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最近、インターネット用プリペイドカードがコンビニエンスストアなどで広く販売されています。このプリペイドカードは通販サイトで商品を購入する時や音楽などをダウンロードする時など、様々な場面で利用することができる決済手段として発展しています。
その一方で、このプリペイドカードを不正に取得しようとする詐欺的な事業者によるトラブルが発生していますので注意しましょう!
【よくある事例】
事業者にアダルトサイトのワンクリック請求や架空請求メール等により料金を請求され、その支払手段として
プリペイドカードの購入を指示され、要求されるままにカードに記載された番号等を伝えてしまった。
商品券やICカードと違って、インターネット用のサーバ型プリペイドカードはその価値が発行会社の管理するサーバに記録されています。そのため、カードに記載された番号等を事業者に伝えることは、購入した価値をすべて渡すことと同じです。
事業者は消費者から番号等を聞き出すとすぐに換金率の高いものを購入したり、プリペイドカードの買取業者に売却しているものと考えられます。
後になってだまされたことに気付いても、いったん事業者に利用された価値を取り戻すことは非常に困難です。
「プリカ詐欺」の手口を使う事業者は、金融機関の口座を持っていなかったり、審査が通らずクレジットカード会社やプリペイドカード会社の加盟店になれない等、詐欺業者である可能性が高いと考えられます。
このような事業者は、審査がいらずコンビニなどで簡単に入手できる利便性と、利用しても所在地や連絡先が特定されにくい匿名性の高さというネット用プリカの特徴を逆手にとって悪用しているのです。
「コンビニでプリペイドカードを購入して番号を教えて」といった支払い方法を指示してくる場合、その事業者は詐欺業者である可能性が高いので、絶対に騙されないようにしましょう!