薬剤耐性について、知っていますか

 近年、抗菌薬の不適切な使用を背景として、薬剤耐性をもつ細菌(耐性菌)が世界中で増えています。薬剤耐性の危険性や拡大防止のために、私たち一人一人ができることを紹介します。

怖い「薬剤耐性」

 特定の種類の抗菌薬が効きにくくなったり、効かなくなったりすることを、「薬剤耐性」といいます。
 体内で耐性菌が増えてしまうと、感染症の治療が困難になり、重症化しやすくなることがあります。また、症状によっては死に至ることもあります。

処方された抗菌薬は飲み切ること!

 処方された抗菌薬の服用を途中でやめてしまったことはありませんか。
 医師などから指示された服用方法を自己判断で変更してしまうと、体に細菌が残ってしまい、そこから耐性菌が出現する可能性が高まります。

ほとんどの「風邪」に抗菌薬は効きません

 風邪などウイルスによる感染症に「抗菌薬」は効きません。必要のない抗菌薬を服用することで、知らず知らずのうちに体内にいるほかの細菌が耐性を獲得することもあります。

抗菌薬

画像
細菌が原因で引き起こされる病気には有効ですが、ウイルスには効果がありません

薬が効きにくくなる 誤った服用

画像
抗菌薬は、決められた回数・期間で服用してください
 ▼
画像
症状がよくなってきたし、薬の量を減らしてみよう
 ▼
画像
また症状が悪化してきた!
だけど、もらった薬が効かなくなってしまった
詳しくは市ホームページで

市ホームページ

抗菌薬の服用は指示を守って

画像
健康推進課
髙橋良平(たかはしりょうへい)技師

 「症状が軽くなったから服用をやめよう」「常備薬として残しておこう」など、医師などの指示とは異なる使い方は絶対にしないでください。

◆問い合わせ先:健康推進課(電話504-2882、ファクス504-2258)

index