ノロウイルス食中毒にご注意を
感染力が強く、少量でも、吐き気やおう吐、下痢などの症状を引き起こすノロウイルス。特徴を正しく理解し、食中毒を予防しましょう。
せっけんでの手洗いが最も有効
ノロウイルスによる食中毒は、8割が調理する人の手を介して発生しています。アルコール消毒が効きにくいため、せっけんによる手洗いが最も有効です。
ノロウイルスは
- とても小さく、手のしわや爪の間に入り込みます(感染力が強く、少しの量のウイルスでも感染)
- 感染すると、1、2日後に吐き気やおう吐、下痢などの症状が現れます
- 感染した人の便やおう吐物には、大量のノロウイルスが含まれています(便1㌘に約10億個も)
- 症状がなくなっても、2週間から1カ月程度は便に出続けます
- 家庭内での感染に注意(おむつ・トイレでの接触など)
洗い残しのない丁寧な手洗いを!

1.せっけんをつけてよく泡立て、手を組んで指の間をこする

2.手のひらをひっかくようにして爪の間も

3.手の甲に手のひらを重ねて手の甲と指の間を洗う

4.親指をにぎって回す

5.手首をにぎって回す
6.流水でよく洗い流す
2度洗いが効果的
1.~6.を繰り返し、2度洗いすると、ウイルス量は減少します。汚れが残りやすい所(下図)は、特に注意しましょう。

食中毒予防の四つのポイント
【1】持ち込まない
体調が悪いときは、調理しない
【2】つけない
せっけんで手を洗い、食品にウイルスをつけない
【3】加熱する
食材は中心部までしっかり火を通す 85度・90秒以上
【4】消毒する
塩素系漂白剤(下記参照)を使って消毒する
よく触れるところは消毒を

塩素系漂白剤で消毒液を作ろう

消毒液は、1リットルのペットボトルにキャップ1杯分の塩素系漂白剤(市販・原液濃度5%)を入れ、水で満たして作ります。使用時は、ペーパータオルなどに染み込ませて、調理器具やトイレで触れるところなどの消毒をしましょう。
※扱うときは、手袋を着用しましょう
※使用直前に作り、ラベルを貼るなど誤飲に注意を。作り置きはしないようにしましょう
◆問い合わせ先:食品保健課(電話241-7434、ファクス241-2567)