特集/ちょっと意識するだけで ごみは資源になる!
市の家庭ごみの現状とごみ減量のために実践してほしい取り組みを紹介します。ちょっと意識して行動し、「ごみ」を「資源」に変えましょう。

市の美化・減量化マスコット「あらら」
◆問い合わせ先:環境政策課(電話504-2505、ファクス504-2229)
美しく環境に優しいまちへ
市は、一人一人が意識してごみの減量・リサイクルに取り組むことで、ごみの発生をゼロに近づけ、環境に優しく美しいまち「ゼロエミッションシティ広島」となることを目指しています。
「ごみ」にする前に行動を
市の家庭ごみの6割以上を占める可燃ごみ。その約2割が、手つかず食品や食べ残し、リサイクル可能な紙類です。少し意識して行動するだけで、ごみは資源に変えられます。環境に優しく美しいまちを目指し、あなたも取り組みませんか。
「広島市食品ロス削減推進表彰」(下記参照)受賞者の広島文教大学の学生の皆さんに、少しの行動でできる取り組みを紹介してもらいました。

▲フードドライブなどを通じて食品ロス削減に取り組んでいる大学生たち
■家庭から出る可燃ごみの内訳(年間)

紙類は分別して資源ごみに

手のひらサイズのお菓子の箱。
さて、何ごみ?

はい、答えは資源ごみ!
名刺大の、ひもでくくりにくい小さな紙は、封筒にまとめて入れて資源ごみで出そう
名刺の大きさ以上の紙類は資源です
紙類は、ひもでくくるか、封筒や紙袋に入れて資源ごみに出してください。封筒やはがきは、個人情報を油性ペンで塗りつぶすか、切り取って出しましょう。
ただし、スーパーのレシートなどの感熱紙や汚れた紙などは再生できません。「可燃ごみ」で出してください。
新聞紙 | 雑誌・書籍 |
---|---|
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封筒・はがき | 菓子箱 |
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年度替わりで不用になる
教科書やノートも!

年度末、不用になった教科書やノートを可燃ごみとして捨てていませんか。
資源ごみとして出せば、リサイクルされ、新たな製品に生まれ変わります
食品ロスになる前に無駄なく使い切り、余分なものは買わない
商品棚の手前から使う分だけ購入
買い物に行く前に家にあるものをチェックし、使う分だけの食品を購入しましょう。
すぐに食べるものを買うときには、商品棚の手前にある商品を積極的に購入する「てまえどり」を。無駄なく使い切り、残さずに食べ切りましょう。

パスタと卵があるから、牛乳とベーコンだけ買って今日はカルボナーラにしよう
フードドライブって?
まだ食べられる食品を寄付すること
フードドライブとは、家庭や企業で余っている食品を持ち寄り、地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動のことです。
フードバンクは、寄付された食品を必要としている団体や施設などに提供しています。市内のフードドライブの場所など、詳しくは市ホームページで。(フードドライブはページ下に記載の「ぬまたエコひろば」でも実施します)

私たち文教大学の学生も活動しています

食品ロス削減の優れた取り組みを表彰しています
市は、食品ロス削減を一層推進していくため、優れた取り組みを実施している個人や団体などを対象に、「広島市食品ロス削減推進表彰」を始めました。
第1回目となる今年度は、応募者の中から、「株式会社イズミ」「(社福)正仁会(しょうじんかい) フードバンク事業あいあいねっと」「広島文教大学」の3者を受賞者に決定しました。
表彰事業について詳しくは、市ホームページで。
小型家電はリサイクルへ
有用な金属が含まれています
スマートフォンやパソコンなどの小型家電は、回収されれば、含まれている貴金属やレアメタルなどが新たな資源として生まれ変わります。以下の回収方法をご利用ください。
〈小型家電回収ボックス〉
縦15センチ×横30センチ×奥行40センチの投入口に入るものを回収しています。
●全区役所
●LECT(西区)
●ゆめタウン広島・みゆき(南区)
●ゆめタウン安古市(安佐南区)
●ゆめテラス祇園(安佐南区)
●ゆめマート五日市(佐伯区)
〈イベント回収〉
各区のイベント会場で小型家電を大きさの制限なしで回収(下に記載の「ぬまたエコひろば」でも実施します)
〈宅配便回収〉
宅配業者が希望日時に自宅を訪れ回収(パソコンが含まれる場合は無料)
壊れたヘアドライヤーは
小型家電回収ボックスへ!

電池や電球は取り外し、電池は「有害ごみ」、電球は「不燃ごみ」で出してください。充電池は発火の危険があります。下記をご覧ください
ただし、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、事業所から出たものは対象外
※小型家電の回収対象物などについて詳しくは市ホームページで
市ホームページ
■発火の危険がある電池などにご注意を!
誤ったごみの出し方をすると、ごみ収集車などの火災(下写真)につながる危険性があります。
誤ったごみの出し方が原因で起きたごみ収集車の火災
スマートフォンの電池など
スマートフォンなどに使われているリチウムイオン電池などの小型充電池は、強い衝撃が加わったり変形したりすると、発熱、発煙、発火するなど、大変危険です。
可燃ごみには絶対に入れないでください。下記の方法で出しましょう。


リチウムイオン電池に衝撃が加わった際の発火の様子(上写真)と
リチウムイオン電池が使われている主な小型家電
正しいごみの出し方
●充電式小型家電(スマートフォン、デジタルカメラ、電気かみそり など)
充電池を取り外してから、大きさにより「不燃ごみ」(最長の辺の長さか最大径が30㌢未満)か「大型ごみ」として出すか、「小型家電リサイクル」(上記)へ
●外した充電池 両極をテープで覆って絶縁した上で、「有害ごみ」で出す
●スプレー缶・塗料缶 中身を空にして穴を開けずに「資源ごみ」で出す
●ライター 火災予防のため、他の不燃ごみと袋を分け、袋に「ライター」と書いて「不燃ごみ」で出す
◆問い合わせ先:ごみの分別については業務第一課(電話504-2220、ファクス504-2229)
もったいない…というときはこんな方法も

サイズが合わなくなった洋服、使わなくなったおもちゃ。おうちにいながら誰かに譲る方法ないかな?
そんなときは、
スマートフォンで不要品の画像などを簡単に投稿でき、譲り先を地元で見つけることができるサービスです


引っ越しで手放す家具や家電。スマホ一つで気軽に売れるところないかな?
そんなときは、
スマートフォンで一度に複数のリユースショップの買い取り価格を比較し、売却できるサービスです

市は、リユース事業者の㈱ジモティー、㈱マーケットエンタープライズと協定を締結し、リユースの促進に取り組んでいます。利用方法について詳しくは、市ホームページで。
市ホームページ
マイボトルがあれば無料で水を補給!


市は、マイボトルの普及を促進し、ペットボトルなどの使い捨てプラスチックを削減するため、ウォータースタンド株式会社と協定を締結し、マイボトル対応型給水機を設置しています。(下記の施設の他、順次拡大予定)
●精神保健福祉センター
●中央老人福祉センター
●青少年センター
●神田山荘
●心身障害者福祉センター
●草津老人いこいの家
●ヌマジ交通ミュージアム
●皆賀園
●湯来交流体験センター
※施設を利用する人のみ使用できます。同給水機について詳しくは市ホームページで
市ホームページ
3月23日日曜日
ぬまたエコひろば
環境クイズ 廃油せっけん作り
バーチャル工場見学 飲食ブース

環境クイズに挑戦する参加者(昨年)
こどもも楽しめる環境啓発イベントです。フードドライブ、小型家電回収も実施します。
【日時】3月23日日曜日午前10時~午後3時
【会場】安佐南工場(安佐南区伴北四丁目3990)
【フードドライブ】賞味期限が1カ月以上ある、未開封で常温保存ができる食品をお持ちください
【小型家電回収】家庭で使い終わった携帯電話やパソコン、電子レンジなどの電化製品を無料で回収します
◆問い合わせ先:環境局施設課(電話504-2211、ファクス504-2229)