広島サンダーズ 井上慎一朗選手&樋口裕希選手×髙梨海輝選手 インタビュー

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ページ番号1042687  更新日 2025年8月21日

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イラスト:南区広島サンダーズ応援事業 南区役所と広島サンダーズで南区を盛り上げていきます!


今年10月に開幕するSVリーグ!新体制で臨む新シーズンに向けて、広島サンダーズで活躍中の3選手にインタビューしました。(広島サンダーズ特集記事を掲載した南区だより9月1日号は以下のリンクをご覧ください。)

広島サンダーズに入団したきっかけからプライベートのことまで、選手の想いや魅力をお伝えします!

井上慎一朗(いのうえしんいちろう)選手

写真:広島サンダーズ 井上慎一朗選手

Q 昨シーズンは「大同生命SV.LEAGUE」開設元年でしたが、シーズンを振り返ってみて、いかがでしたか?

SVリーグ初年度だったことに加えて、僕たちチームとしても、監督や外国人選手たちが代わったことで雰囲気が一気に変わったりと、本当に初めてのことばかりでした。結果的には6位と、目標としていたところには届かなかったですが、シーズンを通してチームとして成長できた部分は多かったと思います。

Q チームの新シーズンの目標を教えてください。

現体制2年目ということもあり、昨シーズンより監督の意図しているプレーを、チームとしてクオリティが高いものを見せられると思っています。補強の方も、日本代表で活躍している素晴らしい選手たちが加入してくれたので、昨シーズン一年通して成長したことをベースに、ファンの方に喜んでもらえるようなプレーをしていきたいです。

具体的には、チャンピオンシップにしっかり出場して、ベスト4以上を目標にやっていきたいと思います。

Q 目標達成のために、キャプテンとしてどのようにリーダーシップを発揮していきたいと考えていますか?

そうですね…キャプテンになって3年目ですが、このチームはいい意味で「キャプテンいらないんじゃない?」と思うようなチームです(笑)
そう思うのは、しっかり自分の目標を持っていたり、自分で感情をコントロールできたり、チームとして活動する時にはしっかり周りを見ることができる選手たちが多いからなんですが、そういった選手たちの中で率先して自分が一番やっている姿を見せて、皆を「引っ張っていく」というより「押し上げていく」というイメージで、キャプテンとして行動できたらと思っています。

Q チームメイトから相談を受けることはありますか? また、アドバイスの際はどういうことを心がけていますか?

たまーにあります(笑)

自分の考えていることを、相手のことも尊重しつつ伝えられる選手たちなので、ロッカールームで熱くなって言い合い!みたいなことはないチームですね。その中でも、たまに相談を受けたときには、選手の考えていることを整理するということを心がけています。やっぱり、その人が決めたことが一番正解だと思っているので、何かをアドバイスするというよりは、話を聞いて考えをまとめるというスタンスで接していますね。

 

-自主性のあるチームにあった接し方をされているんですね。

そうですね。昨シーズンから就任した監督がとても厳格で(笑)

チームのルールや作戦がとても細かくて覚えることがたくさんある中で、プレーの動きはしっかり固められていて、チームとしてそれを実現するようしっかり動くということがあるので。でもそこで気持ちの面だったり自分の意志まで固めてしまったら、やっている方も面白くないと僕は思うんですよね。

最低限のチームの動きは保ったうえで、自分の気持ちや意見は出していった方がいいと思うので、チームの形に合わせて、キャプテンとしての自分の振る舞いはこれがベストなのかなと思っています。

Q 理想のキャプテン像はありますか?

僕もキャプテンというものが何なのかまだ分かってはいませんが、僕の中でキャプテンは「肩書き」だと思っています。キャプテンになる前に2年間副キャプテンをしていましたが、その時も今もやることは変わらず、自分のスタイルは曲げていないですね。色んな人の話を臨機応変に聞いたり、キャプテンという肩書きがあるからこそ発言しやすい部分もあるので、チームが勢い付いているときに更にブーストをかけるというような、自分きっかけで何か行動を起こすというよりは、チームのベースをさらに押し上げて勢いをもたらすことを意識しています。

みんなに言っているのは、「やるときやれればいい」ということです。なので、プライベートには口出さないようにしています(笑)

 

-「押し上げる」がキーワードですね?

そうですね。「試合にスタメンで出場して、バンバン活躍してチームを引っ張る」というのが一般的な、皆さんが想像するキャプテン像だと思うんですけど。
僕はチームに入部して9年目になりますが、1シーズン通して試合に出たシーズンはほとんどないですし、スタメンで試合に出た回数も数える程度で。5、6年前から途中交代で出る機会が多くなりましたが、プレーで引っ張っていくのは自分には難しいかなあ…と(笑)
その中で、キャプテンとして自分に何ができるのか、どういうことを求められているのかを考えた中で、「押し上げる」という今の形が僕にできることなのかなと思っています。

Q 新シーズンの注目ポイントについて、チーム・個人それぞれで教えてください。

チームとしては、新加入選手が多く、昨シーズンに比べて迫力のあるプレーができると思います。一方でチームのコンセプトとして強固なディフェンスを掲げていて、バレーボールの醍醐味である「長いラリー」「ボールが落ちない」というプレーも多くあると思うので、そこにも注目していただきたいですね。

個人としてはカムバック1年目なので、1分1秒でも長く、1点でも多くチームに貢献したいと思っているので、僕が試合に出場した時は、全力で応援してほしいです(笑)

Q プライベートで最近ハマっていることはありますか?

今は犬ですね。おととしくらいから飼い始めて、体育館を出たら犬中心の生活を送っています。犬種はチワワで、まだ1歳9か月なんですけど、休みの日はドッグランに行ったり散歩に行って癒されています。

Q 井上選手の「推し」の選手は?

#10の高木啓士郎選手(リベロ)です。

僕の同期に井上航選手(いのうえ・わたる。2024年現役引退。現在は9人制バレーボールチーム「JT東京ブラスターズ」に所属)がいて、高校時代からずっと仲がいいんですけど、高木選手は航とすごく似ているんですよね。二人とも広島出身で、出身校も、背番号まで同じで、そして二人とも周りから好かれる選手で。プレーの方でも、高木選手は昨シーズンの途中から試合に出始めて、今では日本代表のBチームに召集されるようになり、これからまだまだ伸びる選手だと思うので、皆さんにもぜひ注目してほしいですね。

Q 10月からのシーズンにかける意気込みをどうぞ!

昨シーズンは1年通して「成長していかなければいけない」シーズンだったんですが、新シーズンは結果を出してファンの皆さんに報いたいと思いますので、一戦一戦しっかりと勝っていきたいと思います。

Q 南区民の皆様へメッセージをお願いします!

よく行くスーパーやお店で「応援しているよ!」と言ってもらえることがすごく力になっています。僕たちもプレーで、そして結果で、応援してくださっている皆さんにしっかり恩返しできるように新シーズンも頑張りますので、引き続き熱い応援よろしくお願いします!

樋口裕希(ひぐちゆうき)選手(写真左)&髙梨海輝(たかなしかいき)選手(写真右)

写真:広島サンダーズ 樋口裕希選手 髙梨海輝選手

Q バレーボールを始めたきっかけは?

樋口:小学生の時はドッジボールをしていましたが、進んだ中学校にドッジボール部が無く、当時の1歳上の先輩がバレーボール部に入っていてその影響でバレーボールを始めました。

髙梨:両親がバレーボールをしていて、その影響で中学生から始めました。

Q 広島サンダーズに入部された経緯や理由などを教えてください。

樋口:昨シーズンはVC長野トライデンツでプレーしていましたが、長くプレーできる選手であるためには、ポジションを変更する必要があると考えていました。その時に、広島サンダーズさんから声をかけていただき、入部することとなりました。今シーズンからは、学生時代にプレーしていた、ミドルブロッカーに再挑戦しています。

髙梨:山口県の大学でプレーしていて、広島で試合をすることが何度かありました。その際に、広島サンダーズさんから声をかけてもらったのがきっかけです。好きなチームだったので嬉しかったです。

Q 広島サンダーズに入部されてみて印象はどうですか?

樋口:みんな仲が良く、選手の年齢層のバランスが取れている印象です。

髙梨:活気があるチームで、のびのびバレーができる環境だと思います。

Q 樋口選手は入部に伴い、新しくミドルブロッカーに挑戦されますが、意気込みを教えてください。

過去にやっていたポジションとはいえ、日本トップのSVリーグではどうやれば通用するのかを考えながら、自分らしさをなくさないよう頑張りたいです。

Q 髙梨選手はバレーボールを始めたころから現在のポジション(ミドルブロッカー)でプレーされているのですか?

始めたころから同じです。ただ、アタックをたくさん打つアウトサイドヒッターに憧れはあります(笑)

Q おふたりのバレーボール人生で思い出に残っている試合は何ですか?

樋口:大学3年時のインカレ準決勝です。現日本代表の石川祐希選手やサンダ―ズの武智洸史選手擁する中央大学に勝ったことがとても思い出に残っています。

髙梨:高校3年時の春高バレーです。当時はコロナ禍でインターハイや国体もなく、唯一の全国大会でベスト4になれたことが思い出に残っています。

Q 試合中に心がけていることはありますか?

樋口:試合中というか、練習をしっかりやって試合に臨むことを心がけています。「これだけ練習してきたんだ」という自信を疑う余地がないほど、しっかりと練習に取り組むようにしています。

髙梨:今自分がやるべきことにフォーカスし、それを全うすることを心がけています。

Q これから開幕に向けて、どのような準備をしていこうと考えていますか?

樋口:長いシーズンとなるので、早い段階であれこれ考えていると最後までもたないので、逸る気持ちもあるけど、今できていないことは徐々にできるようになると、焦らず準備していこうと思っています。

髙梨:社会人1年目ということもあり、様々な人たちと練習を通じてコミュニケーションを図りながら、日々全力で練習して準備していきたいです。

Q 南区または広島市の印象を教えてください。

樋口:都会と田舎の両面を持ち合わせているところが好きです。買い物するお店などたくさんあって便利だなと思います。

髙梨:大阪の高校に通っていましたが、大阪ではあまり見ることがない路面電車が頻繁に走っているなど、交通の便がとてもいい印象です。樋口選手も言ったように、都会過ぎず田舎過ぎずちょうどいいところだなと思います。

Q チームの公式ホームページ上で、「この世で一番好きなものは?」という質問がありますが、詳しく教えてください。

樋口:ホームページ上では「お米」と答えていますが、ゴルフも好きです。休日は、朝家を出たら、夜まで帰りません(笑)

髙梨:ホームページ上では「沢山ありすぎて決めきれない」と答えていますが、ありすぎるというか、ただ決められないという感じです。樋口選手とは対照的で、休みの日は家にずっといます。YouTubeなどを見て過ごすのが好きです。

Q 10月からのシーズンにかける意気込みをどうぞ!

樋口:チームの勝ちを第一に、自分ができることを突き詰めていきたいです。

髙梨:ベンチ入りして試合に出ることを目標に頑張ります。

Q 南区民の皆様へメッセージをお願いします!

樋口:試合に来て、勝つところを見てください!

髙梨:試合はもちろん、練習も見学できるので猫田記念体育館にぜひ来てください!


井上慎一朗選手、樋口裕希選手、髙梨海輝選手、ありがとうございました!

今年も広島サンダーズの勝利を願い、戦う選手たちを熱く応援しましょう!

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