パグウォッシュ会議が開催されます
核兵器廃絶と恒久平和を目指す科学者の国際的な対話の場、パグウォッシュ会議。その世界大会が被爆80周年の節目である今年、広島で20年ぶりに開催されます。
世界中の科学者が語り合う
冷戦期に、アメリカとソ連が核開発競争を繰り広げる中で、哲学者ラッセルと物理学者アインシュタインは核兵器と戦争の廃絶を訴え、1955年に世界的な科学者と連名で、「ラッセル・アインシュタイン宣言」を発表しました。
この宣言をきっかけに、核兵器廃絶をはじめとする科学と社会の諸問題に取り組むため、世界の科学者が集うパグウォッシュ会議が1957年に発足しました。第1回目の会議がカナダのパグウォッシュ村で行われたことから、この名前が付きました。
世界各地で開催
発足以来、世界各地で開催されており、1995年には、その功績が認められ、ノーベル平和賞を受賞しています。
節目の年に被爆地広島で
今年は、広島・長崎の被爆から80年。パグウォッシュ会議の原点である「ラッセル・アインシュタイン宣言」から70年、ノーベル平和賞受賞から30年という節目の年になります。
この節目の年に、被爆地広島で世界中の科学者や市民が一堂に会し、核兵器と戦争のない世界を目指し、対話を深めます。
一般公開
議論の場をのぞいてみよう! さまざまな議題のセッションが英語と日本語の同時通訳で行われます。
世界各国から集まった科学者の核兵器廃絶に向けた考えを、その場で聞いてみませんか。
開催期間
11月1日土曜日〜5日水曜日
- 場所
国際会議場 - 内容
人工知能と核兵器、核戦争の影響、核削減の緊急性など
詳しくは、同会議ホームページで
※申し込みは不要です
◆問い合わせ先:平和推進課(電話504-2898、ファクス504-2986)