感染症情報／A型肝炎

A型肝炎に注意しましょう。（届出基準と届出様式）

A型肝炎とは

　A型肝炎ウイルス(HAV)による疾患で、一過性の急性肝炎をきたします。主な感染経路は、ウイルスに汚染された飲食物を介した経口感染です。

潜伏期間と症状

　潜伏期間は2～7週間で、発熱、全身倦怠感、食欲不振、嘔吐、黄疸などの症状を起こします。

　小児では不顕性感染や軽症ですむことがほとんどですが、成人では症状も肝障害の程度も重い傾向にあります。特異的治療法はなく、安静や対症療法が中心です。予後は一般に良く、1～2か月の経過後回復しますが、高齢者では重症化することがあります。治癒後には強い免疫が残されます。

流行時期

　患者は、秋に少なく、冬から春、初夏にかけて多くなる傾向があります。

予防方法

　手洗いを励行するとともに、食物の十分な加熱を心がけましょう。また、ワクチン接種も有効です。

関連情報

• A型肝炎とは＜外部リンク＞（国立感染症研究所）
• 感染症についての情報／A型肝炎＜外部リンク＞（厚生労働省検疫所　FORTH）
• A型肝炎＜外部リンク＞（内閣府　食品安全委員会　ファクトシート）
• A型肝炎ウイルス
• 正しい手の洗い方(感染症予防のために手を洗いましょう)