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ページ番号:0000000271更新日:2020年2月19日更新印刷ページ表示

感染症情報/風しんと先天性風しん症候群

風しんと先天性風しん症候群について(届出基準と届出様式:風しん先天性風しん症候群)

風しん患者の報告数が増加しています!!

国立感染症研究所

厚生労働省

健康推進課

全国および広島市の報告状況については、こちらからご確認ください。

風しんとは

 風しんウイルスによる感染症で、「三日はしか」とも言われ、主に空気感染や飛沫感染により起こります。

流行時期

 患者は、春から初夏にかけて多くなる傾向にありますが、冬季にも発生が見られ、季節性が次第に薄れてきています。

潜伏期間と症状

 潜伏期間は2~3週間で、発熱、発しん、リンパ節腫脹が主な症状です。

 一般には、小児期の感染症として比較的軽症で経過し、終生免疫になります。まれに、血小板減少性紫斑病や脳炎などの重い合併症を併発することがあります。また、大人は子供より重症になる場合が多いといわれています。
 さらに、免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、出生児に先天性の難聴、心疾患、白内障、精神や身体の遅れなど、先天性風しん症候群と総称される障がいを引き起こす場合があります。

参考

風しんの予防接種を受けましょう!

【(お問い合わせ先】各区の保健センター または 健康福祉局健康推進課(電話504-2622)

 先天性風しん症候群の発生を抑えるためには、妊婦が風しんにかかることを防ぐ必要があります。風しんにかかる可能性のある人(風しんにかかったことがない人、もしくは風しんの予防接種を受けてない人)のうち、特に次の方は予防接種を受けることを強くお勧めします。

1.定期予防接種対象者(無料)

 子どもから母親に感染することが考えられますので、定期予防接種の対象年齢(1歳児及び小学校入学前1年間の幼児)になったら、なるべく早いうちに予防接種を受けましょう。

2.妊娠の希望あるいは妊娠の可能性のある女性

 ただし、妊娠している場合は予防接種を受けることができません。また、妊娠を希望される女性の場合、1か月間避妊した後に接種し、接種後2か月間は妊娠を避けるなどの注意が必要であることから、接種にあたっては、医療機関によくご相談ください。

3.妊婦(妊娠した可能性のある女性を含む)の夫、子ども、その他同居家族

 妊婦は風しんにかかる可能性があっても、予防接種を受けることができませんので、その家族が風しんにかかると、妊婦に感染する危険性が高まります。

 風しんの抗体価が低い人は、麻しん(はしか)の抗体価も比較的低い傾向が見られることから、風しんの予防接種を受ける場合は、麻しん対策の観点も考慮し、麻しん風しん混合ワクチンを接種することが推奨されています。

 過去に風しんにかかったことがない方、予防接種を受けていない方は、医師に相談して、予防接種を受けましょう。風しんの抗体がある人が予防接種を受けても問題ありません。現在は、2回の接種が定期接種として実施されており、より高い効果が得られています。

 先天性風しん症候群の発生を抑えるためには、社会全体で風しんの感染拡大を防止することが重要です。そのためには妊娠を希望する女性や定期予防接種対象者などだけでなく、風しんにかかる可能性のある人は、男女、年齢を問わず予防接種を受ける必要があると考えられます。

 風しんの予防接種は、1977年に予防接種法に加えられ、先天性風しん症候群の発生を防ぐため妊娠可能な女性に免疫を与える目的で、中学生女子を対象に集団接種が行われていました。
 また、1994年の予防接種法の改正に伴い、1995年4月からは風しんの流行そのものをおさえるために、接種対象が生後12か月~90か月未満(1歳~7歳6か月)の男女に変更されました。接種方法はこれまでの集団接種から個別接種へと変更されました。このため、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女は、経過措置(*)はとられたものの予防接種を受けていない人が多く、また、1979年4月1日以前生まれの男性は子供の頃に定期接種の機会がなかったため、これらの年齢層は風しんの免疫を持たない方が多いと考えられています。

*経過措置とは
 1994年の予防接種法改正によって、接種対象年齢が中学生の女子から生後12か月~90か月未満(1歳~7歳6か月)の男女に変更されたため、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの人は市町村が行う定期予防接種として、予防接種を受けることができなくなりました。
 このため、この年齢層の人に対して1995年4月~2003年9月までの間、定期予防接種として受けることができる期間が設けられました。このことを「経過措置」といいます。しかし、実際にはこの年齢層の接種率は低く、風しんの免疫を持たない女性が多いと考えられており、問題となっています。

参考

全国および広島市における風しんの報告状況

全国

最新の状況

広島市

今年の報告状況(全数把握疾患報告数(2000~2020年))

 報告はありません。

2019年の報告状況

 2019年は、13件の報告がありました。

広島市における風しんの年齢階層別・性別報告数(2019年)
年齢 10歳未満 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 合計
男性 0 0 2 1 4 3 0 10
女性 0 2 0 0 1 0 0 3
2018年の報告状況

 2018年は、16件の報告がありました。

広島市における風しんの年齢階層別・性別報告数(2018年)
年齢 10歳未満 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 合計
男性 1 0 1 1 4 2 0 9
女性 0 0 2 3 1 1 0 7
過去の報告状況

広島市における過去の風しんの流行状況グラフ

(注)このグラフの縦軸は、各週の定点当たり報告数の月平均値を示しています。なお、風しんは2008年1月1日から定点把握感染症から全数把握感染症に移行したため、上記のグラフは2007年までとなっています。2008年以降は全数把握疾患報告数からご確認ください。

 広島市では、1998年以前は毎年春から夏にかけて風しんの流行が起きていましたが、1999年以降は大きな流行はありません。これは、風しんの流行を抑える目的で、1995年から行われた小児を対象にした予防接種の効果が現れているものと考えられます。

 風しんは2008年から定点把握感染症から全数把握感染症に変更となりました。2008年以降は、全国で流行の見られた2013年(35件、そのうち27件は20歳代から40歳代)と2018年(16件)を除き、年間の報告数は10件以下となっています。また、先天性風しん症候群は、2003年(1件報告あり)を除き、報告されていません。報告数の詳細は、全数把握疾患報告数からご確認ください。なお、先天性風しん症候群については、2004年以降報告はありません。