児童養護施設の仕事を紹介します

 さまざまな理由で保護者と暮らすことができないこどもや、適切な養育を受けられないこどもを公的責任の下に保護・養育する児童養護施設。そこで働く児童指導員、保育士の仕事を紹介します。

こどもに寄り添う専門家

 児童指導員、保育士は、こどもに最も近い立場から生活指導や学習指導、職業指導、家庭環境の調整などを行い、こどもの心身の健やかな成長とその自立を支援しています。
 児童養護施設での仕事について、「似島学園」で児童指導員として働き始めて2年目の光宗瑛弥菜さん(23・右写真)に話を聞きました。

interview(インタビュー)

こどもと同じ目線で寄り添う、充実した日々です

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 宇品の市営桟橋から船で15分の学園で、勤務日は翌朝までこどもと過ごすことが多いです。
 担当しているのは、小学校1年生から高校1年生までの男子17人。さまざまな特性のある子もいます。時にはけんかもありますが、そんなときは個別に話をよく聞き、気持ちをいったん受け入れるようにしています。受け入れてもらったこどもには、相手の気持ちを考える余地が生まれます。先輩職員に相談しながら、経験を積み重ねる毎日です。
 こどもたちと同じ目線で過ごす日々を振り返ると、彼らに寄り添う時間がとても大切で充実していると感じます。似島の自然の中、今後も健やかな成長を支援していきたいです。

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一緒に遊ぶ時も同じ目線で


※児童指導員・保育士の資格要件などについて、詳しくは全国児童養護施設協議会ホームページで

ホームページ

 市内には、児童養護施設が4カ所あります。お問い合わせは各施設へ。

施設名/連絡先
広島修道院/
電話261-1356、ファクス263-3017
広島修道院きずなの家/
電話261-1356、ファクス263-3017
似島学園/
電話259-2456、ファクス259-2180
佐伯 八幡学園/
電話928-0602、ファクス927-2814

◆問い合わせ先:こども青少年支援部(電話504-2161、ファクス504-2727)

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