTRデータを見る
  • 疑問に思ったことや、わからないことを調べる
  • 毎日の暮らしを見直す
  • 必要なものを必要な分だけ使う
     無駄をなくすよう心がけてみましょう。
  • 使用上の注意を守り、捨てるときにはルールに従う
     化学物質を不注意に環境中に排出することのないよう、使用上の注意を守り、使った後は表示された方法に従って廃棄しましょう。
  • 環境への負荷が少ない製品を選ぶ
     どんな化学物質が使用されているのか表示を見て確認したり、リサイクル可能な製品を選んだりするなど、環境への影響を気にかけてみましょう。
     消費者のこうした行動は、事業者をより環境に配慮する方向へと変えていくことにもつながります。

外部リンク