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インフルエンザ流行状況(2016/17シーズン)

ページ番号:0000000141 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

※週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表<外部リンク>」を参照してください。
 インフルエンザの1シーズンは9月から翌年の8月までです。2016/2017シーズンは、2016年第36週(9月5日-9月11日)~2017年第35週(8月28日-9月3日)です。

流行の推移

 市内の定点医療機関からのインフルエンザ患者報告数は、2016年第46週(11月14日~20日)に定点当たり1.14人と、流行開始の目安とされる定点当たり1.00人を超えました。

 その後増加し、2017年第2週(1月9日~15日)に定点当たり13.9人と注意報レベル(定点当たり10.0人)を超え、さらに第3週(1月16日~22日)に定点当たり30.3人と警報レベル(定点当たり30.0人)を超え、第4週(1月23日~29日)には定点当たり36.3人と流行のピークとなりました。
 
その後は減少し、第17週(4月24日~30日)には定点当たり0.86人と、定点当たり1.00人を下回り、5月以降は散発的な発生のみとなり、ほぼ終息状態となりました。

 2016/2017シーズンは、例年より流行開始の時期が早く、流行のピークとなった時期は例年とほぼ同じでした。

【グラフ】

【表】

年齢階層別報告数

 2016/2017シーズンの年齢階層別報告数の累計は、幼児から小学校低学年の年齢層が多くなっています。

 5歳間隔の年齢階層別構成比は、5~9歳(28%)、20歳以上(27%)、4歳以下(23%)の順に多く、10歳未満が51%を占めていました。

【グラフ】

インフルエンザウイルス検出情報

 広島市衛生研究所では、2016/2017シーズン(9月以降)に、感染症発生動向調査等の検査で延べ36人の患者からインフルエンザウイルスを検出しました。その型別内訳は、インフルエンザウイルスA(H1N1)2009型が2件、インフルエンザウイルスA香港型が30件、インフルエンザウイルスB型(ビクトリア系統)が2件、インフルエンザウイルスB型(山形系統)が2件で、インフルエンザウイルスA香港型が多く検出されました。

 基幹病院2か所による迅速診断キット検査結果によると、インフルエンザウイルスが4,280人から検出され、その型別内訳は、A型陽性が4,194人、B型陽性が86人で、約98%がA型陽性でした。

【補足】

 ウイルスの検査結果は、感染症発生動向調査における病原体定点においてランダムに採取された検体の他、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等の患者から採取された検体を検査した結果も含んでいます。

【グラフ】

【表】

インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等(集団かぜ)の状況

 広島市では、11月14日(第46週)に2016/2017シーズン初めてのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖等が報告されました。

 その後も新たな発生が続き、第3週(1月16日~22日)から第7週(2月13日~19日)の5週にわたり、1週当たり20件以上の報告が続き、ピークとなった第5週(1月30日~2月5日)は1週当たり44件の報告がありました。その後は減少し、4月に1件報告がありましたが、第17週(4月24日~30日)以降の報告はありませんでした。2016/17シーズンの累計は204件でした。

 昨シーズンの累計414件と比べ、今シーズンは大きく減少しました。

【表】