今日から始める地震火災対策
地震の後に発生する火災を防ぎ、あなたの家を守りましょう。
◆問い合わせ先:中消防署予防課(電話546-3511、ファクス542-7720)

(出典)阿部勝征氏(地震本部ウェブサイトより)

教えて!中消防署長 地震火災のQ&A

中道博和(なかみちひろかず)中消防署長
Q.地震火災はどうして怖いの?
A.市の中心部である中区は、建物が密集しているため、大地震発生時には、火災が同時に多くの場所で発生します。地震の影響で倒壊した建物などにより消火活動が困難になり、被害拡大が予測されるためです。
Q.地震が起きたらどうしたらいい?
A.地震火災の予防の観点からは、地震発生直後は1.電化製品のスイッチを切り電源プラグを抜きましょう。(避難する場合はブレーカーを落としましょう。)2.石油ストーブやファンヒーターから油が漏れていないか確認しましょう。
気をつけよう電気火災
電気機器や配線器具などが原因で起こる火災を電気火災と言います。
令和2年版消防白書によると、平成23年3月11日に発生した東日本大震災における本震の揺れによる火災では、原因が特定されたもののうち、過半数が電気火災でした。
火を使用しなくても、火災が起きる可能性があるので注意が必要です。
通電火災の起こる仕組み
通電火災とは停電から復旧して、再度通電する時に発生する電気火災のことです。地震による停電からの復旧時に多く発生すると考えられます。
例えば、転倒した電気ヒーターが可燃物に接触した状態で、通電し、着火することがあります。不在時に火災を起こさないため、ブレーカーを落として避難をしましょう。
地震火災を防ぐポイント
設備を備える
◆住まいの耐震性を確保
◆突っ張り棒や滑り防止マットを利用して家具を固定
◆感震ブレーカー※を設置
※揺れを感知して自動的にブレーカーを切る機器
◆ガス漏れ遮断器※を設置
※揺れを感知して自動的にガスを止める機器
◆住宅用火災警報器を設置
消火器を知る
消火器の使い方を確認
1.安全ピンを抜く
2.ホースを外して火元に向ける
3.レバーを強く握って噴射

消火器の使用期限を要確認!
使いやすい場所に置いておいてね
出火を防ぐ
ガスコンロやストーブの近くに燃えやすいものを置かない。物が落ちてこないようにする
電気機器のそばに花瓶や水槽を置かない