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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年4月1日号トップページトピックスいつでも笑顔に会える距離

三世代同居・近居支援事業
いつでも笑顔に会える距離

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 市は、子育てや介護などの支え合いを促進し、地域コミュニティの次世代の担い手を確保するため、小学生以下の子どもがいる世帯が、広島市内に住む親元の近くに住み替えるか同居を始める場合、引っ越し費用などの一部を助成しています。
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兄弟そろって親の近くに

 一人娘の智晶(ちあき)ちゃんがいる下條さんご夫婦が、夫の智紀(とものり)さんのご両親が暮らす町内に引っ越してきたのは約3年前。父親の寿行(としゆき)さんに勧められたのがきっかけだといいます。智紀さんは「その2年前に、兄家族が近居を開始しており、近居のよさを聞いていたのも大きかったですね」と当時を振り返ります。「近居後、保育園に通い始めた娘と、私と妻がそろってインフルエンザになったことがありました。近くに両親や兄弟がいて本当に助かりました」と智紀さん。月に1度は3家族で集まって食卓を囲むそうです。「息子夫婦が近くにいることで、安心できるし何より毎日が楽しい」と母親の貴子(たかこ)さんは、孫の智晶ちゃんを見つめてほほ笑みます。

町内会に入るきっかけに

 この事業による助成を受けるには、住み替え先で町内会(自治会)に加入することが条件となっており、町内会(自治会)の会長と、参加したい活動などについて話し合ってもらっています。
 「地元のために活動したいという思いは当然あります。子どもが大きくなったら、子ども会などでも地域のために何かしたいですね」と智紀さんも、地域への思いを語ります。
 市は、今後もこの事業を推進し、地域コミュニティの次世代の担い手を確保していきます。
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転居費用の一部を助成します

 子育て世帯(市外在住者含む)が、これから、市内に住んでいる親世帯の近く(同居を含む)に転居する場合の引っ越し費用などの一部を助成します。
◆対象者:小学生以下の子ども(出産予定を含む)と住んでおり、次の条件を全て満たす子世帯
新たに親世帯と同居か近居(同一小学校区または直線距離で1.2km以内)する ※既に同居または近居している場合は、助成の対象になりません
申請した年度内(令和3年3月末まで)に住み替える
住み替え先で、町内会(自治会)に加入し、活動や運営に参画する
住民登録している市区町村の税を滞納していないなど

◆助成額:子世帯が負担する引っ越し費用・不動産登記費用・仲介手数料・礼金の2分の1まで。上限10万円
◆申し込み方法:転居前(住民票異動前)に、持参か郵送で、申請書と必要書類をコミュニティ再生課(郵便番号730-8586住所不要)へ。先着120件 ※申請状況は市ホームページに掲載。申請前にご確認を
 転居後(住民票異動日以降)は、申請不可。パンフレット、申請書は同課、区地域起こし推進課、市ホームページで。

◆問い合わせ先:コミュニティ再生課(電話504-2125、ファクス504-2029)

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