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食を通じて「健やかな体」と「豊かな心」を育みます
健全な食生活を実践する市民を増やします
本市では、第1次計画以来、基本理念の実現に向けた本市独自の取組として、健全な食生活を進める上での基本的な考え方である、3つの「わ食(和食・輪食・環食)」を推進してきました。
第4次計画では、4つの基本方針を掲げ、引き続き3つの「わ食」を推進する中で、市民の心身の健康を支える食と、その食を支える環境を持続可能なものとする取組を連携して推進するとともに、コロナ禍で見えてきた新たな課題に対応するため、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を踏まえた「新たな日常」や、新しい広がりを創出するデジタル化に対応した取組を推進します。
こうした取組を、食育推進の担い手が相互に連携し、全市一体となった広島らしい食育推進運動として展開することで、持続可能な「まち」の実現を目指します。
○ 「人生100年時代」に向け、健康寿命の延伸を目指したラーフステージに応じた取組の推進
○ 誰もが自然に栄養面に配慮した食品や料理を選択でき、健康になれる食環境づくりの推進
○ 子どもやその保護者、若者に対する朝食摂取の重要性の啓発
○ よく噛んで味わって食べることの大切さやライフステージの応じた食べ方への支援
○ 子どもがいる世帯に対する家族団らんの重要性やワーク・ライフ・バランスの啓発
○ 地域コミュニティ等を通じた輪食の推進
○ 地域のイベントや学校給食等を活用した郷土料理や行事食の啓発
○ 子どもを始め高齢者に至るまでの幅広い世代に対する体験活動の機会の提供
○ 「ひろしま地産地消の日」の推進など地産地消の大切さの普及啓発
○ 学校給食などにおける地場産物の活用の促進
○ エコクッキングの啓発や食品ロス削減の取組の推進
○ SNSなどデジタル技術を活用した取組等の推進
○ 食育推進の担い手の共助・協働による3つの「わ食」の推進
○ 食育推進の担い手間の相互連携の促進
○ 県や広島広域都市圏内市町との食育に関する情報共有の促進
毎月19日(食育の日)の「わ食の日」を啓発するとともに、3つのわ食(和食・輪食・環食)の実践につながる様々な取組を実施する。また、様々な機会や場面を活用した3つの「わ食」に関する情報提供を行う。
食品関連事業者等と連携し、栄養成分表示や減塩メニューの提供を行う飲食店等を増やすなど、中食や外食において、栄養バランスや減塩に配慮した食品や料理が入手しやすい食環境づくりを推進する。
また、企業等に対し「健康経営」等に関する情報の提供など、職場における食環境づくりを推進する。
家庭、学校、幼稚園・保育園等、地域社会等が連携し、幼児期から学童期にわたる子どもの発達段階に応じた取組を継続的に行う。
20~30歳代を中心とする若者に対し、朝食の大切さを啓発するとともに、望ましい食習慣の形成や食に関する自己管理能力の育成を図るための具体的な取組を行う。
ひとくち30回以上噛むことを目標に、「よく噛んで味わって食べることの大切さ」を周知するとともに、ライフステージに応じた「食べ方」への支援を行う。
農林水産業の体験活動の機会の提供に努めるとともに、開催情報等を、年齢別等のニーズを踏まえながら、市民にわかりやすく情報提供する。
県や広島広域都市圏内の地場産物を活用した給食献立の実施促進に向けて、市場や関係機関と連携強化した取組を実施する。また、「ひろしま地産地消の日」をはじめとした各種イベントやSNS等の活用、生産者と消費者の交流など、地産地消の一層の推進に向けた取組を行う。
参加企業・団体等の更なる拡大と相互連携の強化を図りつつ、官民一体となった取組やイベント等を効果的に実施するとともに、市公式SNSなど各種デジタル媒体等を活用し、積極的な情報共有を行う。
また、県や広島広域都市圏内の市町と情報を共有し、啓発活動や地産地消に関する取組を推進する。