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G7広島サミットで核兵器の廃絶を議題とすること等に関する内閣総理大臣への要請(2022年12月13日)

ページ番号:0000319808 更新日:2022年12月13日更新 印刷ページ表示

 内閣総理大臣 岸田 文雄 様

 

G7広島サミットで核兵器の廃絶を議題とすること等について(要請)

 

 平素から、広島・長崎両市の発展につきまして格別の御支援と御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 来年5月に開催されるG7広島サミットは、力強い平和のメッセージを世界中に発信し、被爆地広島・長崎両市民の切なる願いである核兵器のない真に平和な世界の実現に向けた機運を高めるまたとない機会となります。

 こうした中、G7広島サミットに参加する各国首脳には、被爆の惨禍を経験した広島の地において、被爆の実相に理解を深めていただくとともに、広島・長崎両市民の平和への思いを共有していただくことで、国民の生命や財産を守るためには、核兵器をなくす以外に根本的な解決は見出せないということを、まず共通認識として持っていただくことを期待しています。

 その上で、核抑止に頼らない真に平和な世界の実現に向けた議論をしていただき、その実現に向けた各国首脳の揺るぎない決意が、広島から世界へ発信されることを心から願っています。

 ついては、各国首脳が核兵器に依存しないという発想に立ち、G7広島サミットを核兵器のない真に平和な世界の実現に向けた一歩とするためにも、日本政府におかれましては、是非とも、各国首脳に、広島平和記念資料館の視察や被爆者との対話などの機会を通して被爆の実相に直接触れていただいた上で、首脳会議のアジェンダの一つとして、核兵器の廃絶についての議論が行われるよう議長国として、各国と調整していただきますようお願いいたします。

 併せて、同じ被爆地である長崎において保健大臣会合が開催されます。この一週間後に開催されるG7広島サミットに向け、核兵器の廃絶に向けた機運を高めるためにも、是非とも、各国閣僚に長崎原爆資料館の視察や被爆者との対話などを通して被爆の実相に触れていただく機会をつくっていただきますようお願いいたします。

令和4年(2022年)12月13日

広島市長  松井 一實

長崎市長  田上 富久

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