ひろしまLMOで地域をもっと元気に

 市は、持続可能な地域コミュニティの実現に向けて、広島型地域運営組織「ひろしまLMO(エルモ)」の設立・運営支援を進めています。区内で活躍する「ひろしまLMO」の皆さんを紹介します。

  • 問い合わせ先
    地域起こし推進課(電話504-2546、ファクス541-3835)

ひろしまLMOとは…

 おおむね小学校区ごとに、地区・学区社会福祉協議会や連合町内会・自治会などの地域団体や学校、企業などの多様な主体が連携し、地域課題の解決に向けさまざまな活動に取り組む団体です。

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ひろしまLMOについて詳しくはこちら

市ホームページ

みんなが主役!地域の未来を考える

 LMOの設立をきっかけに、吉島東学区では、昨年11月に住民交流会を実施しました。「この地域をこどもたちのふるさとにするために」をテーマに、多世代が集まり、ともに地域を作る仲間として、地域の魅力を次世代へつないでいくアイデアを出し合いました。2回目となる6月の交流会には約80人が参加(写真1、2)。1回目で出たアイデアをもとに、LMOで実施する企画を投票で選定するなど、地域のみんなで描くプロジェクトが動き出しました。

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 同じ地域に住んでいても、なかなか関わることのない人と顔なじみになることができました。今回の交流会のように、企画の段階から関わり、みんなで自分たちの住むまちの未来を考えることで、この地域をよくしたいという人がもっと増えていくと思います。

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交流会参加者・本田智恵美(ほんだちえみ)さん

子育て世代が活躍する地域へ

 LMOで多様な主体が集うことで、地域を盛り上げようとする若い世代も動きはじめました。
 本川地区では、地域の親子を対象に行事やイベントを行う新たな団体「本川ネクスト」が設立され、LMOの一員に加わりました。単独では運営が難しくなっているPTAや子ども会とも連携し、子育て世代が無理なく楽しく活動できる地域づくりを目指します。4月には、新1年生を歓迎するミニ運動会を開催し(写真3)、屋台も出店(写真4)。大勢でにぎわう一日になりました。

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 地域の団体が顔を合わせる機会が増え、連携が強まりました。若い世代の新しい人材確保にも繋がり嬉しく思います(本川LMO会長・國本武基(くにもとたけき)さん・中央左)。
 この地域で子育てをし、地域との繋がりが大切だと感じました。今度は自分が地域に恩返しをしたいです(本川ネクスト代表・原優子(はらゆうこ)さん・中央右)。

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本川LMOの皆さん

拠点を設置しスタッフが常駐

 LMOでは地域住民の皆さんが立ち寄りやすい場所に拠点を設け、スタッフが常駐し、事務作業や各種相談に応じています。
 幟町地区では、高齢者向けの体操や各種教室などが開かれ、多くの住民が集う集会所の一室にLMOの拠点を開設しています。
 幟町地区まちづくり委員会(LMO)事務局長の角田優(かくだゆう)さん(写真5左)は「地域では、町内会、老人クラブ、女性会など各団体がさまざまな活動をしていますが、一部の役員に事務が集中していることや、担い手不足が課題です。地域のコミュニティが維持・活性化できるよう、各団体の行事開催や事務作業の負担軽減、人材の掘り起こしにも力を入れています」と話します。
 この日、集会所では健康づくりのための高齢者向けダーツ教室を開催(写真6)。参加した人は「ここに来れば、角田さんに色んな相談もできてとても心強いです」とにこやかに話していました。

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ひろしまLMOの活動が広がっています

 区内ではすでに11の地域で「ひろしまLMO」の活動がスタートし、地域ごとで課題解決のための取り組みを展開しています。
 また、各地域のLMOで活動する人が集まり、お互いの活動状況や課題を共有し情報交換を行うなど、LMOの活動がよりよいものとなるような取り組みも行っています(写真7)。
 あなたも身近な地域のLMOの活動に参加してみませんか。

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 「ひろしまLMO」を設立した後も、運営に対する助成のほか、市からさまざまな支援を受けることができるので、安心して活動を続けることができます。

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中区社会福祉協議会 幟町地区まちづくり委員会(LMO)
会長・和田高明(わだたかあき)さん

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