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ページ番号:0000000269更新日:2023年2月1日更新印刷ページ表示

感染症情報/梅毒

梅毒とは(届出基準と届出様式

 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、感染すると全身に様々な症状が出ます。
 早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。感染しても終生免疫は得られず、再感染する可能性があります。 

感染経路

 主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。

症状

 感染後3~6週間程度の潜伏期を経て、経時的にさまざまな臨床症状が出現します。その間症状が軽快する時期があり、治療開始が遅れることにつながります。

  臨床症状
早期顕症梅毒(1期) (感染後約3週間)
 初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快します。しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性もあります。感染した可能性がある場合には、この時期に梅毒の検査が勧められます。
早期顕症梅毒(2期) (感染後数か月)
 治療をせずに3か月以上経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら・足の裏・体全体にうっすらと赤い発疹(バラ疹)が出ることがあります。発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合がありますが、抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。
晩期顕症梅毒 (感染後数年)
 皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓・血管・脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡することもあります。
先天梅毒  妊娠している人が感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産・早産・新生児死亡・奇形が起こることがあります。

治療方法

 抗菌薬による治療を行います。

予防方法

 感染部位と粘膜や皮膚が直接接触しないように、コンドームを使用することが勧められますが、コンドームに覆われない部分の皮膚などでも感染が起こる可能性があります。皮膚や粘膜に異常があった場合には、早めに医療機関を受診しましょう。また、梅毒に感染していたとわかった場合、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)も検査を行い、必要に応じて治療を行うことが重要です。

保健センターの無料・匿名の梅毒検査

 広島市の保健センターでは、梅毒検査を無料・匿名で行っています。検査は予約制です。予め、検査を希望される保健センターに電話で予約してください。

 梅毒検査について(健康推進課)

参考

広島市における梅毒の発生状況

梅毒が増えています!

2022年の累計報告数は、1999年の感染症法施行以降の調査における最多の報告数でした。

2023年第4週(1月23日~1月29日)に、7件の報告がありました。
2023年の累計報告数は、18件(男性14件、女性4件)です。

梅毒の報告状況(広島市)

広島市における梅毒の発生状況(2017年~2021年)

性別報告数

過去5年間に報告された417件のうち65.2%が男性でした。

報告数の推移と患者の性別内訳

年齢階層別報告数

男性は20~40代、女性は20代が多くなっています。

年齢階層別報告数

年齢階層別報告数の推移

年齢階層別報告数の推移(性別内訳)

感染経路

感染経路

性的接触が95.0%を占めています。​過去5年間で母子感染の報告はありません。

感染経路まとめ

性的接触による感染の内訳

男性、女性とも異性間が8割以上を占めています。

性的接触による感染(性別内訳)

症状

男性では、早期顕症梅毒1期が最も多く、次いで早期顕症梅毒2期が多くなっています。女性では、早期顕症梅毒2期が最も多く、次いで無症候が多くなっています。

症状の内訳

※ 小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。