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インフルエンザ流行状況(2011/12シーズン)

ページ番号:0000000136 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

※週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表<外部リンク>」を参照してください。
 インフルエンザの1シーズンは9月から翌年の8月までです。2011/2012シーズンは、2011年第36週(9月5日-9月11日)~2012年第35週(8月27日-9月2日)です。

流行の推移

 2011年第40週(10月3日~9日)に2011/2012シーズン初めて患者が1人報告された後、第47週(11月21日~27日)まで1週当たり報告数10人以下で推移していましたが、第48週(11月28日~12月4日)に57人の報告があり、流行開始の目安とされている定点当たり1.00人を超えました。

 その後増加を続け、第52週以降に冬休みの影響で一時的に減少しましたが、2012年第3週(1月16日~22日)に急増し、定点当たり11.9人と注意報レベル(定点当たり10.0人)を超え、第5週(1月30日~2月5日)には定点当たり29.0人のピークとなりました。

 その後は大きく減少し、第10週(3月5日~11日)に注意報レベルを下回り、横ばいまたは減少傾向で推移し、第18週(4月30日~5月6日)には定点当たり1.00人以下となりました。5月下旬以降は散発的な発生のみになり、ほぼ終息状態となりました。

【グラフ】

【表】

年齢階層別報告数

 2011/2012シーズンの年齢階層別報告数の累計は、4歳から7歳を中心とした幼児から小学校低学年の年齢層が多くなっています。5歳間隔の年齢階層別構成比は、5~9歳の年齢階層が最も多く37%を占めており、次いで4歳以下が24%、10~14歳と20歳以上がそれぞれ18%を占めました。

【グラフ】

インフルエンザウイルス検出情報

 広島市衛生研究所では、2011/2012シーズン(9月以降)に、延べ63人の患者からインフルエンザウイルスを検出しました。その型別内訳は、インフルエンザウイルスA香港型が48件、インフルエンザウイルスB型が15件で、インフルエンザウイルスA香港型が主流でした。昨シーズンの主流であったインフルエンザウイルスA(H1N1)2009は検出されませんでした。

 基幹病院2か所による迅速診断キット検査結果によると、インフルエンザウイルスが3,569人から検出され、その型別内訳は、A型陽性が3,158人、B型陽性が411人で、A型陽性が88%でした。B型陽性は流行のピークを越えたシーズン後半の2月から4月を中心に検出されました。

【補足】

 ウイルスの検査結果は、感染症発生動向調査における病原体定点においてランダムに採取された検体を検査したものです。

【グラフ】

【表】

学級閉鎖等の「集団かぜ」の状況

 10月27日(第43週)、広島市で2011/2012シーズン初めての「集団かぜ」による学級閉鎖が1件報告されました。

 その後も新たな発生が続き、冬休みまでに23件、冬休み明けから春休みまでに延べ186件報告されました。

 特に、第3週(1月16日~22日)から第9週(2月27日~3月4日)まで、1週当たり10件を超える状態が7週続くなど多発し、ピークとなった第5週(1月30日~2月5日)は1週当たり45件に達しました。春休みに入ると集団かぜの報告はなくなりましたが、第16週(4月16日~22日)に2件報告があり、2011/2012シーズンの累計は211件となりました。

【表】